マンガ呪術廻戦は魅力的な悪役が大勢登場する物語です。
中でも主人公、虎杖悠仁と因縁を持つ特級呪霊、真人(まひと)は読者のヘイトを集める非道な振る舞いを繰り返しながらも、その残酷さが不思議な魅力にもなっているキャラクターです。
この記事では、真人のプロフィール、使用する能力、予想される末路などを考察して行きます。
もくじ:好きなところに飛べます
呪術廻戦の真人のプロフィール
人間の呪霊
外見は青系の髪を伸ばした線の細い青年。
全身に刻まれている傷を除くと、普通の人間と変わらない姿をしていますが、人間ではなく人間の負の感情が集まって生まれた呪霊です。
呪霊は人間の恨みや怒りの他に、大自然や様々な事柄に対する畏怖の念から生まれることもあります。
真人は、人間への恐怖心から生まれた呪霊です。生まれて間もない呪霊ではありますが、学習能力に優れており、戦った呪術師からは、すぐにでも始末しなければならない成長速度だと危惧されていました。
呪霊はその脅威度に応じて特級~四級に区分けされており、真人は最も危険とされる特級呪霊にあたります。
特級呪霊が集まったグループに所属しており、その中でボスの座に就いています。
他の特級呪霊との関係は一方的に命令を下すというものではなく、真人の意向が比較的尊重される程度の位置づけです。
悪意の塊
性格は人間の悪意を固めたような非道さで、人間をおもちゃのように弄び、理由もなく殺します。
真人は街で知り合ったいじめられっ子の少年、吉野順平に呪術を教え、いじめっ子たちに復讐させました。
その後、順平を止めようと駆けつけた虎杖の目の前であっさりと順平を殺し、悲しむ虎杖を嘲笑しています。
真人はマーダー下位打線でゲラゲラしてて欲しいんだ pic.twitter.com/NAvLdZztGb
— 人間台風 (@gattyann4) September 2, 2020
それまで戦う相手にも悪意を抱いたことのなかった虎杖が、真人に対し、はじめて「殺してやる」と殺意を露わにするほどでした。
また気まぐれで行き当たりばったりな側面もあり、途中まで虎杖の身体の中に宿っていた呪いの王、両面宿儺の復活をもくろんでいましたが、突然、虎杖ごと宿儺を葬ってしまおうと方針を変えています。
真人の領域展開・術式・能力
術式『無為転変』
使用する術式は『無為転変』。簡単に言うと、生き物の魂を改造する術式です。
生き物の魂をいじると肉体も変化するため、
結果的に生き物を自由自在に改造して操ることが可能です。
作中では、主に人間を改造して使い捨ての駒として利用しています。一度改造された人間は元に戻ることはなく、対処法は殺すことしかないようです。
改造人間満載列車、マジで趣味がわるすぎるし、真人がどんどん憎くなっていくの良いですね pic.twitter.com/eGycbU0Efn
— HAL (@alred_another) December 16, 2019
魂を極端にいじくると生き物は耐えられないため、単純に相手を殺害することも可能です。
ただし通用しない相手もいるようで、真人と比べて格上の魂を持つ呪いの王、両面宿儺には影響を与えることができないようです。
また優秀な呪術師であれば、魂を無意識のうちに呪術でガードしているため、ある程度防御も可能です。
なお殺害や改造だけでなく、契約を結んだ人間が抱えていた障害を直したりもしているため、治癒目的で使用することもできるようです。
この術式は真人本人も対象になっているため、真人は魂を傷付けられない限り、何度でも身体を再生できます。自分が攻撃するために四肢を変形させるといった活用方法もあります。ただし自分を変形させる場合、呪力をチャージする時間が必要です。
なお虎杖は魂の形を知覚できるため、真人にダメージを与えることができます。
無為転変の応用術式としては、改造生物同士を合体させる『多重魂』、合体させた改造生物を弾くようにして攻撃する『撥体(ばったい)』という技もあります。
領域展開『自閉円頓裹(じへいえんどんか)』
強力で、応用性も高い術式である無為転変ですが、直接真人が触らなければ発動しないという弱点があります。
このウィークポイントをカバーするのが呪術の奥義であり、使用できる者が限られている領域展開です。
領域展開とは人間や呪霊が生まれつき持っている精神世界(生得領域)を具体化した上で術式を施したものです。
簡単に言うと、術者が持っている呪術の才能で空間を作り、その空間で敵を攻撃するといいうものです。
領域展開の様式は術者により異なるものですが、基本的に術式の効果が必中になるという共通点があります。
真人の領域展開、『自閉円頓裹』の場合、触った相手の肉体をいじる無為転変に必中効果が宿ります。
自閉円頓裹について
“裹”という字には包むという意味があるらしいけど、この領域自体を”裹”と表現しているのか、
それとも後ろにある手で包み込むことで何かが起きるという意味なのかが気になるところ pic.twitter.com/ysacT3kZZs— 月山 (@Tsukiyamma) October 4, 2018
つまり領域展開の中に引きずり込まれたら最後、敵は一瞬で敗北してしまうのです。
凶悪な効果ですが、呪力の消耗が激しく、一度使用すると呪力が全快するまでに10日程かかります。
真人の目的や夏油と組んだ理由は?
呪いの世界を作る
真人を初めとする特級呪霊たちの目的は呪いの世界を作り上げること。具体的に言えば、人間と呪霊の立場が逆になったような世界を創ることだと判明しています。
ただ、この目的について熱心に語っているのはメンバーの一人、漏瑚(じょうご)が中心なので、特級呪霊の中でも微妙に目指すところが違っている可能性は考えられます。
人間と手を組んだ理由
特級呪霊たちは呪霊のみで計画を進めているのではなく、呪詛師(呪殺を生業にしている呪術師のこと。「悪い呪術師」と考えてもらったら判りやすいです)とも行動を共にしています。
その一人が最悪の呪詛師と呼ばれる夏油傑(げとうすぐる)です。
夏油は特級に区分される優秀な呪術師でしたが、呪術師のみが割を食うような世の中に嫌気が差し、非術師(呪術の才能がない普通の人間)を皆殺しにすることを計画していました。
この夏油と手を組んでいる真人たちですが、特定の人間だけ生き残らせようとしている夏油と、人間すべてを敵視している真人たち呪霊とでは利害が一致しない気がします。
ある程度まで人間社会にダメージを与えることが必要という点では同じ方向なので、最終的には敵対する流れになるのかもしれません。
真人は今後死亡フラグがある?
ラスボスになる?
真人の今後については読者から様々な末路が予想されています。
敵役であり主人公と和解や共闘できる余地がないことから、最後には敗北するものと思われますが、具体的にどのような末路を迎えるのでしょうか?
予想の一つが、真人が物語のラスボスポジションに収まるというものです。
主人公、虎杖悠仁は人間でありながら、身体の中に呪いの王と呼ばれる両面宿儺を宿している少年です。
一方の真人は、呪霊ですが人間への恐れから生まれた存在であるため、ある意味人間より人間らしい存在と言えます。
観方によっては虎杖と真人は鏡の裏表のような存在であるため、両者が最後に対決するという展開になると綺麗な結末になると思われます。
人間の悪意に敗北する?
真人がラスボスにならない場合、呪霊である真人がもっと悪辣な人間に敗北するという展開も考えられます。
真人は人間の悪意の象徴のような振る舞いをする呪霊ですが、人間そのものではないため、本物の悪意を持った人間のかませ犬になるという末路もあり得そうです。
では、どの人間に倒されるかという予想ですが、候補の一人が『偽夏油』です。
現在、真人たちと行動を共にしている夏油傑ですが、実は本物の夏油は死亡しており、彼の遺体に何者かが寄生して操っていることが明らかになりました。
この偽夏油の正体ですが、明治期の人物で、史上最悪の術師と呼ばれた加茂憲倫ではないかという説が上がっています。
憲倫は呪術の研究のため人体実験を繰り返すなど人道に反する行為で知られている呪術師で、脳を他人に移植して生きながらえているのではないかと考察されているのです。
偽夏油の目的は不明ですが、憲倫が正体だった場合、真人も研究の実験台にされてしまうかもしれません。
他人を玩具のように扱っていた真人が、実験材料にされて最後を迎えるというのは因果応報がはっきりしていてスッキリした末路であるように感じられます。
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まとめ
- 真人は人間への恐れから生まれた特級呪霊
- 特級呪霊グループのリーダーであり、呪い中心の世の中を目指している
- 非道な振る舞いのため、主人公、虎杖を激怒させた
- 魂をいじって肉体を改造する術式の持ち主
- 領域展開は、領域内に誘い込むだけで肉体を改造できる「自閉円頓裹」
- ラスボスになるか、より悪辣な敵の餌食になるのではと予想されている
アニメ放映が10月に決定している呪術廻戦。真人も間違いなく登場するはずです。まだ声優さんも判明していませんが、どのような演技になるかとても楽しみです!
『呪術廻戦』のその他の考察&解説については、こちらの記事にまとめているので、ぜひ読んでみてくださいね↓