今回は、『ハリーポッターと死の秘宝Part1』の、バチルダ・バグショットが出てくるシーンについて解説していきたいと思います!
もくじ:好きなところに飛べます
『ハリーポッターと死の秘宝Part1』のあらすじ
まずは、『ハリーポッターと死の秘宝Part1』のあらすじについて簡単に説明したいと思います。
バチルダが誰なのか先に知りたい方はここからジャンプして飛ばしてくださいね!バチルダが何者か今すぐ知る
これまでの話の流れ
ハリーポッターシリーズはかなり長い作品になるので、かなり端折ってこれまでの話の流れをまとめます。
ハリーの10歳の誕生日にハグリットが現れ「お前は魔法使いだ」と告げ、ホグワーツに入学することになる。
ホグワーツに入学したハリーは、自分の両親のことを殺したのが”ヴォルデモート”と言う人物であることを知る。
ヴォルデモートがハリーの両親を殺した際、ハリーも殺そうとしたが、ヴォルデモートの死の呪いはハリーから跳ね返り、ハリーは生き残った男の子となり、ヴォルデモートは力がなくなり、魂だけが生き残ることになる。
魂だけになってしまったヴォルデモートは、肉体を取り戻すために”賢者の石”を手に入れようとするなど、あらゆる手を尽くす。
そして『ハリーポッターと炎のゴブレット』で三校対抗試合の優勝カップをポートキーにしてハリーを”リドルの墓”に呼び寄せ、そこでハリーの血液を使ってヴォルデモートは肉体を取り戻し完全復活する。
ハリーがこの世にいる限り自分にとって一生脅威になると思ったヴォルデモートは、ハリーを狙う。
『一方が生きる限り、他方は生きられぬ』と言う予言の元、ハリーは自分が死ぬか、ヴォルデモートを殺すかと言う瀬戸際に立たされていた。
ヴォルデモートを倒すためには、ヴォルデモートが作り出した分霊箱を全て破壊する必要があると言うことを知ったハリーたちは、ヴォルデモートの分霊箱を見つけるための旅に出る
ここからが『ハリーポッターと死の秘宝Part1』の始まり
ハリーは分霊箱探しをする前に、ビル(ロンの兄)とフラーの結婚式のために隠れ穴(ロンの家)で過ごすことになるが、そこへルーファス・スクリムジョール(ファッジの後釜の魔法大臣)やってくる。
スクリムジョールはダンブルドアの遺言と形見をハリーたちに授ける。
ハリーには最初にクディッチの試合で手に入れたスニッチ。
ロンには火消しライター。ハーマイオニーには吟遊詩人ビートルの物語。
ダンブルドアはグリフィンドールの剣もハリーに託そうとしましたが、「魔法界の財産」と言うことで、スクリムジョールに却下されてしまう。
さらに、グリフィンドールの剣は現在行方不明と知らされる。
ハーマイオニーが授かった吟遊詩人ビートルの物語は、『死の秘宝』について表していた。死の秘宝は3つあり、『透明マント』『ニワトコの杖』『蘇りの石』の3つ。
『死の秘宝』についてはこちらで解説しています。
ハリーポッター死の秘宝について解説!三兄弟の物語の考察とペベレル家についても
分霊箱を探すために、ハリーたちは手がかりをもとにヴォルデモートが分霊箱を隠しそうなところを探し始める。
「分霊箱があるところには痕跡が残る」とダンブルドアが残した言葉を辿りに、ヴォルデモートが分霊箱を残しそうなゆかりのある場所を訪れる。
『分霊箱』についてはこちらで解説しています。
分霊箱7つの作り方と破壊できるものは何?隠し場所やなぜダンブルドアは壊し方を教えなかったのかも
分霊箱を見つけたハリーたちでしたが、どんな魔法を使っても破壊することはできない。そしてハーマイオニーが秘密の部屋にいるバジリスクの牙で分霊箱が破壊できると言うことを発見する。
さらに、『ハリーポッターと秘密の部屋』の際にハリーがグリフィンドールの剣でバジリスクを刺したことを指摘する。
グリフィンドールの剣は強い魔力を吸収する力を持っている。
そのため、グリフィンドールの剣もバジリスクと同じ力を持ったことになる。
グリフィンドールの剣を見つければ分霊箱を破壊できると踏んだハリーたちは、分霊箱と並行してグリフィンドールの剣も探すことにする。
ハリーはヴォルデモートが死の呪いが跳ね返って死にかけた”ゴドリックの谷”(ハリーの両親が死んだ時、ゴドリックの谷に住んでいたため、そこで襲われて死んだ)に手がかりがあると踏む。
さらにゴドリックの谷には昔ダンブルドアが住んでいたことから、グリフィンドールの剣が隠されているかもしれないと、ハーマイオニーの反対を押し切って2人でゴドリックの谷を訪れることにする。
というところまでが、『ハリー・ポッターと死の秘宝Part1』のこれまでの経緯となります。
バチルダ・バグショットとは何者?
では今回の本題の、バチルダ・バグショットが何者なのか?について解説していきます。
バチルダ・バグショットとは、魔法史の著者で、ハリーたちもホグワーツで使う教材になっています。
バチルダはダンブルドアがゴドリックの谷に住んでいた頃からダンブルドアを知っている人物で、さらにグリンデルバルド(ダンブルドアの旧友)のおばです。
グリンデルバルド についてはコチラにも詳しく記載しています。
リータ・スキーターとは誰なのか?
ハーマイオニーがバチルダの家でリータ・スキーターの著書を見つけるシーンがありますが、『ダンブルドアの真っ白な人生と真っ赤な嘘』と言う著書を書く際にバチルダに色々と情報提供をしてもらったため、ここでリータ・スキーターが登場します。
リータ・スキーターは元日刊予言者新聞記者で、『ハリーポッターと炎のゴブレット』の際にも取材のためにハリーたちと接触しています。
これは映画では解説されていませんが、リータ・スキーターは”アニメーガス”(人間だけど動物に変身できる能力で、魔法省に届け出なければならない。ホグワーツのマクゴナガル先生はアニメーガスで、猫に変身することができる)に違法でなっており、それをハーマイオニーに暴かれます。
リータ・スキーターはコガネムシになることで気づかれずに対象者に接近し、色々な情報を入手していました。ハーマイオニーに弱みを握られたリータ・スキーターは、しばらく記者としての活動ができなくなっていました。
バチルダが蛇に変わったのはなんで?
バチルダの家に行ったハリーは、蛇語でバチルダから話しかけられ、1人でバチルダの家の2階へ行き、そこでバチルダが蛇に変身して襲われますね。
バチルダが変身した蛇は、ヴォルデモートの”ナギニ”と言うペットの蛇です。
ナギニは非常に頭が良く、ヴォルデモートに忠実に動きます。
ヴォルデモートはハリーたちが分霊箱を探していることに気づいていますから、分霊箱を探しにゴドリックの谷にくると踏んで、事前にナギニをバチルダの姿にしていたのです。
バチルダはすでに殺されていて、階下で血まみれの部屋を発見したハーマイオニーはバチルダがすでに殺されていることを知り、ハリーを助けに2階へ行きます。
バチルダの家にあった写真に映る青年は誰でその意味は?
ハーマイオニーやハリーはバチルダの家でとある青年の写真を発見します。
先ほども触れましたが、あの青年は若き日のグリンデルバルドです。
グリンデルバルド は『死の秘宝Part2』で重要な存在になるので、ハリーたちのヒントとしてこの場面で登場します。
ここからは『ハリーポッターと死の秘宝Part2』のネタバレになるので、ネタバレしたくない方はご注意を!!
グリンデルバルドについては先ほどリンクを貼った記事を読んでいただければわかると思います。
グリンデルバルドは『死の秘宝』のうち、ニワトコの杖にゆかりのある人物です。
と言うのも、グリンデルバルドは若い時に杖作りのグレゴロビッチからニワトコの杖を奪い逃走します。
しかしその後、ダンブルドアと対決になり負けたグリンデルバルドは、ダンブルドアにニワトコの杖を奪われ、『ヌルメンガード』と言う、自身が創造した要塞に閉じ込められます。
『死の秘宝Part2』では、ヴォルデモートがヌルメンガードにいるグリンデルバルドを拷問し、ニワトコの杖の在りかについて聞き出します。
原作ではグリンデルバルドはダンブルドアが持っていると白状せず殺されるのですが、映画では話を短縮するためにグリンデルバルドは「ダンブルドアがニワトコの杖を持っている」とヴォルデモートに教えます。
そのため、『死の秘宝Part2』の初めには、ヴォルデモートがダンブルドアのニワトコの杖を奪いに墓を掘り起こすシーンがあります。
バチルダの家が急に子供部屋になった理由はなぜ?
『ハリー・ポッターと死の秘宝』の映画では、バチルダの家でハリーがナギニ(ヴォルデモートの大蛇)に襲われると、急に子供部屋のシーンになります。
おばあさんの家がいきなり子供部屋になったので、混乱する人も多いですよね・・・^^;
実際には、原作ではあのような描写はなく、映画オリジナルのシーンです。
おそらくですが、ナギニとハリーたちの魔法の威力によって、隣の家の子供部屋まで吹っ飛ばされてしまった・・・と考えるのが自然だと思います。
あの場所に赤ちゃんがいなくてよかった・・・
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まとめ
- バチルダ・バグショットは『魔法史』の著者でグリンデルバルドの”おば”
- リータ・スキーターは元日刊予言者新聞の記者で『ダンブルドアの真っ白な人生と真っ赤な嘘』の著者
- バチルダから蛇に変わったのはハリーを殺すためで、蛇の正体はヴォルデモートのペットのナギニ
- バチルダの部屋にあった青年の写真はグリンデルバルドで、ニワトコの杖を盗んだ人物。『死の秘宝Part2』のキーマンとなる
原作を読んでいないと難解な部分も多いハリーポッターシリーズですが、他の解説&考察記事も書いているので、下のリンクからぜひ読んでみてくださいね!