呪術廻戦

【伏黒恵の子供時代と父母・姉について】禪院家と宿儺の関係とは

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呪術廻戦に登場する伏黒恵は、物語の準主人公とも言えるほど重要なポジションのキャラクターです。

彼は複雑な生い立ちの持ち主ですが、物語の中ではその辺の事情がサラっと語られるだけなので、読者は伏黒の出生について忘れてしまいがちです。

そこでこの記事では、少年時代を中心に、伏黒恵のプロフィールを紹介します。

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呪術廻戦の伏黒恵とは?

身長175センチ程度(成長中)涼しげな目元と、ツンツン尖った黒髪が印象的な少年です。

さいたま市にある浦見東中学校を卒業後、人間の負の感情から生まれた呪霊を祓う呪術師の育成期間である呪術高専に入学しており、現在同校の一年生です。高専生の時点で呪術師としてある程度の任務をこなしており、二級呪術師にランク付けされています。

好きな食べ物は生姜に合うもの。部屋着は楽な服装を好んでいます。

一人称は「俺」他人への態度はややぶっきらぼうです。

伏黒恵の子供時代は?

幼少期の伏黒についてはあまり物語の中で描かれていませんが、あまり学校生活には溶け込めていなかったようです。

回想シーンで、ケンカを繰り返して姉の津美紀に叱られている描写が出てきます。ただし誰彼問わずケンカを売っていたわけではなく、恵の正義感に照らし合わせて気に食わない相手を力で従えていた様子です。

荒れた毎日を送っていたようにも見える恵ですが、小学生くらいの時期から両親が行方不明になっていたため、心境を考えると、ケンカ程度の非行で済んだのは根が優しい性格の反映かもしれません。

伏黒恵の父母・姉はどんな人物?

父・甚爾

禪院甚爾(ぜんいん とうじ)という男と伏黒姓の女性の間に生まれたのが恵です。
結婚時、甚爾は婿入りしたらしく、姓を伏黒に変えています。

しかしその後、恵の母は亡くなってしまい、甚爾は別の女性と交際を始めました。相手の女性にも連れ子がいて、その女の子が義姉の津美紀(つみき)です。

津美紀は恵の一歳年上で、二人が一緒に暮らすようになったのは、恵が小学校一年生になってからでした。

父親は正業につくことをせずギャンブルに手を出して遊び歩くような生活ぶりで、その後、子供たちを残して失踪してしまいました。

この話だけだと、甚爾は子供のことなど何とも思わないクズのようですが、恵に対して、最低限の愛情は持ち合わせていたようです。

約10年が経過した頃、すでに死亡していた甚爾は、死者を肉体に乗り移らせる力を持った呪術師に呼び出された結果、息子の恵と戦うことになります。このとき、相手が息子だと知った甚爾は、自害を選択したのです。

実母と義母

恵の母親がどういう人物だったかについては作中でほとんど語られていません。

ただ彼女が亡くなった後も甚爾が伏黒姓を名乗っていることや、甚爾の回想で一瞬だけ
登場した姿が幸せそうに見えることから、甚爾にとって大事な存在だったことは間違いないようです。

恵にとっては義理の母親にあたる津美紀の母に関してもほとんど情報は出ていません。

恵の回想によると、津美紀の母も子供たちを残して蒸発しています。恵は両方の親が子供達を捨ててどこかで二人で暮らしているのだと解釈していましたが、実際のところ、甚爾は津美紀の母と行動を共にしていませんでした。なにか特別な事情が隠されていた可能性もあります。

義理の姉・津美紀

現在の恵に最も深い影響を与えたのが義理の姉である津美紀です。

津美紀は「自分が他人から呪われたとしても、その相手を恨むより、自分の大事な人のことを考えていたい」と恵に語るような信念の持ち主でした。

しかしその津美紀が、何者かの呪いを受けて昏睡状態に陥ってしまいます。
疑いようのない善人だった津美紀が不幸になってしまったことで、恵は世の中の不公平を思い知りました。

世界は、自動的に善人が報われ、悪人が罰を受けるような仕組みにはなっておらず、誰かが帳尻を合わせる役割を担わなければならない。そう考えた恵は、呪術師として善人を救い続ける道を選んだのです。

伏黒恵と禪院家の関係は?

禪院家は、恵の父、甚爾の生家です。
呪術師の世界で御三家と称される名門・加茂家・五条家・禪院家の一角であり、出身者の多くは、呪術の才能に恵まれています。

しかし甚爾は例外的に呪術の才能を持ち合わせていませんでした。呪術を重んじる御三家の中で、甚爾のような存在は冷遇されるものらしく、嫌気がさした甚爾は実家を飛び出し、ギャンブルや暗殺業といったあくどい仕事に手を染めることになったのです。

一方、息子の恵は呪術の才能を禪院家から受け継いでいました。甚爾は自分の息子をギャンブルの担保にしており、恵の才能が芽生えた場合は、禪院家に買い取られてしまう可能性もありました。

しかしその後、甚爾は最強の呪術師・五条悟と戦って敗北し、死の間際に息子の存在を五条に漏らします。
恵の将来性を見込んだ五条は彼を禪院家から引き離し、自分の庇護下に置きました。

恵が生まれつき身体に宿していた十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)という呪術は、指の形で作った影絵から十種類の式神を呼び出し、戦わせるという強力かつ便利なものでした。この力を活用することで、恵は高専一年生でありながら二級呪術師にランクされているのです。

伏黒恵と宿儺の関係は?

物語の主人公である虎杖悠仁は、自分の体内に呪いの王と呼ばれる宿儺を宿しており、宿儺は限られた状況下で虎杖から肉体の主導権を奪い、表に出てくることがあります。

この宿儺ですが、伏黒のことを気に入っており、彼が瀕死になったときは手助けをしたり、呪術を施して負傷を回復させてやったりしているくらいです。

傍若無人で呪霊側にも呪術師にも肩入れすることがなく、自分の快楽だけを追求しているような性格である宿儺が、どうしてここまで恵のことを気にかけているのでしょうか?

実は宿儺は、恵の使用する呪術に興味を抱いている様子なのです。

以前に恵と戦った際、宿儺は恵が持つ呪術の才能に可能性を感じ、彼の力が成長することを望んでいます。

宿儺が注目しているのが十種影法術なのか、それとも恵の中に宿るもっと別の可能性なのかはわかりません。宿儺にはなにか目的があり、その目的を果たすために必要な呪術を伏黒が身につけられるかもしれないと期待しているのかもしれません。

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まとめ

  1. 伏黒恵は呪術高専に通う一年生
  2. 父親の甚爾は呪術師の名門・禪院家の出身
  3. 父親は呪術の才能に恵まれなかったが、恵は禪院家に伝われる呪術・十種影法術を受け継いでいた
  4. 母親が早くに亡くなり、父親も失踪したため、子供の頃の恵は現在より荒れた性格だった
  5. 姉の津美紀が不幸な目に遭ったことから、恵は呪術師として人々を救いたいと思うようになった
  6. 呪いの王・宿儺は恵の呪術に可能性を見いだし、彼に目をかけている

原作136話で、それまで昏睡状態だった恵の義姉・津美紀に意識が戻っています。
ただし物語の黒幕的存在が津美紀に何か細工を施していたこともわかっており、彼女の復活が恵にとって喜ぶべきことなのかはまだ判りません。

物語の中で恵がどのような運命を辿るのか、今後の展開から目が離せなくなりそうです!

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