『ハリーポッター』シリーズと『ファンタスティック・ビースト』シリーズ。
どちらもJ.K.ローリングさんが書き上げたストーリーということで、繋がりが気になりますよね。
『ハリー・ポッター』シリーズと『ファンタスティック・ビースト』シリーズには、一体どんな繋がりや関係があるのでしょうか?
今回は、ハリポタ&ファンタビの時系列や関係図をわかりやすくまとめてみました!
もくじ:好きなところに飛べます
ハリポタ&ファンタビの時系列
ハリポタ&ファンタビの時系列について簡単に解説すると、
ファンタビの方が昔で、ハリポタの方が後の話です。
『ハリー・ポッター』シリーズの約70年前の話が、『ファンタスティック・ビースト』シリーズのお話となっています。
なので、ファンタビの主人公のニュートは、『ハリー・ポッター』シリーズの時には相当なおじいちゃんになっていますね。80歳〜90歳くらいでしょうか。
『ファンタスティック・ビースト』の時代には、ハリーはもちろん、ハリーの両親であるジェームズやリリーも生まれる前の話です。
ファンタビ → ハリポタ
という時系列なので、それさえわかっていればOKです!
ハリポタ&ファンタビの時代年表と相関図
もう少しわかりやすくするために、ハリポタ&ファンタビの時代年表と相関図を作成してみました!(文字が小さめなので、必要に応じてピンチアウトして見てくださいm(_ _)m)
ダンブルドアとグリンデルバルドの出会い
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』以前、ダンブルドアのティーンエイジャー時代〜ホグワーツの教授になるあたりの時代年表です。
ダンブルドアはホグワーツ卒業後、1899年に当時住んでいたゴドリックの谷でゲラート・グリンデルバルドと出会います。
おそらくこの時に『血の誓い』を立てたと思われますね。
ダンブルドアはグリンデルバルドに恋心を抱いていたとされています。
しかし、1899年夏、ホグワーツの夏休みで帰宅したアバーフォースが、ダンブルドアとグリンデルバルドのマグル征服計画や、妹のアリアナの面倒を疎かにしている事に対して咎めると3人は喧嘩になり、そのはずみでアリアナが死んでしまいます。
以降グリンデルバルドは逃亡し、ダンブルドアとは疎遠になります。
ダンブルドアとグリンデルバルドの関係についてはこちらの記事で解説しています。
そして、1926年にニュートがアメリカに渡ります。
そこで、ティナ・ゴールドスタインと出会いますね。
これが『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』でのストーリーになります。
翌年の1927年に、グリンデルバルドは脱獄し、パリで活動を始めます。
これが『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』でのストーリーになります。
アメリカにオブスキュリアルがいるかもしれないという情報を聞いたダンブルドアが、ニュートをアメリカに渡らせたのだと考察しています。(この時点でクリーデンスやオブスキュリアルの話はしておらず、ニュートが保護した魔法動物のサンダーバードを助けるためという名目で勧めたと思われる。)
多分ダンブルドアは『ファンタビ1』の時点でグリンデルバルドの動向を掴んでおり、ニュートにグリンデルバルドを止めて欲しかったのかもしれません。
『ファンタビ2』でグリンデルバルドの動向の観察と、オブスキュリアルであるクリーデンスを守るようにと再びニュートに頼みます。
『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』まででわかっていることは、
ということ。
そして、グリンデルバルドは
というスローガンを掲げています。
その動きを阻止しようとしているのが、ダンブルドアやニュートたちです。
グリンデルバルド
VS
ダンブルドアやニュートたち
というストーリーを『ファンタスティック・ビースト』シリーズで描いていくのだと思われます。
この後時代年表が少し飛びますが、おそらくこの期間についてを『ファンタスティック・ビースト』シリーズの中で明らかにしていくのだと思います。
ヴォルデモートの誕生
その後時は流れ、ヴォルデモート(トム・リドル)がホグワーツに入学します。
そして間も無く、ダンブルドアはゲラート・グリンデルバルドとの伝説的な決闘の末、グリンデルバルドを破り、ニワトコの杖を取り上げヌルメンガードに幽閉します。
おそらくこの辺の詳細も、『ファンタスティック・ビースト』シリーズで明らかになるでしょう。
こうやって図にして見ると、
- ニュート
- ヴォルデモート
- ハリー・ポッター
の3人に時代的な繋がりはないということが明らかです。
ホグワーツ在籍時の年代がそれぞれ違う年代です。
特に、ニュートに関してはハリーやヴォルデモートと直接的な関係はないということがわかります。
グリンデルバルドとヴォルデモートに関係はあるのか?
おそらくみなさんが気になるのは、グリンデルバルド とヴォルデモートの関係性ですよね。
直接的に関係したシーンは、『ハリー・ポッターと死の秘宝』にて。
ヴォルデモートは世界最強の杖『ニワトコの杖』を求めていました。
そして、ある青年がニワトコの杖を盗んだということを、杖作りのグレゴロビッチから聴き出します。
ヴォルデモートはその青年がグリンデルバルド であることを突き止め、グリンデルバルド が幽閉されていたヌルメンガードに行きます。
グリンデルバルド はヴォルデモートからニワトコの杖のありかについて聞かれますが、原作ではダンブルドアを思ってか(?)口を割ることはありませんでした。
(映画ではあっさり「彼と共に眠っている・・・」って言っちゃってるので残念なんですがwww)
そして、グリンデルバルドはヴォルデモートによって殺されました。
以上がヴォルデモートとグリンデルバルドが直接的に関係したシーンになります。
ニワトコの杖は世界最強の杖で、死の秘宝の1つ。
『ハリー・ポッターと死の秘宝』で重要な役割を担う杖です。
ヴォルデモートはグリンデルバルドみたいになりたかったのか?
ヴォルデモートがかつての闇の魔法使い、グリンデルバルドに感化されたのでは?なんて憶測もあるようですが、個人的にはその説はない気がしますね。
ヴォルデモートが誰かに憧れるとか、そういう感情を抱くはずがない・・・と思っているからです。
自分自身が魔法使い史上最強であると思っているので、グリンデルバルドとは何ら関係なく、我が道を進んだ結果がアレだったのではないでしょうかね。
ちなみに、ヴォルデモートとグリンデルバルドの目的自体もちょっと違います。
ヴォルデモートの目的
- マグルを完全に排除した魔法世界を作ること
- 死の克服(不死身になること)
グリンデルバルドの目的
- 魔法使いがコソコソ隠れずに生活できる環境を作ること(魔法機密保持法の撤廃)
- 『魔法族 > マグル』の魔法族が優位な階級社会を作ること
- 死の秘宝を手に入れて最強の魔法使いになること
まあ、似てると言えば似てますが、厳密に言うと違います。
ヴォルデモートは自分の生い立ちから『マグル嫌い』なので、マグルを完全排除した世界を作りたいと考えていました。
マグルがこの世に存在する必要はないと言う感じ。
しかし、グリンデルバルドはマグルよりも魔法使いが格上な社会を作りたいという目的(願望?)がありました。
魔法族がマグルに隠れて生活するということがおかしいと感じていたんですね。
また、2人の決定的な違いは、
ヴォルデモート | 恐怖で人を操っているか |
グリンデルバルド | 話術で人を惹きつけているか |
の違いです。
ヴォルデモートは完全に恐怖で魔法族を支配していました。
ヴォルデモートに逆らえば殺されるかもしれない・・・ので、嫌々でも従うしかない環境。
しかし、グリンデルバルドはまるで政治家のように、自分の支持者を集めて、熱狂的な信者を集めて行きました。
恐怖ではなく、『共感』を得たと言えば良いでしょうかね。
グリンデルバルド・・・自ら進んで仲間になる
ヴォルデモート・・・恐怖を使って無理矢理ねじ伏せる
という、根本的にやり方が違います。
まあ、もしかしたら今後グリンデルバルドとヴォルデモートの共通点的な何かが出てくるかも・・・しれません。
ハリー・ポッターの誕生と悲劇
そしてその後、ヴォルデモートが勢力を増している時、ジェームズ・ポッターとリリー・ポッター夫妻の間にハリー・ポッターが誕生します。
しかし、『予言』によってハリーが標的とされ、ヴォルデモートに命を狙われます。
母親であるリリーの『護りの魔法』の力により、ハリーは生き残った男の子となりました。
さらに、ヴォルデモートは自分がかけた『死の呪い』が跳ね返り、一時消息不明となります。
ハリーの両親が殺されるきっかけとなった『予言』についてはこちらで解説しています。
ハリーがホグワーツに入学
ヴォルデモートの消滅から10年後。
11歳になったハリーはホグワーツに入学します。
その後、数々の困難を乗り越えていくことに・・・。
しかし、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』、ハリーが4年生の時にヴォルデモートはハリーの血を使って完全復活を遂げます。
ヴォルデモートが復活した方法についてはこちらで解説しています。
ハリー VS ヴォルデモートの戦いへ
完全復活を遂げたヴォルデモートは、再び闇の勢力を増していきます。
そして、最終的にハリーは『ホグワーツの戦い』にて、ヴォルデモートを滅ぼします。
ヴォルデモートは消滅し、魔法界では再び平穏な日々を取り戻すことができました。
そして19年後、ハリーとジニー・ウィーズリーの間に生まれた次男、アルバス・セブルス・ポッターがホグワーツに入学することになります。
その後・・・
その後は明らかにされていない事実も多いですが、少なくとも2017年にはニュートとティナは健在で、幸せに暮らしているとされています。
また、年月は不明ですが、ニュートとティナには子供がおり、さらにその子供(孫にあたる)ロルフ・スキャマンダーは、ハリーたちの一学年下のルーナ・ラブグッドと結婚し、子供がいるということがわかっています。
ルーナ・ラブグッドはハリーたちより1学年下のホグワーツの生徒。(レイブンクロー寮)
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』では、ダンブルドア軍団に加入し、ハリーたちと共に魔法省でデスイーターと戦った。
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』では、ハリーはスラグホーンのクリスマス・パーティーにルーナを誘う。(但し恋愛感情はない)
映画のラストではルーナとネビル・ロングボトムが良い感じになるが、原作では展開が違ったためその後の2人の動向は不明。
ホグワーツ卒業後は魔法動物学者になった。
ロルフ・スキャマンダーの詳細については不明ですが、もしかしたら魔法動物学者系の同業者なのかもしれません。
ニュートとティナはひ孫の顔も見ることができたということですね!
なんとまあ幸せなお2人です。
そしてその後、2017年以降に、ハリーの息子であるアルバス・セブルス・ポッターと、ハリーのライバル的存在だったドラコ・マルフォイの息子であるスコーピウス・マルフォイが親友となり、新たな問題が勃発します・・・。
この辺は『ハリー・ポッターと呪いの子』のネタバレになってしまうので、別記事で解説していきたいと思います。
その他の相関図
ビクトール・クラムとグリンデルバルドの相関図
『ファンタビ』シリーズのグリンデルバルドと関係した人物として、ビクトール・クラムもいます。
ビクトール・クラムは、ダームストラング専門学校の生徒で、ハリーたちより3歳年上。
クディッチのブルガリアチームのシーカーを務めるプロクディッチ選手でもあります。出身地はブルガリア。
クラムとグリンデルバルドの関係
ビクトール・クラムは、自分の親族をグリンデルバルドに虐殺されたという過去があります。
どのような経緯で虐殺されたのかはわかりませんが、グリンデルバルドが勢力を増していた1920年代後半〜1945年の間に殺されたのだと推察しています。
そのため、クラムはグリンデルバルドを憎んでおり、グリンデルバルドが象徴としていた『死の秘宝のマーク』を身につけていたルーナ・ラブグッドの父、ゼノフィリウス・ラブグッドに対して怒りを露わにする場面があります。(原作『ハリー・ポッターと死の秘宝』冒頭の結婚式のシーン)
ちなみに、グリンデルバルドはダンブルドアを恐れてイギリスでの活動はしていなかったため、イギリスの魔法族(特に若い世代)はあまりグリンデルバルドについて知らない様子。
ちなみに、クラムはハーマイオニーの元カレ。
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』にて恋仲に発展し、その後も文通を続ける仲。しかし、ロンはハーマイオニーとクラムの関係をよく思っていない。
詳細はこちらで解説しています↓
ニコラス・フラメルとヴォルデモートの相関図
『ファンタビ』シリーズで登場するニコラス・フラメルは、『ハリー・ポッター』シリーズにも登場していました。
ニコラス・フラメルは、フランスの魔法使い。
ボーバトン・魔法アカデミーを卒業している錬金術師。
賢者の石を作り出し、賢者の石から創造できる生命の水を飲んで信じられないほど長生きしている。
ファンタビ時点で既に600歳を超えており、妻とともにフランスで生活していた。その後イギリスに移住し、『ハリー・ポッターと賢者の石』の時点で665歳を超えている。
ニコラス・フラメルについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
ニコラス・フラメルとヴォルデモートの関係
ニコラス・フラメルは賢者の石からできる生命の水で長生きしていました。
ヴォルデモートは、ハリーにかけた死の呪いが自分に跳ね返り、肉体を失ってしまったため、賢者の石を使って肉体を取り戻そうとしていました。
そして、『ハリー・ポッターと賢者の石』にて、闇の魔術の防衛術の教授クィリナス・クィレルを利用して『賢者の石』を盗もうとしました。
しかし、ハリーたちに阻められ失敗。
その後、ダンブルドアとニコラス・フラメルは話し合いの結果、再びヴォルデモートに賢者の石を狙われるかもしれないという結論に達し、悪い人間の手に賢者の石が渡らないように2人で賢者の石を破壊することを決断しました。
賢者の石がなくなってしまったため、生命の水を作り出すことはできず、ニコラス・フラメルはその後数年で死亡したのではないかと推測されています。
ヴォルデモートが賢者の石を狙っていなければ、ニコラス・フラメルは今でも存命だったかもしれませんね。
ファンタビシリーズでは、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』から登場していますが、まだそこまで登場シーンは多くありません。
次作以降重要な役割を担うキャラクターになるかもしれませんね。
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まとめ
以上!今回はハリポタ&ファンタビの時系列や相関図などについてまとめてみました!
ところどころハリポタとファンタビの繋がりがありますね!
今後シリーズを追うごとに、もっともっと繋がりや伏線を回収できるかもしれません。