『ハリー・ポッターと死の秘宝Part2』のラストで、ネビル・ロングボトムの前にグリフィンドールの剣が現れ、無事ナギニを倒すことに成功しました。
しかし、なぜネビルの前にグリフィンドールの剣が現れたのか?謎ですよね。
今回の記事では、ネビルの前にグリフィンドールの剣が現れた理由や、ネビルのその後について解説していきます!
もくじ:好きなところに飛べます
ネビルの前にグリフィンドールの剣が現れた理由は?
『ハリー・ポッターと死の秘宝Part2』の最後、ホグワーツ城で再びヴォルデモート軍とホグワーツ陣営の戦いになった時、ネビル・ロングボトムの前に”グリフィンドールの剣”が現れますね。
なぜあの時ネビルの前に剣が現れたのか?
理解できなかった人もいるのではないでしょうか?
グリフィンドールの剣は真のグリフィンドール生の前に現れる
結論から言うと、”グリフィンドールの剣”は、真のグリフィンドール生の前に現れます。
真のグリフィンドール生が剣を必要とした時、その者の前に現れます。
ハリーたちはホグワーツを退学という形で分霊箱探しの旅に出ていましたが、ネビルはまだホグワーツの生徒でグリフィンドール生です。
さらに、ネビルはハリーのためにヴォルデモートのことを恐れず、みんなの前で声を挙げた人物です。
そんなネビルが真のグリフィンドール生であると評価されるのは当然と言えば当然ですね。
グリフィンドールの剣が現れた場面
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』の時、秘密の部屋でバジリスクと戦っていたハリーの元にも、組分け帽子の中からグリフィンドールの剣が現れました。
ネビルがグリフィンドールの剣を手にした時も、組分け帽子の中から出てきましたね。
グリフィンドールの剣の歴史と性質
なぜ”グリフィンドールの剣”が、真のグリフィンドール生の前に現れるのか?と言うことは、グリフィンドールの剣の歴史について知ればもっと理解できるかと思います。
ゴドリック・グリフィンドールの剣
グリフィンドールの剣は、ホグワーツの4人の創設者の1人、ゴドリック・グリフィンドールが所有していた剣です。
厳密に言うと、グリフィンドールの剣は”ゴブリン製”で、完全に模造することはできないと言われています。
強い魔力を吸収する力がある
グリフィンドールの剣の性質としては、強い魔力を吸収する力を持っています。
そのため、ヴォルデモートの分霊箱はバジリスクの牙で破壊できますが、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』でハリーがグリフィンドールの剣でバジリスクを刺したことで、グリフィンドールの剣はバジリスクの毒を吸収し、分霊箱を破壊することができるようになります。
分霊箱についてはこちらの記事でも詳しく解説しています↓
【分霊箱とは】作り方と破壊できるものは?隠し場所一覧とヴォルデモートが殺した人もまとめ
ネビルがグリフィンドールの剣で倒したのは何?
ネビルがグリフィンドールの剣で倒したのは、ヴォルデモートのペット(?)のナギニと言う蛇です。
ナギニは、ヴォルデモートに忠実に動く頭の良い魔力を持った蛇で、『ハリー・ポッターと死の秘宝Part1』ではバチルダ・バグショットに化けてハリーを殺そうとしました。
ナギニについてはこちらの記事でも解説しています。
ナギニはなぜ蛇になった?血の呪いやハリポタでヴォルデモートと出会った理由や生い立ちは?
バチルダ・バグショットについてはこちらの記事でも解説しています。
ハリーポッターのバチルダ・バグショットは何者か解説!蛇の正体や写真の青年は?
そして、ナギニはヴォルデモートの最後の分霊箱になります。
ヴォルデモートは自分が意図せずして作り上げたハリーの中にある分霊箱を破壊したため、ヴォルデモートの魂は、ナギニの中と、自分の体本体の中にしかなくなってしまいます。
最後の分霊箱であるナギニを倒すことで、ヴォルデモートの本体を攻撃すればヴォルデモートを破滅させることができるようになるということです。
ネビルは分霊箱については詳しく知りませんでしたが、ナギニを倒そうとしていたロンとハーマイオニーがナギニに襲われていたため、ネビルはナギニを倒します。
原作では、ハリーがヴォルデモートに殺されるために森に行く前に、ホグワーツの中でネビルに会い、その際にネビルに蛇を殺すように頼んでいました。
グリフィンドールの剣はなぜハリーの前に現れなかったの?
ネビルの前にグリフィンドールの剣が現れたのに、ハリーたちが必要としていた時に、なぜグリフィンドールの剣は現れてくれなかったのでしょうか?
先ほど、グリフィンドールの剣は真のグリフィンドール生の前に現れると言いましたが、ハリーたちは厳密にはもうホグワーツの生徒、つまりグリフィンドールの生徒ではなくなっているんですね。
ハリーたちはホグワーツの最高学年である7年生の新学期を迎える前にホグワーツを退学し、分霊箱探しの旅に出ています。
そのため、グリフィンドールの生徒ではなくなったことから、グリフィンドールの剣が現れることはなかったんですね。
森の中でグリフィンドールの剣を発見しましたが、あれはセブルス・スネイプが守護霊を使ってハリーたちの前にグリフィンドールの剣を置いていったためです。
グリフィンドールの剣はなぜ分霊箱にされなかったの?
ヴォルデモートは、
- トム・リドルの日記
- マールヴォロ・ゴーントの指輪
- サラザール・スリザリンのロケット
- ヘルガ・ハッフルパフのロケット
- ロウェナ・レイブンクローの髪飾り
などを分霊箱にし、ほとんどがホグワーツに所縁のある物でした。
しかし、ホグワーツ所縁の物の中で、ゴドリック・グリフィンドールの剣だけがヴォルデモートの分霊箱になることはありませんでした。
なぜグリフィンドールの剣だけが分霊箱にならなかったのか?
それは、ヴォルデモートの前にグリフィンドールの剣が現れなかったからです。
グリフィンドール寮に選ばれる人を見てわかる通り、勇気や仲間を重んじる人々です。
そういった高潔な精神があるからこそ、その人物の前にグリフィンドールの剣が現れるようになっています。
それに対して、ヴォルデモートがしようとしていたことは、邪悪で非人道的なことばかりですよね。なので、ヴォルデモートがグリフィンドールの剣を手にすることはできませんでした。
ネビル・ロングボトムは特別な存在なの?
ネビルの前にグリフィンドールの剣が現れたことで、
ネビルってそんな特別な存在だったけ?
と疑問に感じる方もいますよね。
特に、あまりハリー・ポッターシリーズを深く見ていない人にとっては、ネビルはどちらかと言うとハリーたちのように活躍できず、くすぶっているような印象が強いかと思います。
ここで、少しだけネビルについて解説していきますね。
ネビル・ロングボトムのプロフィール
ネビル・ロングボトムは、1980年7月30日生まれ。
両親は魔法省の闇払いで、『不死鳥の騎士団』として活動していましたが、ヴォルデモートが勢力を伸ばしていた時、ベラトリックス・レストレンジに磔の呪文で拷問され、その後精神喪失状態になり聖マンゴ魔法疾患病院に入院しています。
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』の原作にはこのことについて詳しく記載されていますが、映画ではネビルの両親は殺されたことになっていますね。(映画では聖マンゴの存在自体語られていないので、カットしたのだと思われます。)
そのため、ネビルはずっと祖母と暮らしています。
ネビルの両親について詳しくはこちらの記事で解説しています↓
ネビルの両親が磔の呪いにかけられた理由を解説!その後は死んだのか?
ネビルは勉強も苦手で、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』の時には、スネイプ先生がこの世で1番苦手なものだと言っています。
(写真は『アズカバンの囚人』にてボガートの授業でスネイプを自分のお婆さんの格好にした姿↓)
しかし、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の時には、得意の薬草学の知識を活かしてハリーにエラ昆布について教え、ハリーの競技の手助けをしました。ネビルは薬草学の授業ではトップの成績を収めています。
さらに、ハリーたちが分霊箱探しの旅に出た後、ネビルはハリーに代わってダンブルドア軍団を指揮し、頼り甲斐のある生徒へと成長していきます。
ネビルは自分が思っている以上に、すごい生徒だったんです。
ネビル・ロングボトムは予言の子?
そもそも元を辿れば、ヴォルデモートがハリーを狙ったのは、
『1980年の7月末、闇の帝王に三度抗った両親のもとに産まれる子』
と言う予言の前半をスネイプが聞き、それをヴォルデモートに教えたからです。
(この時スネイプはデスイーターだった。ちなみに、この予言をしたのは占い学のトレローニー先生である。)
スネイプはこの時点では予言の子に該当するのがハリーだとは知らず、後に深く後悔することになります。
予言について詳しくはこちらの記事で解説しています↓
ハリーポッターの予言とは?両親のジェームズとリリーはなぜ殺されたのか解説!
さらに、この”予言の子”に当てはまるのは、ハリーだけではなくネビルも同じく当てはまっていました。
なぜなら、
- ネビルは1980年7月30日生まれ
- ハリーは1980年7月31日生まれ
だからです。
予言の後半は、
『闇の帝王が自らに比肩する者として印すだろう』
となっていますが、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』の最後で予言は割れてしまったので、ヴォルデモートはこの予言の後半を知ることはありませんでした。
ハリーとダンブルドアはこの予言の全文を聞いていましたが、なぜヴォルデモートがネビルではなくハリーを選んだのか?ハリーが予言の子だと思ったのか?については、
『ハリーが半純血だからではないか?』
と言われています。(ネビルは両親や一族全員が魔法族の純血の魔法使いです)
ヴォルデモート自身も、ゴーント家(スリザリンの末裔)の血を引く魔法族と、リドルというマグルの血が入った半純血、つまり混血です。
そのため、自分自身とハリーを重ね合わせたのでは?とダンブルドアは推測しています。
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“This boy will be famous. There won’t be a child in our world who doesn’t know his name.”
どちらにせよ、ネビルがハリーのような運命を辿っていた可能性も十分にあったということです。
結局は、”予言の子”としてハリーを殺そうとしたヴォルデモートは、自分自身の肉体を失い、死にかけることになりました。
”予言の子”は、ヴォルデモート自身が作り出したものとも言えます。
これらを考えれば、一気にネビルが特別な存在に思えてきませんか?
ネビルが”予言の子”としてヴォルデモートに選ばれ、同じように『アバダケダブラ』の呪いを受けていたらどうなっていたのか?
ネビルもハリーと同じ運命を辿った可能性もあるのです。
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“We’re going to make them proud, Neville. That’s a promise.” – #HarryPotter #DumbledoresArmy
ネビル・ロングボトムのその後や結婚相手は誰?
ネビルのその後については、『ハリー・ポッターと呪いの子』にも登場しています。
ホグワーツの薬草学の教授
ネビルはハリーたちの子供がホグワーツに入学する19年後には、ホグワーツの薬草学の教授となっています。
ハリーとジニーの間の子供、アルバス・セブルス・ポッターや、ロンとハーマイオニーの子供、ローズ・ウィーズリーなどを教えています。
さらに、アルバスと同い年には、マルフォイの子供、スコーピウス・マルフォイもいます。
ていうかみんな子供が同い年ってある意味すごいですが・・・^^;
ネビルの結婚相手はハンナ・アボット
また、ネビルの結婚相手はルーナ・ラブグッドと思われがちですが、
ハンナ・アボット
というハッフルパフ生です。
(ていうか、あのルーナとネビルのラブシーン?は映画だけなんですよね〜)
ハンナ・アボットは特に目立った登場はありませんが、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の際に母親がデスイーターに殺され、その後ダンブルドア軍団の一員となっています。
ネビルとの結婚後については、『漏れ鍋』の女主人となり、漏れ鍋の2階に夫婦で住んでいたらしいです。
しかしその後、『癒者(魔法族の医者みたいなもの)』になり、ホグワーツの校医になったとも言われています。
ちなみに、ルーナ・ラブグッドは『ファンタスティック・ビースト』シリーズに登場するニュート・スキャマンダーの孫にあたるロルフ・スキャマンダーと結婚し、2人の子供がいるそうです。
詳しくはこちらで解説しています↓
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まとめ
以上、今回はネビル・ロングボトムについて解説しました!
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