『ハリー・ポッター』シリーズでは欠かせない登場人物の1人、ネビル・ロングボトム。
ネビル・ロングボトムはおばあさんと暮らしていて、強烈なおばあさんが名物となっていますが、なぜ彼に両親はいないのか?
また、ネビルの両親が磔の呪いにかけられた理由について解説していきます!
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ネビルの両親が磔の呪いにかけられた理由はなぜ?
まずは、ネビルの両親はなぜ磔の呪いにかけられたのか?について解説していきます。
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』で、アラスター・ムーディーが闇の魔術の防衛術の授業中に、禁じられた魔法を披露します。
(この時はアラスター・ムーディーに化けていたバーティ・クラウチJr.が授業をしていましたが)
禁じられた魔法の3つは、
- 服従の呪文
- 磔の呪文
- 死の呪文
の3つでしたね。
そして、この2つ目の磔の呪文を行なった際に、ネビルがひどく辛そうな表情をします。
理由は後ほど明かされますが、ネビルの両親は磔の呪文によって拷問されたのです。
磔の呪文は、かけられた相手がひどい苦痛に悶える呪文で、死んだほうがマシと思えるほど苦しむのだそう。
具体的にどんな痛みや苦しみなのか?というところはわかりませんが、かなり辛い呪文であることは間違い無いですね。
ネビルの両親が磔の呪いにかけられた経緯は、ヴォルデモートがハリーにかけた死の呪いが跳ね返り、肉体をなくして行方不明になってしまった後、ヴォルデモートの行方を探していたヴォルデモートの腹心(ベラトリックス・レストレンジやバーティ・クラウチJr.ら4人)のデスイーターたちに拷問されます。
(『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の映画で、憂いの篩の中でハリーはこの時バーティ・クラウチJr.が捕まる様子を見ていましたね。)
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ヴォルデモートが突然消えたため、ヴォルデモートの行方を知らないか拷問したのです。
ネビルの両親は、フランク・ロングボトムとアリス・ロングボトムという優秀な闇祓いで、ヴォルデモートが勢力を伸ばしていた時にもかなり活躍した魔法使いです。そのため、ベラトリックスたちに目をつけられてしまったのだと思われますね。
そして、その拷問の際にベラトリックスはネビルの両親に磔の呪文をかけたというわけですね。
魔法・・・と考えると非現実的ですが、拷問したと聞くと、かなり胸が痛い話ですよね。
ネビルの両親が死んだ原因は?
では、ネビルの両親はベラトリックス・レストレンジに殺されたしまったのか?
映画の中では、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』で、ネビルが不死鳥の騎士団創設メンバーの写真に写る両親を見て、ハリーに両親について話すシーンがあります。
映画ではおそらく死んだ設定にしたのかな?と思いますが・・・
原作では、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』の際に、ネビルの両親が登場します。
そのため、ネビルの両親は死んでいません。
ネビルの両親のその後は?
ネビルの両親は、聖マンゴ魔法疾患傷害病院に入院しています。死んではいません。
しかし、死ぬよりもひどい状況になってしまいました。
ベラトリックスによる磔の呪文で、ネビルの両親のフランクとアリスは、心神喪失状態になてしまったのです。
そして、その後聖マンゴ魔法疾患傷害病院に入院することになります。
ネビルの両親の登場シーン
映画では写真でのみの登場ですが、原作ではネビルの両親が登場するシーンがあります。
登場するのは、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』にて。
ハリーがヴォルデモートの開心術により、ロンの父であるアーサー・ウィーズリーが蛇に殺されかける夢をみます。
結局ロンの父のアーサーは、魔法省の神秘部で殺されかけていたところを発見され、聖マンゴ魔法疾患傷害病院に入院。
ハリーたちは何度かお見舞いに行きますが、クリスマス休暇の際にウィーズリー一家とともに再びお見舞いに訪れます。その際に、ネビルとネビルの両親が登場します。
ちなみに余談ではありますが、聖マンゴ魔法疾患傷害病院には、あのギルデロイ・ロックハートも入院していました。
原作で登場したネビルの母:アリス・ロングボトムの様子はこう記されています。
ネビルの母親が、寝巻きのまま、部屋の奥から這うような足取りで近寄ってきた。ムーディーに見せてもらった不死鳥の騎士団設立メンバーの古い写真に写る、ふっくらとした幸せそうな面影はどこにもない。いまやその顔はやせこけ、やつれ果てて、目だけが異常に大きく見えた。髪は白くまばらで、死人のようだ。
出典:『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』原作小説より
父親の様子ははっきりとは書かれていませんが、おそらく同じような状況であると思います。
原作のこの章は本当に涙が出るような思いで読みました。
ネビルの両親は心神喪失状態なので、当然ネビルのこともわかりません。
このシーンで、ネビルの母はガラクタのような物をネビルに手渡します。
ガムの包み紙のような物をもらったネビルは、祖母に「捨てなさい」と言われますが、大事に大事にその包み紙を取っておいているんです。
今まで、もらった分も大事に取っておいて、今では
あの子がこれまでにくれた分で、もうお前の部屋の壁紙が貼れるほどでしょう
出典:『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』原作小説より
と、ネビルの祖母に言われるほど、母親からもらったものを大事に取っておいているんですね。
物心ついた時からネビルの両親は心神喪失状態で、話すこともできません。両親を亡くしたハリーも辛いですが、ネビルもとても辛い思いをして過ごしてきたということがわかります。
ネビルの両親のその後
さらに、作者のJ.K.ローリングさんは、ネビルの両親のその後についても言及しています。
ホグワーツの戦いにてヴォルデモートの勢力が消滅し、それと同時にネビルの両親も回復するのでは?と思われていましたが、
「ファンがそう熱望していることは知っているわ。ネビルの両親に起きたことはある意味、ハリーの両親に起きたことよりも悲劇だから。でもネビルの両親は決定的なダメージを受けてしまったの。悪の魔法によって起きたことの中には永遠に回復しないものがあるのよ」。
こう語られています。
残酷ではありますが、闇の魔術は一度人にかけてしまったらもう元には戻らない。それほど恐ろしいものなんだということを示しているのかもしれませんね。
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まとめ
- ネビルの両親はデスイーターにヴォルデモートの居場所を聞き出すために磔の呪いで拷問された
- ネビルの両親は死んでおらず、『聖マンゴ魔法疾患傷害病院』に入院している
- ネビルの両親はヴォルデモートの失脚後も心神喪失状態のまま
両親を亡くしてしまったハリーも可哀想ですが、ネビルもまた同じように辛い生い立ちだったということがわかります。
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