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【ハリーポッターの護りの魔法とは】ペチュニアの最後のあれについても解説!

ハリーポッターの護りの魔法やペチュニアの最後のあれについて解説!
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『ハリー・ポッター』シリーズを語る上で欠かせない『護りの魔法』

ハリーの母親であるリリー・ポッターが自分の死をもってかけた魔法ですが、『護りの魔法』についてちんぷんかんぷんという方も多いのではないでしょうか?

映画では深く語られない『護りの魔法』ですが、どのような方法でかけることができる魔法なのでしょうか?

また、『護りの魔法』の効果や、ペチュニアの『最後のあれ』とは何なのか?についても解説していきます。

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ハリー・ポッターの護りの魔法とは?

まずは、『ハリー・ポッター』シリーズで重要な肝となる、『護りの魔法』について解説します。

『護りの魔法』を簡単に説明すると、

愛の力を使って愛する者を守る魔法

ということですね。

 

作者であるJ.K.ローリングさんは、『護りの魔法』についてこう語っています。

血の絆は、家族の愛によって犠牲が生まれたときに誕生する、きわめてパワーのある古の魔法である。その犠牲は、護られた者の血の中に生き続ける。しかしながら、呪文が唱えられなければ、また、その他の血族者の意思によってそのパワーがシールドされることがなければ、完全に「護りの力」が効果を発揮するわけではない。多くの古の魔法と同じように、血の絆はミステリアスでありパワフルであり、多くの魔法使いがまだ完全に理解できているわけではない。

 

『護りの魔法』が発動するのは、

  1. 家族がその者のために犠牲となった時
  2. 血の繋がりのある者の保護にある状態であること

この2つの条件が必要であるということですね。

 

ハリーの母親であるリリーは、ハリーを守るために自らが犠牲となり死んでしまいました。

その時、ハリーに『護りの魔法』が効いたのだと考えられますね。

リリーはハリーのことを愛していたため、『護りの魔法』を使うことができました。

ヴォルデモートは『愛』というものを軽視していたため、『護りの魔法』の力を侮り、ハリーを殺すことができなかったのです。

 

もちろん、この『護りの魔法』はどんな魔法使いも簡単に扱える魔法というわけではなく、高度な技術を持った魔法使い・魔女のみが使うことができる魔法になります。

リリーはホグワーツ入学前から魔法力を扱うことができたとされており、(『ハリー・ポッターと死の秘宝』にて記載されています)生まれながらにして魔力を扱うことに長けていたと考えられます。

ホグワーツの学生時代も、同じくマグル生まれのハーマイオニーのような優等生で魔法が素晴らしく得意だったとホラス・スラグホーンが語っています。

護りの魔法の効果

『護りの魔法』の効果としては単純明快で、

『護りの魔法』が効いている間は、護られている者(ハリー)に対して攻撃することができない

というものです。

そのため、『ハリー・ポッターと賢者の石』で、ハリーがヴォルデモートが憑依したクィレルに襲われそうになった時、クィレルはハリーに触れた途端皮膚が焼けただれます。

クィレルが死んだ理由やヴォルデモートに憑依された理由については、こちらの記事にて解説しています。

 

このように、ハリーを攻撃しようとする者は、ハリーに触ることすらできないということです。

この『護り』こそが、『護りの魔法』の効力であると言えますね。

『護りの呪文』の効力を失う時

さらに、『護りの魔法』は17歳になると効力を失います。

ハリー・ポッターの世界では17歳で成人することになっていますから、ハリーが17歳になる1997年7月31日で、リリーの魔法の効力は切れてしまいます。

(ちなみにイギリスで成人は18歳から)

 

『護りの魔法』は、未成年のうちにしか作動しないということですね。

また、もう1つ効力を失う場合があり、それは血縁がある者との家を、『家』と呼ぶことができなくなった時です。

このあと詳しく解説しますが、ハリーがダーズリー一家に留まっていたのは、この『血の力』があったからです。

赤ちゃんのハリーが死ななかった理由

赤ちゃんのハリーがなぜあの時『死の呪い』を受けても死ななかったのか?

それは、『護りの魔法』が効いたことにより、ヴォルデモートがハリーに対して攻撃することができなくなったからです。

 

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ヴォルデモートが発した『アバダケダブラ』の死の呪いは、ヴォルデモート自身に跳ね返ります。

そのため、ハリーには稲妻型の傷跡が残り、ヴォルデモートは肉体を滅ぼしたのです。

 

ヴォルデモートがなぜ生き延びたのかについては、分霊箱が関連しています。

分霊箱については、こちらの記事にて解説しています。

また、ヴォルデモートが肉体を滅ぼしたのにも関わらず、再び復活した方法については、こちらの記事にて解説しています。

ペチュニアの『最後のあれ』とは?

また、『護りの魔法』を語る上で欠かせないのは、ペチュニア・ダーズリーの存在ですね。

 

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ペチュニアは、ハリーの母であるリリーの姉になります。ハリーの唯一の肉親ですね。

 

ハリーは1歳の時に両親を亡くし、ダーズリー一家に預けられます。

なぜハリーは孤児院に預けられなかったのか?

ここにはきちんとした理由があったのです。

血の力が必要不可欠だから

それは、先ほども少し触れた通り、『護りの魔法』には、『血の力』が必要不可欠だということです。

ハリーの母親のリリーと、ペチュニアは血の繋がりがあります。

魔法の世界では、この『血の繋がり』が重視されており、『血の力』によってより『護りの魔法』を強力にし、ハリーを守ることができるというわけです。

 

原作にはこう記されています。

きみが、母上の血縁の住むところを自分の家と呼べるかぎり、ヴォルデモートはそこできみに手を出すことも、傷つけることもできぬ。

ヴォルデモートは母上の血を流した。

しかしその血はきみの中に、そして母上の姉御の中に生き続けている。

母上の血が、きみの避難所となった。

そこに一年に一度だけ帰る必要があるが、そこを家と呼べるかぎり、そこにいる間、あやつはきみを傷つけることができぬ。

引用:『ハリー・ポッター』原作小説より

ということで、ハリーはペチュニアの側にいる必要があったのですね。

ハリーがダーズリー一家を『家』と呼べる間は、リリーと血縁関係にあるペチュニアが側にいることで、ハリーのことを守ることができるということです。

 

確かに、よく考えればマグルしか住んでいないプリベット通り4番地の家は、ヴォルデモートやデスイーターがハリーを誘拐したり襲ったりするにはうってつけの場所ですよね。

ホグワーツに入ってしまうと、ハリーはダンブルドアの保護下に置かれますから、簡単に手出しすることができません。

なぜマグルだらけのプリベット通りにヴォルデモートがやってこなかったのか?というと、そもそもハリーの住んでいる場所を見つけることすらできなかったからです。

ヴォルデモートはハリーのことを殺そうとしていますから、ハリーが護られている『家』に入ることも、見つけることもできないようになっています。

 

上記のような理由から、ハリーはダーズリー一家に一年に一度は帰る必要があったのです。

と言っても、ハリーは夏休みの間ずっとダーズリー一家にいた訳ではなく、クディッチワールドカップに行ったり、ロンの家や、グリモールドプレイス12番地のシリウスの家にいたこともありました。

これを考えると、おそらく一年に一度帰ってしばらく過ごせば、魔法は効き続けるということなんだと思います。

あくまでも、ハリーがダーズリー 一家の家を『自分の家』と認識することが大事なんだとか。

ペチュニアの『最後のあれ』

そして、ペチュニアの『最後のあれ』について。

『最後のあれ』とは、ダンブルドアが残した手紙のことです。

 

ダンブルドアはハリーを預ける際、ハリーと共に手紙を残しておきました。

手紙には『護りの魔法』について詳しく書かれており、ハリーをダーズリー家を『家』と呼べるように、ハリーを実の息子のように育て、庇護の下に置いておいて欲しいというものでした。

(ダンブルドアは『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の冒頭でダーズリー一家を訪ね、ハリーを”実の息子のように”育てなかったことに対して怒りの様子を露わにしますが)

その『護りの魔法』について思い出せというメッセージが、『最後のあれを思い出せ』だったんですね。

ペチュニアはホグワーツに入りたかった

さらに、映画では触れられていませんが、原作では、ペチュニアがホグワーツに興味を示していたと言う描写がされています。

『ハリー・ポッターと死の秘宝』の33章『プリンスの物語』にて、セブルス・スネイプとリリー・エヴァンス(ハリーの母)の過去について登場するシーンがあります。

 

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リリーは幼い頃から特別な能力(魔法)を使うことができ、ペチュニアはその能力をどこかで羨ましいと感じていました。

そして、リリーにホグワーツから入学の案内が届くと、ペチュニアもダンブルドアに手紙を書き、自分もホグワーツに入れて欲しいと頼んだのです。

しかし、残念ながらペチュニアはホグワーツに入学することはできませんでした。

その後、リリーとペチュニアの関係はより険悪なものとなってしまいます。

 

さらに、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』の原作冒頭で、ペチュニアはハリーが『吸魂鬼(ディメンター)』について話すと、ペチュニアは『吸魂鬼(ディメンター)』について知っていると話します。

「アズカバンを守っている看守」であるということを、実は幼いリリーとセブルスの会話から聞き取っていたのです。

 

原作の翻訳ミスがありましたが、ペチュニアが会話を聞いたのはリリーとジェームズとの会話ではなく、セブルスとリリーの会話だったんですね。

普段は魔法の「ま」の字も言えないペチュニアが、吸魂鬼のことを話すシーンは、ハリポタファンからすれば結構な衝撃シーンの1つですね。

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まとめ

  1. 『護りの魔法』は、愛の力を使った魔法界の古い魔法
  2. 『護りの魔法』がかかっている限り、敵は手出しができない
  3. 『護りの魔法』は17歳の誕生日まで有効&血縁者の近くにいる必要がある
  4. ペチュニアは『護りの魔法』について知っていた

『ハリーポッター』シリーズは、原作小説を読んでいないと難解な部分もありますね^^;

『ハリーポッター』シリーズについては詳しく解説&考察しているので、その他の解説&考察記事もぜひ読んでみてくださいね!

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