金曜ロードショーで地上波初放送される『リメンバーミー』
映画の主要キャラクターとして登場するヘクターですが、最後に死者の国から消えることはありませんでした。
ヘクターが消えない理由はなぜなのか?
1週間の始まり⚡
ヘクターの陽気な笑顔で今週もがんばろう🌈✨#リメンバーミー pic.twitter.com/4xNPaRyniS
— ディズニー・スタジオ (@disneystudiojp) April 16, 2018
また、そもそも死者の国ではなぜ『消える』という現象が起こるのか?その原因や原理についてまとめてみました。
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もくじ:好きなところに飛べます
『リメンバーミー』の死者の国で消える原因
最初に、『リメンバーミー』の死者の国で消えてしまう原因ですが、
生きている人の記憶から忘れられること
で死者の国からも消えてしまいます。
『二度目の死』とも表現されていますね。
一度は現実世界で死に、生きている人たちから忘れられたことで、死者の国からも消えてしまうのです。
ヘクターは祭壇に写真が飾られていなかった
主人公のミゲルが死者の国に行ってしまった際、検問所のような場所で、ヘクターがオレンジ色の花(マリーゴールド)の橋を渡って『生者の国(生きている人たちの世界)』に行こうとしますが、生者の国に行くためには、
祭壇に写真が飾られていること
が条件になっています。
ヘクターには祭壇に写真を飾ってくれる家族がいなかったことから、『生者の国』に行くことができなかったのです。
この描写から見てわかる通り、
ヘクターの写真を祭壇に飾る人がいない
=生者の国でヘクターを大切に思っている人がいない
ということがわかります。
ヘクターはなぜ消えそうになったのか?
では、そもそもなぜヘクターは『死者の国』からも消えてしまいそうになったのか?についてですが、ここからは『リメンバーミー』の完全なネタバレになります。
ネタバレをしたくない方はご注意ください。
ヘクターの娘が認知症だったから
ヘクターが消えそうになったのは、ヘクターの娘が認知症だったため、ヘクターの存在を忘れかけていたからです。
そのヘクターの娘とは、ミゲルのひいおばあさんであるママ・ココです。
今更ながら、
リメンバーミーお盆のこの時期こそ
観るタイミングかと思い
やっと観ましたよ。なんなんでしょうね
この完成度当然のように
泣きましたよ、そりゃ。
ママココのくだりでやはり見逃せない
一本ですね。 pic.twitter.com/RAY4mP9joW— KOSIRO (@yosibo40) August 12, 2018
ママ・ココはミゲルのことすら覚えていませんでしたが、父親であるヘクターの記憶が頭の中に残っていました。(認知症の場合は新しい記憶から忘れていくので納得ですね)
ヘクターは自分の写真を祭壇に飾ってもらうように頼むが・・・
自分が消えかかっていることに気づいたヘクターは、祭壇に自分の写真を飾るようにとミゲルに頼みます。(ミゲルから見ればヘクターはひいひいおじいさん)
しかし、ヘクターを殺したデラクルスがミゲルを邪魔し、ミゲルはヘクター写真を失くしてしまいます。
『#リメンバーミー』キャラクター紹介3⃣
<伝説のミュージシャン、デラクルス>
ミゲルが暮らす町“サンタ・セシリア”が生んだ偉大なるスター✨ 代表曲は、ミゲルも大好きな「リメンバー・ミー」🎵
ある写真をきっかけに、憧れのデラクルスと自分の間に繋がりがあると思ったミゲルは…⁉ pic.twitter.com/c0ShS8PFoW
— ディズニー・スタジオ (@disneystudiojp) February 1, 2018
そのため、ミゲルはヘクターの写真を持って帰ることができませんでした。
ヘクターが消えなかった理由はなぜ?
ミゲルがヘクターの写真を生者の国に持って帰っていれば、ヘクターは消えずに済んだかもしれません。(写真という現物があるので、それを見れば『覚えている』と同じことになるという意味で)
しかし、ヘクターの写真を持って帰ることができなかったのにも関わらず、その後ヘクターは死者の国でもそのまま消えることなく生活していました。
ヘクターが消えなかった理由は、以下の理由が考えられます。
- ママ・ココがヘクターの写真を持っていた
- ママ・ココが家族の前でヘクターの話をした
- ヘクターの音楽が評価された
という理由からだと思います。
ママ・ココはヘクターの写真を持っていた
ママ・イメルダとママ・ココが写っていた写真から、ヘクターの存在は破り捨てられていましたが、ママ・ココはその破れた破片のヘクターの写真を持っていました。
パニカムトーキョー実店舗行ってきた😉リベラ家の家族写真、リメンバーミー公開の時に祭壇と一緒に再現で作ったそうな!最高かよ…見たかったよ…💀🌼 pic.twitter.com/eFl6WtUisu
— ㍉🌙🌙3/5-3/8✈︎SFO (@decembreeze) February 24, 2019
ヘクターの写真があったことで、ヘクターは無事家族の一員として祭壇の写真の仲間入りを果たしました。
祭壇写真に一緒に飾られていれば、顔を見て
「この人がご先祖様なんだ」
と子孫たちにもわかりますよね。
そのため、ヘクターが忘れ去られることはなかったと考えられます。
ママ・ココが死んだ後はどうなのか?
しかし、その後ママ・ココは亡くなり、両親であるヘクターとママ・イメルダと再会しています。
そうなると、生前のヘクターを知っていたのはママ・ココだけなのでは?
という疑問がありますが、おそらく
- 生前の姿を知らなくても『家族の一員』として忘れられていない
- 先祖のことを語り継ぐ
というところが大きいのだと思います。
ママ・ココは、亡くなる前に家族の前で父親であるヘクターについて語っています。
その時、ヘクターの存在をミゲルの家族が知ったため、ヘクターの存在は『忘れられていない』ことになり、ヘクターが消えなかったと考えられますね。
実際に、『リメンバーミー』の中で、ヘクターは
『生前の俺たちを知っている者に語り継いでもらわないと消えてしまう』
とも発言しています。
確かに、生前のことを知っている人のみが『死者の国』に留まれるのだとすれば、死者の国からほとんどの人が消えてしまいますよね。
だって、自分のひいひいおじいさんとか、会ったこともない人の方が多いじゃないですか。
自分より世代が上になればなるほど、わからない人だらけですよ。
でも、日本でもお仏壇とかお墓とかがあって、遺影が飾ってあったり、墓石に名前が掘ってあったりしてご先祖様のことがわかるようになっていますよね。
子孫がヘクターの『存在』を知っていれば、死者の国から消えることはないのではないでしょうか。
ヘクターがミゲルの家の家族ということは、これまでママ・イメルダとママ・ココと、その上の世代しか知らなかったわけですから、ヘクターが家族の一員なんだとミゲル一家が知ったことが大きいと思います。
ヘクターの音楽が評価された
さらに、死者の国でデラクルスの悪行がバレたことや、ママ・ココが父親であるヘクターから生前に送られてきた手紙の中の楽曲が公表され、ヘクターの音楽が評価されることになりました。
ヘクターの音楽が知られたということは、メキシコ中(世界中?)の人たちがヘクターについて知ることになったということですよね。
過去の伝説的なミュージシャンとして語り継がれれば、『忘れ去られた人』になることはないと思います。
そのため、ヘクターは死者の世界でも消えることなく生活できたと考えられますね。
まとめ
以上、今回は『リメンバーミー』のヘクターが消えなかった理由についてまとめてみました。
家族愛について考えさせられる、とても感動的な映画『リメンバーミー』
ぜひ皆さんも楽しんで観てくださいね。
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