呪術廻戦は、運命の悪戯から自分の中に呪いの王を宿してしまった少年、虎杖悠仁(いたどりゆうじ)が呪いを学ぶために呪術高等専門学校に通い、様々な呪霊(人間の負の感情から生まれた悪霊のようなもの)と戦いを繰り広げる物語です。
2020年10月から放送が開始されたアニメが好評を博しており、単行本の売れ行きも好調で、ジャンプ漫画としては、鬼滅の刃に続く大ヒット作品になるのではという声も上がっています。
そこで、これまでに用意した呪術廻戦の記事を一つにまとめてみました。
この記事一つで、呪術廻戦がどういう作品なのか理解できます!
各記事へのリンクも入っていますので、興味を持たれた方は、リンク先の詳しい内容も読んでくださいね!
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呪術廻戦のキャラクターの考察&解説まとめ
狗巻棘
狗巻が言葉を話せない理由は?おにぎりの具しか言わない理由
狗巻棘は呪術高専の二年生で、主人公、虎杖たちの一年先輩です。
日常会話の大半をおにぎりの具で済ませるというエキセントリックなキャラクターですが、これには理由があります。
物語の登場人物たちは、それぞれ個性的な呪術を身につけていますが、狗巻の使用する呪術は口にした言葉を相手に強制する『呪言』という能力です。
『眠れ』と言えば相手は眠り、『動くな』と伝えれば相手は身動きを封じられてしまう強力な呪言ですが、普通に会話をするだけで相手に効果を及ぼしてしまう可能性があるというデメリットも持っています。
そのため狗巻は、深い意味合いのない言葉である「おにぎりの具」だけでコミュニケーションするようになったのです。
狗巻棘に関しては、こちらで詳しく解説しています。
五条悟
五条悟はなぜ人気?モデルや似てるアニメキャラまとめ!
五条悟は呪術廻戦の中でも一・二を争う人気キャラクターです。
五条は主人公が呪術を学ぶ教育機関である呪術高専の教師であり、主人公の担任です。
作中の最強キャラクターであり、強者とされているキャラでも一蹴できるくらいの圧倒的実力を誇ります。
読者から人気を集めている理由ですが、男性読者からは強く恰好いいところが、女性読者からは、華やかなルックスやその裏に秘めた繊細さがウケてい るものと思われます。
軽薄で傲慢な性格に見える五条ですが、高専の学生だった頃に、親友で優秀な呪術師だった夏油が大量殺戮に走ったことを悔いており、どれだけ優秀な 人間で一人でもすべてを背負おうことはできないと痛感しています。呪術高専の教師を務めているのは、世の中を変える人材を育成するためです。
五条のモデルになった人物やフィクションのキャラクターがいるのかは不明ですが、作者の芥見下々氏は呪術廻戦と同じ少年ジャンプで以前に連載されていたBLEACHの大ファンであることから、同作品のキャラクターに強い影響を受けているのではないかとも思われます。
他にデザインや境遇、設定が似ているキャラクターとしては、『NARUTO』のはたけカカシ、『めだかボックス』の長者原融道、『FATE STAYNIGHT』のライダー等がいます。
五条悟の人気の理由と、影響を与えたキャラクターについては、こちらで詳しく説明しています。
五条悟の封印解除や復活はいつ?今後死亡の可能性を考察!
五条悟は呪術廻戦の登場人物の中で、屈指の強さを誇るキャラクターです。
呪術師の名門に生まれただけでなく、強力な呪術師になれる要素である『六眼』と『無下限呪術』を合わせ持って生まれ、物語の中でも最強の呪術師の称号をほしいままにしています。
呪術師の階級で特級に位置付けられている悟は、強力な呪霊たちを複数相手取っても難なく対処することができます。
正攻法では五条に勝てないと悟った呪霊サイドは、獄門彊という呪物を使って五条を封印することに成功しました。このときも呪霊たちは大苦戦しながら作戦を実行しています。
五条が封印されたことは、呪術師サイドにとって相当な痛手となりました。五条の圧倒的戦闘力があってはじめて、呪術サイドと呪霊サイドのパワーバランスは成り立っていたため、呪術師サイドは劣勢に立たされたのです。
そのため主人公の虎杖をはじめとする呪術師たちは、五条が封印されている獄門彊を取り戻し彼を復活させることに全戦力を集中します。
しかしながら、原作最新話でも五条は復活できていません。
教師として虎杖たちを指導していた五条は、自分に近い位置まで虎杖たちが強くなってくれることを望んでいました。作劇上、虎杖たちがある程度成長できなければ、五条を復活させる機運は訪れないかもしれません。
バトルマンガにおいて五条のような師匠ポジションは死亡フラグが立っている存在であるとも思われますが、呪術廻戦は王道の展開を採らないこともある作風なので、五条が最終回まで生き残っている展開もあり得ます。
五条悟が封印された経緯と復活の可能性については、こちらの記事で解説しています。
五条悟の目隠しアイマスクの理由はなぜ?素顔はいつ登場するのか
五条悟は物語の大半のシーンで目を覆っています。
本編の時系列ではアイマスク、過去編ではサングラスを使用していることが多いようです。
悟は呪術師の名門である五条家の中でもとくに才能に恵まれた超エリートであり、無下限呪術と六眼という特性を生まれつき持っています。
五条が目を隠すのは、目にするだけで術式を解析することができる六眼が関係しているのではないかと思われます。常に六眼を裸眼状態にしていると消耗するため・呪霊と目が合うことを避けるため・周囲の人々を萎縮させないためなど、様々な理由が考えられます。
この六眼のせいで悟の瞳が青くなっているのか、そもそも五条家の人々は全員青い瞳なのかは、悟以外の五条家が登場していないため不明です。
ちなみにアニメの悟は原作以上にイケメンに描かれておると評判で、多くの女性ファンを騒がせているようです。
五条のアイマスクについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
五条悟の能力や術式をわかりやすく解説!領域展開の指の意味とは?
最強の呪術師である五条悟の能力は、無限を操ることのできる強力な呪術である無下限呪術と、特別な瞳である六眼によって成り立っています。
五条は世界中のいたるところに無限の力を利用して、敵の攻撃が自分に届かないようにしたり、無限の力を解き放つことで地形を変えてしまうくらいの破壊力を持つ攻撃を放ったりすることも可能です。
五条は、自分の周囲を自分の呪術が支配する空間に作り替えるという呪術の奥義・領域展開も会得しています。
五条の領域展開・無量空処は領域内の敵に無限の情報を知覚させるというもので、敵はパソコンがフリーズするようにあらゆる物事に対処できなくなって しまい、死に至ります。
なお領域展開を発動させる際、五条がとっている指の形は帝釈天印と呼ばれるものです。
帝釈天はインド神話ではインドラと呼ばれる神様で、逸話には、五条と共通する部分があるようにも思われます。
幼い頃から秀でた才能を持っていた五条ですが、過去には任務で警護対象だった少女を殺されてしまい、自分も死にかけるなど、死線も潜っています。
死地から舞い戻った五条は術式を改良して新しい力を身につけました。苦い経験をかいくぐりながら、五条は最強になったのです。
五条悟の能力と領域展開のポーズについては、こちらの記事で解説しています。
五条悟の幼少期や両親は?学生時代の親友は夏油傑だった?
五条悟は六眼と無下限呪術という呪術の才能を持って生まれたため、誕生後間もない頃から呪術を悪用する呪詛師たちに警戒されるほどの神童でした。
その影響力はすさまじく、彼の誕生とバランスをとるかのように、凶悪な呪霊の出現率が上がったくらいです。
呪詛師から危険視され、子供の頃から命を狙われていた五条ですが、その圧倒的才能の前に、誰も暗殺を成功させることはできませんでした。
呪術高専に通っていた段階で、すでに呪術師として最高のランクである特級に認定されていた悟は、親友の夏油傑と共に様々な任務をこなします。五条は自分たち二人を最強のコンビだと思っていました。
しかし呪術師が呪術を使えない人間を守るため犠牲になっている事実に疑問を抱き始めた夏油は、苦悩の末に一般人を大量に殺戮して五条の前から姿を消します。
その後の夏油は、呪術を持たない人間を世の中から排除することを目指す最悪の呪詛師に成り果ててしまうのです。
優秀な呪術師だった夏油が、悩みを自分一人で抱え込んだ末に悪行へ走ってしまった様を目にした悟は、最強の呪術師と賞賛されるようになった自分でもたった一人で世の中を変えることはできないと痛感するのでした。そして呪術高専の教師として、優秀な呪術師の育成に心を砕くようになるのです。
五条悟の幼少期と夏油との関係については、こちらの記事で解説しています。
伏黒恵
伏黒恵がヒロインと言われる理由はなぜ?
伏黒恵(ふしぐろ めぐみ)は、呪術高専に通う呪術師です。
呪術の名門である禪院家の流れを組む恵は同家に伝わる十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)を受け継いでいました。これは指の形で作った影から、様々な式神を呼び出し、戦わせるという呪術です。
恵が中学生の頃、義理の姉だった津美紀が何者かの呪いを受けて昏睡状態になってしまいます。
善悪の報いは自動的にもたらされるものではなく、誰かがそのバランスをとらなければならないと悟った恵は、自分の呪術で自分が関わった正しいと思った存在を不平等に助けることを決意するのでした。
その信念の元に、恵は主人公・虎杖を助け、そのことがきっかけで虎杖は呪術高専に通うことになるのです。
伏黒は、男性であるにも関わらず、「ヒロインらしい」ポジションにいると言われています。
虎杖の善性を信じ、彼を助けるために奮闘するところや、登場人物の中で比較的純粋な心を持っているところ、主人公の中に眠っている呪いの王・宿儺に一方的に執着されている点などがその理由です。
伏黒はその他にも物語の中で様々な立ち位置を与えられているキャラクターです。
異常な思想を持つ登場人物と比較するための常識人的なポジションや、正統派呪術師としての解説役担当、最終的に主人公・虎杖を討つ役割などが与えられているのではないかと思われます。
伏黒のプロフィールやヒロイン的な立ち位置については、こちらの記事で詳しく解説しています。
【伏黒恵の子供時代と父母・姉について】禪院家と宿儺の関係とは
伏黒恵は物語の準主人公的存在です。
名門・禪院家に受け継がれてきた呪術を身につけている天才であり、呪いの王と呼ばれる両面宿儺にも存在を重視されています。
彼の父親である甚爾(とうじ)は禪院家の生まれでありながら呪術の才能に恵まれなかったため、実家を離れて暗殺稼業やギャンブルに手を染めていました。甚爾の死後、最強の呪術師・五条悟は恵の才能に可能性を見いだし、庇護下に置いています。
甚爾より先に母親も亡くなっていたこともあり、中学生時代の恵はケンカにあけくれるなど荒れた毎日を送っていました。
そんな恵ですが、義理の姉である津美紀が昏睡状態に陥ったことをきっかけに、善人を救うために自分の呪術を使いたいと願うようになります。
恵から善人と評価されていた津美紀でしたが、何者かの呪いを受けて意識を無くしてしまったのです。善人であっても無条件に報われたり、悪人でも無条件に罰を受けたりすることはないと痛感した恵は、救われるべきだと思った善人を助けるために、己の呪術を振るおうと決意したのです。
恵の呪術は指でつくった影絵から十種類の式神を呼び出し戦わせる十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)です。主人公・虎杖悠仁の中に宿る呪いの王・ 両面宿儺は伏黒の呪術の才能を高く評価していますが、伏黒の才能を開花させることで何を狙っているのかは不明です。
伏黒の子供時代などについては、こちらの記事で解説しています。
【伏黒恵の術式と領域展開】式神の出し方と一覧を解説
伏黒恵は呪術師の名門・禪院家の血筋であることから、同家に伝わる呪術を身に着けています。
十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)は手指で作り出した影絵から式神を召喚する術式です。現在、伏黒が作中で使用した式神は七種類。式神同士を融合させたり、強化させたものも含めると、九種類の式神が登場しています。
多彩な能力を持つ式神を使役できる十種影法術は有用な呪術ですが、基本的に式神を従わせるためには戦って調伏する必要があるため、強力な式神を従わせる際には命をかけなければいけません。
伏黒は会得できる呪術師はごく僅かとされる呪術の奥義・領域展開も身につけています。
領域展開は呪術師が体の中に持っている生得領域を実体化した上で自分の呪術で満たし、その空間の中に敵を招き入れるという能力で、相手も領域展開を会得していない限り、発動すればほぼ勝利が確定する強力な呪術です。
伏黒の使用する領域展開、『嵌合暗翳庭』は洞窟のような空間に無数の影がうごめく空間で、伏黒の十種影法術を強化するような効果を持っています。影の中に自分や式神を潜ませて自由に出し入れしたり、影で自分の偽物を作り出すことが可能です。伏黒が言うにはこの領域展開は不完全なものらしいので、さらなる進化を遂げる可能性もありそうです。
伏黒が操る式神や、領域展開の詳細については、こちらの記事で説明しています。
伏黒甚爾
伏黒父、クズだけど好き pic.twitter.com/mIkTatFe6M
— 豆腐 (@kyogokutohu) October 17, 2019
伏黒甚爾の能力や天与呪縛とは?呪霊が見える理由はなぜ?
伏黒甚爾(ふしぐろ とうじ)はメインキャラクターの一人である伏黒恵の父親です。
物語の中の出番はそれほど多くなかったものの、多くの読者に強烈な印象を残したキャラクターです。
呪術師の名門である禪院(ぜんいん)家に生まれましたが、呪術の才能に恵まれなかったため、実家を離れて暗殺稼業に手を染めていました。
ある人物の暗殺を請け負った際、警護役だった最強の呪術師・五条悟に敗れ、死亡しています。
呪術を全く使用できない甚爾ですが、天与呪縛(てんよじゅばく)という特性に恵まれていました。
天与呪縛は、生まれつきある種のハンデを背負う替わりに別の能力を授かるというもので、呪力を持たずに生まれてきた甚爾の場合、引き替えにすさまじい身体能力を持っていました。
呪力なしで呪霊を視認できるほどの視力・呪いに対する耐久力・呪力がないため呪術師の探知能力に引っかからないなどという利点を活かして、甚爾は『術師殺し』と異名をとるほど、暗殺者として名を馳せたのです。
なお、同じように呪力を持たない種類の天与呪縛を持つ人物として禪院真希がいますが、彼女は特別なメガネをかけないと呪霊を見ることができません。
甚爾は世界で唯一、呪力を全く持っていない人間であるため、呪縛の効果が真希を上回っているようです。
伏黒甚爾の能力と天与呪縛については、こちらの記事で詳しく説明しています。
伏黒甚爾の復活はなぜ?
伏黒甚爾は五条悟の回想編に登場したキャラクターであり、すでに死亡していましたが、
現在になって思いもよらない形で復活を遂げ、読者を驚かせました。
呪術師の名門、禪院家に生まれた甚爾は、呪術の才能に恵まれていなかったため実家を飛び出し、伏黒姓の女性との間に息子の恵をもうけます。しかし妻が亡くなった後は、自堕落な生活を送りながら暗殺業に手を染めていました。
2006年、ある女性の暗殺任務を引き受けた甚爾は、護衛に就いていた最強の呪術師・五条悟と戦うことになります。戦略を練り、一度は五条を死の淵まで追いやった甚爾でしたが、呪術師への対抗心から引き際を見誤り、敗北して命を落としたのでした。その後、息子の恵は五条の庇護を受けて育つことになります。
12年後、成長した恵が対立する呪詛師たちと戦っていた際、降霊術を身につけていた敵が亡き甚爾を蘇らせ、戦線に投入します。
降霊術師の支配を解き、暴走状態に陥った甚爾でしたが、戦っている相手が息子だと気付き、恵が禪院姓ではなく伏黒姓を名乗っていることを祝福した後、自害しました。
甚爾が復活した経緯や、自害に至った心境の変化などについては、こちらの記事で詳しく説明しています。
七海建人
【PASH+】TVアニメ『呪術廻戦』七海役・津田健次郎、真人とのバトルを振り返る「“自閉円頓裹”からパン屋さんとの回想は印象的です」【インタビュー】https://t.co/h2elQ5J6fx#呪術廻戦 #七海建人 #ナナミン #津田健次郎 pic.twitter.com/G1cgVFeFso
— PASH!編集部 (@magazine_pash) February 5, 2021
七海建人は生きてる?死んでない・生き返る可能性を考察!
七海建人は27歳の1級呪術師です。
使用する呪術は十劃呪法という、対象を7:3で切り分けるポイントに攻撃を加えるとクリティカルヒットを発生させるというもので、それ以外にも設定した時間を超えると能力がアップする呪術を使用したり、高い身体能力を持ち合わせていたりするなど、非常に総合力の高い呪術師です。
また攻撃する際、呪力と打撃の誤差を縮めることで発生する『黒閃』という現象の連続発生記録保持者でもあります。
呪術師を育成する呪術高専の出身ですが、一度、呪術界を離れ、証券会社に務めています。しかし適正のある仕事の方がふさわしいと考え、呪術師に復帰しました。登場人物の中でも、とくに「大人」要素を強く感じさせる、しっかりしたものの考え方の持ち主です。
七海は渋谷事変編で呪霊・真人の無為転変という呪術をくらい、死亡しました。替え玉や生き延びた可能性が考えられないような死に様だったため、退場してしまったことは確実と思われます。
ただし作中には降霊術を使用できる呪術師がいることがわかっているため、一時的に七海が再登場する可能性もゼロではありません。
七海のプロフィールと復活する可能性については、こちらの記事で詳しく解説しています。
冥冥
冥冥の術式や強さは?
冥冥(めいめい)は呪術高専と関わりの深い、フリーランスの女性呪術師です。年齢はおそらく、三十歳前後。
呪霊を祓う仕事をしているため、一応は主人公サイドに所属するキャラクターですが、非常に計算高く、割り切った性格の持ち主でもあります。
いわゆる守銭奴で、大金を積まれれば、大抵の仕事は引き受けます。
その一方で公平な視点の持ち主でもあり、主人公の虎杖を高く評価しています。
使用する呪術は、カラスを操ったり、カラスと視界を共有したりすることが可能な黒鳥操術(こくちょうそうじゅつ)。
任務時の冥冥は、弟の憂憂(ういうい)を引き連れていることが多いようです。十代前半と思われる憂憂は、姉を盲信しており、姉が戦闘する際はサポート役を務めています。
作中でも屈指の実力者である冥冥ですが、物語の黒幕ポジションである夏油傑(げとうすぐる)と対峙してしまったため、読者から安否を心配されています。
冥冥に関しては、こちらで詳しく解説しています。
釘崎野薔薇
釘崎野薔薇の術式や能力は黒閃?
釘崎野薔薇は主人公・虎杖の同級生で、物語のヒロインポジションです。
ヒロインらしからぬ過激な言動のせいで、読者からは「野薔薇様」「野薔薇兄貴」等と呼ばれ親しまれています。性格は喧嘩っ早いところがあり、侮辱を受けると全力で煽り返すなど、非常に強気です。
使用する呪術は、芻霊呪法(すうれいじゅほう)。藁人形や釘を使う呪術で、釘を打ち付けた物体を破壊したり、敵の身体の一部をくっつけた藁人形などに釘を撃ち、離れた位置からでもダメージを与えたりすることが可能です。
野薔薇はこの芻霊呪法の『黒閃』を成功させています。『黒閃』は滅多に発動しない呪術のクリティカルヒットのようなものです。
釘崎野薔薇に関しては、こちらで詳しく解説しています。
夏油傑
夏油の裏切りや過去とは?脳みその中身の正体を考察
夏油傑は物語で黒幕ポジションを務めている呪詛師(人間を害する呪術師)です。現在、呪術高専で虎杖たちを教えている五条悟の親友でしたが、非術師(呪術を使えない普通の人間)を憎むようになり、大量殺人を犯して行方をくらましました。
学生時代、呪術師は呪術を使えない人間を助けるべきだというポリシーを抱いていた夏油でしたが、呪術の才能を持つ者が持たない者を守るために犠牲になって行く現状に疑問を持つようになりました。
最終的に五条と決別して呪術高専を去った夏油は百人以上の人間を殺し、特級呪詛師として悪名をとどろかせたのでした。
その後夏油は、後で説明する乙骨憂太を殺害しようとして返り討ちに遭い、旧友の五条に殺されています。にもかかわらず再登場を遂げたため、五条を驚愕させました。
実は「夏油傑」は間違いなく死亡しており、その遺体を別人の脳が乗っ取って動かしていることが判明しています。乗っ取っている人物の正体については、読者の中でいくつか有力説が挙がっています。
夏油傑に関しては、こちらで詳しく解説しています。
東堂葵
東堂の術式や能力を解説!
東堂葵(とうどうあおい)は呪術高専の京都校に所属する三年生です。
虎杖たちが通っている東京校との間で交流会という名の試合が行われた際には虎杖と拳を交え、後にタッグを組んで呪霊と戦っています。
東堂は有能な一級呪術師ですが、初対面の人間に性癖を聞いてその人格を判断するなど、独善的な性格であるため、周囲からはあまり好かれていません。
戦闘中、大好きなアイドル「高田ちゃん」が頭の中に現れてアドバイスをしてくれるなど、かなり風変わりなメンタルの持ち主です。
虎杖とは性癖がマッチしていたことから、勝手に彼を親友(ブラザー)認定して気に入っています。
鍛え抜かれた肉体を持っていることから戦闘は肉弾戦を主体にしたスタイルですが、拍手をすると呪力を持った物体や人間の位置を入れ替えることのできる不義遊戯(ブギウギ)という術式を活用して敵を翻弄するなど、頭脳戦にも長けています。
東堂葵に関しては、こちらで詳しく解説しています。
乙骨憂太
乙骨憂太の現在やいつ登場する?
乙骨憂太(おっこつゆうた)は物語の前日譚である0巻の主人公です。
0巻では一年生、本編では二年生に進級しており、虎杖たちの一学年先輩にあたります。
小学生の頃、乙骨は親しかった祈本里香という少女を事故で失いました。
その後、里香は強力な特級過呪怨霊に姿を変え、乙骨に近付く人間に危害を与えるようになったため、彼は呪術高専に転入することになりました。
呪いについて学びながら、次第に里香の力をコントロールできるようになってきた乙骨でしたが、強力な怨霊である里香を手に入れようとする夏油傑に襲撃されます。
夏油を倒した乙骨は、里香の呪いを解き、彼女を成仏させることに成功します。その際、里香の持っていた力は元々、乙骨が与えたものだったことが判明するのでした。
本編の乙骨は何かの理由で海外に赴いているため本格的には登場していません。物語全般を通しても屈指の実力者であるため、戦いが激化した時点でキーマンになるキャラクターだと思われます。
乙骨憂太に関しては、こちらで詳しく解説しています。
虎杖悠仁
虎杖の正体や両親は誰?
虎杖悠仁は物語の主人公です。人懐っこい少年で、他人を思いやることのできる優しい性格の持ち主ですが、生い立ちを含めたプロフィールの大半が、百数十話を超えた現時点でも明らかにされていないという謎めいたキャラクターでもあります。
超人的なフィジカルに加えて、虎杖は身体の中に取り込んだ呪いの王、両面宿儺の力を利用して戦います。
呪力と物理的ダメージを時間差で与える逕庭拳(けいていけん)が得意技です。
虎杖にはおそらく本人も把握していない謎があります。
それが記憶を操作する能力です。これは彼に宿っている宿儺とも関係がない力のようで、これまでに二回、初対面の敵の精神を操作して、以前からの知り合いだったかのように記憶を改竄しているように見える場面がありました。
この謎の現象のせいで、両親の詳細も描かれておらず、祖父と二人暮らしをしていた虎杖が、本当に「虎杖悠仁」なのか?という疑問が読者から上がっています。虎杖本人は、全くこの記憶操作に気付いていないらしいところがさらに不気味です。
虎杖悠仁に関しては、こちらで詳しく解説しています。
両面宿儺
両面宿儺は実在した人間が元ネタ?目的や指の意味は?
両面宿儺(りょうめんすくな)は主人公、虎杖の体内に宿っている呪いの王です。物語では主に「宿儺」と呼ばれています。
宿儺は『日本書紀』にも記述が残っている実在の人物です。四世紀頃、飛騨の国(現在の岐阜県辺り)で活動していたと記録されています。
二つの顔と四つの腕を持っていたとされており、朝廷に反抗して討伐されたともありますが、逆に天皇の命令を受けて怪物を退治したという伝説も残っています。
呪術廻戦の両面宿儺は、どんな呪術師も倒すことができなかった呪いの王として怖れられており、その二十本の指が各地に保存されていました。
指は、年月を経て呪いを呼び寄せるようになり、その力をコントロールしようとした虎杖が指を飲み込み、奇跡的に指との適応を果したことから、宿儺は悠仁の体内に宿ることになりました。
虎杖が各地に散らばっている宿儺の指を取り込むことで宿儺は本来の力を取り戻すとされていますが、それでも完全に虎杖の身体を乗っ取ることはできないらしく、宿儺が何を目指しているのかは不明です。
ただ、宿儺は虎杖の同級生であり優秀な呪術師である伏黒恵(ふしぐろめぐみ)に興味を示しており、伏黒の呪術が宿儺の目的に関係している可能性があります。
宿儺に関しては、こちらで詳しく解説しています。
両面宿儺の術式や強さは?領域展開や今後についても考察!
宿儺は状況の変化に応じて時々虎杖の身体を乗っ取ることがあり、その際は呪いの王に相応しい驚異的な戦闘能力を発揮しています。
宿儺の使用する呪術の全貌はまだ明らかにされてはいません。
しかし物体を分割したり、炎で焼いたりする描写と、ジャンプ連載時の煽り文句に「厨房」という言葉が使われていたことから、料理に関係する呪術なのではないかと推測している読者もいます。
宿儺は呪術の最高峰である領域展開という奥義を使用することもできます。
これは自分の周辺を自分の術式が支配する世界に変えるというものです。宿儺の領域展開、『伏魔御厨子』の場合、領域内にある全てを切り刻みます。
最終的に、虎杖と彼の身に宿っている宿儺がどのような結末を迎えるのかは不明です。宿儺が虎杖の味方になったり虎杖に歩み寄ったりする展開は考えにくいため、最後は虎杖と戦うことになるのかもしれません。
宿儺の強さに関しては、こちらで詳しく解説しています。
真人
真人の領域展開や能力まとめ!目的や今後死亡フラグはある?
真人(まひと)は虎杖の宿敵であり、本編で大量殺戮を重ねている呪霊の一人です。
呪霊は人間の負の感情から生まれる存在で、怪物のような外見をしているものが大半ですが、真人は普通の人間と変わらない格好をしています。
これは、彼が「人間への恐れ」から生まれた呪霊だからです。
呪霊の中でも頂点に位置する強者、特級呪霊の一体であり、世の中を呪霊が中心となる世界に変えようとしている特級呪霊グループのリーダーを務めています。
真人は人間を改造して手駒にしたり、実験材料にしたりを繰り返しているため多くの人間を殺しています。その中には虎杖が知り合った人間も含まれていたため、虎杖を激怒させました。
現時点で敵勢力のボスを務めている真人ですが、彼がこのまま物語のラスボスポジションになるかは分りません。人間への恐怖から生まれた呪霊であることから、彼よりも悪辣な人間の餌食にされて終わるのではないか、と予想する読者もいます。
真人に関しては、こちらで詳しく解説しています。
死亡キャラ一覧まとめ!死亡フラグも予想・考察
呪術廻戦は登場人物のショッキングな死が随所に散りばめられている物語です。
生死不明のキャラクターや復活する可能性のあるキャラクターを除外しても、原作137話の時点で25名が退場しています。
今後の死亡キャラクターに関する推測ですが、主人公と敵対していた特級呪霊が全滅してしまったため、今後は人間対人間の戦いが加速することになり、人間の退場者が増える結果になりそうです。
また、物語の裏で暗躍していた偽夏油が、多くの人間に植え付けていた呪術師の素質を開花させ、互いに戦わせることを望んでいたことが判明したため、今後は、それまで本筋とは無関係と見なされていた、主人公たちの知人が参戦してくる可能性も高いと思われます。
加えて作者の芥見下々(あくたみ げげ)先生は、アニメでスポットライトを浴びた直後に原作でキャラクターを死なせる展開を描くことが多いようです。
伏黒恵の義姉である津美紀は、上で挙げた二つの死亡フラグを合わせ持っているため、とくに安否が気がかりです。
呪術廻戦の死亡者リストと死亡フラグについては、こちらの記事で詳しく説明しています。
呪術廻戦の設定に関する考察&解説まとめ
呪術廻戦はわかりにくいし難しい?どんな話かわかりやすく解説!
熱烈なファンも多い呪術廻戦ですが、どういう話なのか分りにくいという意見もあります。
- 味方サイド・敵サイドが入り乱れてややこしい
- 主人公のポジションがわからない
- バトルシーンで何をしているかがわからない
- 専門用語が難しい
といった意見がネット等でちらほら上がっているようです。
①の味方サイド・敵サイドの区別ですが、
- 怪物のような姿をした存在=呪霊は全員、敵
- 呪霊が味方している勢力も敵
と憶えてもらえば分りやすいとおもいます。
②の主人公、虎杖のポジションですが、「身体の中に悪い奴=宿儺を飼っている」ことだけ把握しておきましょう。
宿儺は悪者ですが、基本的に主人公サイドにも敵サイドにも味方せず、欲望のままに振舞っています。
③のバトルシーンですが、特殊な術や難解な専門用語はきちんと解説が入るので気にすることはありません。
基本的には、超人的な力を持った人間と、怪物の「殴り合い」中心で進行して行く物語です。
④の難解な専門用語については、こちらの記事の中で詳しく説明しています。
呪術廻戦の呪霊一覧まとめ!特級呪霊のボスや強さをランキングで紹介
主人公達の敵役である呪霊は、人間の負の感情から生まれた怪物です。
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— 呪術廻戦【公式】 (@jujutsu_PR) December 4, 2020
その強さに応じて特級~四級に区分されていますが、物語が進行するにつれて特級呪霊しかほとんど登場しなくなります。そのため、本編に登場している呪霊の強さランキングを作ると、半数以上が特級相当の呪霊になってしまいます。強さのベスト3は以下の通りです。
3位 漏瑚(じょうご)
2位 折本里香
1位 両面宿儺
特級の中でも戦闘力にはかなりの開きがあり、特級呪霊のグループでリーダーを務めている真人は、ベスト5を惜しくも逃す6位です。純粋な戦闘能力より、将来性を評価されてトップに据えられており、作中で少しずつ成長を遂げています。
呪霊ランキングについては、こちらに詳細な説明と表があります。
【呪術廻戦の呪術師の等級一覧】階級の上げ方や呪霊との力関係を解説
呪術師は、呪いの力を操る人々で、人間の負の感情から生まれる呪霊を祓うことを使命にしています。
アニメOPの例の花見シーンがモネの『草上の昼食』オマージュだと知り戦慄した。
あの絵画はモネが他の作家の『草上の昼食』をインスパイアして描かれたものだから、即ち描いた本人にとっては【存在しない記憶】なんだよね・・#呪術廻戦 pic.twitter.com/55lEeu3495— せつな (@nayuki12341) November 30, 2020
呪いの力を悪用して一般人に危害を加える呪術師は、呪詛師認定されて、排除の対象となっています。
呪術師の階級は、特級~四級までにランク分けされています。階級を上げるには他の呪術師の推薦が必要で、特に一級術師に認定されるには、数段階のプロセスを経る必要があります。
呪術師全員が最高ランクまで昇級できるわけではなく、ほとんどは準一級止まりになるようです。
呪術師と呪霊の等級の対応関係ですが、同等級の呪霊を祓える強さが呪術師には求められています。つまり一級術師と一級呪霊は互角の強さではなく、呪術師が呪霊を上回っているのです。
本編に登場した呪術師と、階級別の人数は以下の通り。
級 | 人数 |
特級 | 4 |
一級 | 6 |
準一級 | 4 |
二級 | 5 |
準二級 | 1 |
三級 | 3 |
四級 | 1 |
各キャラクターが何級に対応しているかといった詳しい区分は、こちらで詳しく説明しています。
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まとめ
いかがだったでしょうか?今回の記事では、呪術廻戦についてまとめてみました。
このまとめを呼んでいただければ、呪術廻戦がどういう物語で、どんなキャラクターが登場するのか大体わかっていただけたのではないかと思われます。