『ハリー・ポッター』シリーズは、『ハリー・ポッターと賢者の石』から始まり、長いシリーズなので複雑でよくわからないという方も多いですよね。
今回は、『ハリー・ポッター』シリーズを見る順番と、あらすじと抑えるべきポイントなどについて簡単にわかりやすく解説していきます。
もくじ:好きなところに飛べます
『ハリー・ポッター』シリーズを見る順番
『ハリー・ポッター』シリーズを見る順番は、以下の通りです。
順番 | 作品名 | 公開年 |
1 | ハリー・ポッターと賢者の石 | 2001年 |
2 | ハリー・ポッターと秘密の部屋 | 2002年 |
3 | ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 | 2004年 |
4 | ハリー・ポッターと炎のゴブレット | 2005年 |
5 | ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 | 2007年 |
6 | ハリー・ポッターと謎のプリンス | 2009年 |
7 | ハリー・ポッターと 死の秘宝Part1 | 2010年 |
8 | ハリー・ポッターと死の秘宝Part2 | 2011年 |
『ハリー・ポッターシリーズのあらすじをざっくり解説
では、そんな『ハリー・ポッター』シリーズ全8作品のあらすじをざっくり簡単に解説していきます。
1『ハリー・ポッターと賢者の石』のあらすじを簡単に解説
イギリスに住む普通の男の子、ハリー・ポッター。
物心つく前に両親を亡くしたハリーは、伯父伯母であるダーズリー一家に育てられます。
しかし、10歳の誕生日に、突然
と告げられます。
ハリーは
- 自分が魔法使いであること
- ヴォルデモートという闇の魔法使いに両親が殺されたこと
- ヴォルデモートがかけた死の呪いをハリーが跳ね返し、『生き残った男の子』としてハリーの名が魔法界で広く知られていること
を知ります。
ホグワーツ魔法魔術学校に通うことになったハリーは、ロンとハーマイオニーという親友ができ、3人はホグワーツに隠されている『賢者の石』が盗まれそうになっていることを知り、『賢者の石』を守るために三頭犬や特大チェスなどを突破して行きます。
ハリーたち3人はセブルス・スネイプが『賢者の石』を盗もうとしていると思っていましたが、そこにいたのは闇の魔術の防衛術の教師、クィリナス・クィレル教授だったのです。
この投稿をInstagramで見る
クィレルがターバンを脱ぐと、その後ろには頭のようなものが。
クィレル先生は、ヴォルデモートに体を乗っ取られていたのです。
ヴォルデモートは賢者の石を盗み、賢者の石の力で肉体を復活させようと目論んでいたのでした。
しかし、ハリーが無事に『賢者の石』を守り、クィレルは死に、ヴォルデモートの肉体が復活することはありませんでした。
- ハリーの両親はヴォルデモートという闇の魔法使いに殺されたこと
- ヴォルデモートは10年前にハリーを殺そうとしたが、死の呪いが跳ね返ってヴォルデモート自身が滅びたこと
- そして今回、肉体を失ったヴォルデモートは復活を試み、そのために『賢者の石』を必要としていたこと
2『ハリー・ポッターと秘密の部屋』のあらすじを簡単に解説
ホグワーツの2年生になったハリー。
しかし、ホグワーツでは石になる生徒が続出してしまいます。
大人たちは、『再び秘密の部屋が開かれた』と言って、ホグワーツ存続の危機に・・・。
実は、40年前にも『秘密の部屋』が開かれたことがあったのです。
さらに、パーセルタング(蛇語)を話せるハリーは、”スリザリンの継承者”なのではないかと噂されます。
ホグワーツ創設者の1人で、『秘密の部屋』を作り出したサラザール・スリザリンは蛇語を話すことができ、蛇語を話せるのはスリザリンの末裔だけと言われています。
自分はスリザリンの継承者ではないと証明したいハリー。
また、ダーズリー一家で酷い扱いを受けていたハリーは、
- ホグワーツが無くなったら嫌だという思い
- 親友のハーマイオニーが石にされた悲しさ
- ロンの妹のジニーが連れ去られた
ことから、『秘密の部屋』の怪物、バジリスクを倒すことを決意します。
ハリーは1人で秘密の部屋へ入ると、そこにはロンの妹のジニーが倒れており、その傍らにはホグワーツの生徒らしき青年が立っていました。
青年は、自分が『トム・リドル』であると名乗り、『日記』を使ってジニーを操っていたと言います。
この投稿をInstagramで見る
トム・リドルと名乗る青年は、バジリスクを使ってハリーを殺そうとしますが、ハリーはグリフィンドールの剣でバジリスクのことを刺し殺します。
そして、バジリスクの牙を使って、ハリーは『秘密の部屋』が開かれる元凶になった『日記』を刺して破壊します。
すると、トム・リドルは消え、ジニーが目を覚ましました。
ジニーはトム・リドルの日記に操られていて、自分では知らない間に『秘密の部屋』の扉を開いていたのです。
- 40年前に『秘密の部屋』を開いたのはトム・リドルだった
- 登場したトム・リドルは、ヴォルデモート卿の学生時代
- 『リドルの日記』には、強い魔力が込められていた
3『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』のあらすじを簡単に解説
ホグワーツの3年生になったハリー。
しかし、魔法界ではヴォルデモートの忠実な僕であったシリウス・ブラックがアズカバンという魔法界の監獄を脱獄したという話で持ちきりです。
さらに、ハリーは
- シリウス・ブラックはハリーの命を狙っている
- シリウス・ブラックはハリーの両親を裏切って、そのせいでハリーの両親が死んだ
という情報を耳にします。
そんな時、ロンのネズミのスキャバーズが逃げ出し、追いかけていたハリーたち3人は、黒い大きな犬に襲われます。
ロンを暴れ柳の木の根っこに引きずり込もうとする黒い犬。
ハリーとハーマイオニーが追いかけると、そこにはシリウス・ブラックが居たのです。
シリウス・ブラックは本当のことを語り始めます。
- ロンのネズミのスキャバーズは、ピーター・ペティグリューであること
- ピーター・ペティグリューこそが、ハリーの両親を裏切ってヴォルデモートに売った張本人であること
- ピーターは指を切り落とし、死んだと見せかけて逃げ、そのせいでシリウスがアズカバン送りになったこと
シリウスは裏切り者のピーターを殺すためにアズカバンを脱獄し、ホグワーツにやってきたのでした。
この投稿をInstagramで見る
結局ピーター・ペティグリューは再びネズミの姿になって逃げてしまい、シリウスの汚名がそそがれることはありませんでした。
しかし、ハリーはシリウスが自分の名付け親であることを知り、本当の”家族”を見つけることができたのです。
- ハリーの両親を裏切ったのはピーター・ペティグリューという男である
- シリウスはハリーの名付け親であり、今後も重要な存在になる
4『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のあらすじを簡単に解説
ホグワーツ4年生になったハリーたち。
ハリーとウィーズリー一家、ハーマイオニーでクディッチW杯に出かけると、大騒動が発足。
クディッチW杯の会場で、ヴォルデモートの印である闇の印が打ち上げられたのです・・・。
ホグワーツでは、魔法界の伝統的なトーナメント戦、『三校対抗試合』が開催されることに。
しかし、ハリーたち4年生は年齢制限で参加することができず、17歳以上の生徒しか立候補することができません・・・が、なぜか試合の立候補者にはハリーの名前が。
ハリーが試合に参加するように画策したのは、ヴォルデモートの手下の1人、バーティ・クラウチJr.でした。
クラウチJr.は、闇の魔術の防衛術の先生として赴任したマッドアイ・ムーディに化けていたのです。
ハリーを試合に参加させたのは、優勝カップを掴んでリドルの墓へと誘うため。
そして、クラウチJr.の画策した通り、最後の迷路の競技で、ハリーは同じくホグワーツ代表選手だったセドリック・ディゴリーと一緒に優勝カップを掴むと、『リドルの墓』へ移動してしまいます。
リドルの墓には昨年ハリーたちから逃げた裏切り者のピーター・ペティグリューと、その腕の中には未完全な状態のヴォルデモートがいました。
ハリーはヴォルデモートとペティグリューに捕らえられ、ヴォルデモートはハリーの血を使って完全復活を遂げます。
- マッドアイ・ムーディに化けていたのはバーティ・クラウチJr.というヴォルデモートの手下(デスイーター )
- ハリーが三校対抗試合に参加することになったのは、バーティ・クラウチJr.の罠
- バーティ・クラウチJr.のバックにはヴォルデモートがいて、ヴォルデモートは肉体を復活させるためにハリーを誘き出す必要があった
- ヴォルデモートはハリーの血を使って完全復活を遂げた
5『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』のあらすじを簡単に解説
ホグワーツ5年生になったハリー。
去年ヴォルデモートの復活を目の当たりにし、さらには目の前でセドリック・ディゴリーを殺されてしまったことで、傷心していました。
さらに、魔法省は、ハリーが言った真実である
ヴォルデモートの復活
を一切信じず、ハリーは学校でも世間でも嘘つき呼ばわりされることに。
追い討ちをかけるように、ホグワーツには新しい闇の魔術の防衛術の教師として、ドローレス・アンブリッジという魔法省の役人がやってきます。
この投稿をInstagramで見る
アンブリッジは、ハリーが訴えるヴォルデモート復活は嘘だと訴え、さらには学校を乗っ取ろうとします。
ハリーたちは自ら闇の魔術に対抗するための魔法を身につけようと、『ダンブルドア軍団』を結成し、闇の魔術に対する防衛術を生徒たちだけで学ぶことに。
そんな時、ハリーは夢の中で自分の名付け親であるシリウス・ブラックが拷問されている場面を見ます。
ハリーは夢ではなく、ヴォルデモートとの心のつながりから見せられた現実であると判断し、シリウスを助けに、ダンブルドア軍団と共に魔法省へと向かいます。
しかし、ハリーが見たシリウス拷問の光景は、全てヴォルデモートの罠。
ヴォルデモートは『予言』を手に入れるために、ハリーを魔法省へと誘き出したのです。
絶体絶命のハリーたちダンブルドア軍団を助けに来たのは、不死鳥の騎士団のメンバーたち。
不死鳥の騎士団のメンバーと、ヴォルデモートの手下であるデスイーターの激しい戦いになります。
が、そこでベラトリックス・レストレンジに殺され、シリウスが死んでしまいます。
ハリーはシリウスの仇を討つため、ベラトリックスを追いかけます。
するとそこにはヴォルデモートが現れ・・・今度はダンブルドアとヴォルデモートの戦いに。
戦いの真っ最中に魔法大臣や魔法省の役人が現れ、ヴォルデモートの復活を目の当たりにするのでした。
- 魔法省はヴォルデモートの復活を信じられず、ハリーを”嘘つき”呼ばわりしてヴォルデモートの復活について隠そうとしていた
- ヴォルデモートは『予言』を手に入れるためにハリーを魔法省へと誘き出した
- ハリーとヴォルデモートの間には、お互いの心を見ることができる、不思議な繋がりがある
6『ハリー・ポッターと謎のプリンス』のあらすじを簡単に解説
ホグワーツ6年生になったハリー。
ヴォルデモートの復活が世間にも知れ渡り、魔法界は一気に暗い雰囲気になります。
ハリーとロン、ハーマイオニーは、学用品を買いに訪れたダイアゴン横丁で、不審な行動をするドラコ・マルフォイを発見します。
後をつけると、マルフォイはボージン・アンド・バークスという闇の魔術の品を売っている店で、何やら秘密のやり取りをしていました。
実は、ドラコ・マルフォイはダンブルドアを殺すようにと、ヴォルデモートに命じられていたのでした。
ホグワーツでは、ホラス・スラグホーンという昔ホグワーツの教師をしていた魔法薬学の教授を呼び寄せます。
ダンブルドアにはスラグホーンから引き出したい記憶があり、ハリーにスラグホーンからその記憶を聞き出して欲しいと頼まれ、ハリーは見事ヴォルデモートにまつわるスラグホーンの記憶を手に入れることに成功。
スラグホーンの記憶では、『ホークラックス』という闇の魔術について聞く若き日のヴォルデモートの姿がありました。
この投稿をInstagramで見る
魂を分裂して不死身を叶えるための禁忌の魔術です。
ハリーとダンブルドアは、ヴォルデモートが『分霊箱』を作成し、魂を7つに分裂している可能性があるという事実をつかみます。
この事実を知ったハリーとダンブルドアは、とある洞窟に行き、そこで分霊箱の1つであるサラザール・スリザリンのロケットを手に入れます。
しかし、ホグワーツに帰って来たダンブルドアを待っていたのは、デスイーターたち。
マルフォイは、姿をくらますキャビネット棚を使い、ボージンアンドバークスからホグワーツへとデスイーターを連れてくることに成功したのです。
ダンブルドアを殺そうとするドラコ・マルフォイ。
しかし、スネイプがダンブルドアを殺し、ダンブルドアはそのまま死んでしまうのでした。
- ホラス・スラグホーンのヴォルデモートに関する記憶
- ヴォルデモートは分霊箱を作っていたこと
- ドラコ・マルフォイがヴォルデモートに命じられてダンブルドアを殺そうとしたこと
- スネイプがダンブルドアを殺したこと
7『ハリー・ポッターと死の秘宝Part1』のあらすじを簡単に解説
ダンブルドアの死によってヴォルデモートの勢力が拡大し、魔法省もホグワーツも、ヴォルデモートによって乗っ取られてしまいます。
ハリーはダンブルドアの生前、分霊箱を探し、破壊するという約束をしていました。
ハリーはホグワーツには戻らず、ロン、ハーマイオニーと3人で分霊箱探しの旅に出ることに。
昨年洞窟で手に入れたスリザリンのロケットが偽物だったことを知ったハリーたちは、本物のロケットを手に入れるために魔法省に潜入し、見事ロケットを手に入れることに成功。
その後ロケットを破壊することができました。
さらに、ハリーたちは旅の途中で、ダンブルドアが遺してくれた遺産である
- 吟遊詩人ビートルの物語
- 火消しライター
- 金のスニッチ
の3つのうち、吟遊詩人ビートルの物語の謎を解明します。
それは、『死の秘宝』という伝説の3つの秘宝のヒントだったのです。
おそらく、ヴォルデモートは死の秘宝の1つであるニワトコの杖を手に入れようとしていると知ったハリー。
しかし、そんな矢先に人攫いに捕まり、デスイーター であるドラコ・マルフォイの館に捕らえられてしまいます。
この投稿をInstagramで見る
- ハリーたちは、ヴォルデモートを倒すために重要な『分霊箱』を探す旅に出ることにした
- 分霊箱破壊のためにはグリフィンドールの剣が必要
- ヴォルデモートは『死の秘宝』の1つである、世界最強の杖『ニワトコの杖』を手に入れようとしている
8『ハリー・ポッターと死の秘宝Part2』のあらすじを簡単に解説
マルフォイ邸から命からがら逃げ出したハリーたち。
残りの分霊箱が隠されていると思われるホグワーツに行くことを決意します。
しかし、ハリーたちがホグワーツに来たことがヴォルデモートに知れると、ホグワーツはヴォルデモートたちに包囲され、激しい戦いになります。
そんな中、ヴォルデモートはセブルス・スネイプを呼び出します。
ヴォルデモートは『死の秘宝』の1つであるニワトコの杖を手に入れますが、杖が正常に機能しないと言い、最後の所有者であるダンブルドアを殺したのがスネイプのため、スネイプが生きている限りは杖が言う事を聞かないと、スネイプを殺害。
駆けつけたハリーに、スネイプは自分の記憶を見せます。
この投稿をInstagramで見る
実は、スネイプはずっとハリーのことを守って来たのです。
なぜなら、ハリーの母親であるリリー・ポッターを愛していたから。
スネイプはダンブルドアに仕え、ヴォルデモート側に二重スパイとして潜入していたのでした。
さらにハリーは、スネイプの記憶から重要な真実を知ることになります。
それは、ハリーがヴォルデモートの分霊箱の1つになっているということ。
分霊箱全てを破壊しなければ、ヴォルデモートを殺すことはできません。
そのため、ハリーはヴォルデモートの手によって殺される必要があるというものでした。
ヴォルデモートは、ハリーを禁じられた森に呼び出し、ハリーを差し出せばもう戦いは辞めると宣言します。
ハリーは死ぬ覚悟でヴォルデモートに命じられた通り森へ入ると、ヴォルデモートからまたも『アバダケダブラ』の死の呪いを受けます。
しかし、ハリーは生きていました。
死の呪いによって、ハリーの中にあったヴォルデモートの魂だけが破壊されたのです。
再び激しい戦いが始まったホグワーツ城。
ヴォルデモートの最後の分霊箱であるナギニも破壊し、残るはヴォルデモートだけになります。
この投稿をInstagramで見る
ヴォルデモートとハリーの一騎打ちになりますが、ヴォルデモートが持っているニワトコの杖が言う事を聞かず、ハリーはヴォルデモートを倒すことに成功。
ニワトコの杖の真の所有者は、ハリーだったのです。
そして、ヴォルデモートは滅び、魔法界に再び平安が訪れたのでした。
- スネイプは二重スパイをしており、ダンブルドアとハリーの味方だった
- ハリーはヴォルデモートの分霊箱になっていたため、ヴォルデモートの手によって死ななければならない
- 分霊箱を全て破壊されたヴォルデモートは滅びた
ハリー・ポッターシリーズを総合して簡単に解説
では、『ハリー・ポッター』シリーズの映画8作品を総合して、『ハリー・ポッター』シリーズについて一連の流れをまとめてみましょう。
ヴォルデモートの目的
ヴォルデモートという闇の魔法使いが、
ということを実現しようとしていました。
ヴォルデモートの目的については、こちらの記事で詳しく解説しています。
不死身計画の邪魔になる者が予言によって示唆される
しかし、ある『予言』がされたことで、ヴォルデモートの計画が阻害される可能性が出て来ました。
その予言とは、
闇の帝王を打ち破る力を持った物が近づいている
7つ目の月が死ぬとき、帝王に三度抗った者たちに生まれる
そして闇の帝王は、その者を自分に比肩する者として印すであろう。
しかし彼は、闇の帝王の知らぬ力を持つであろう・・・
一方が他方の手にかかって死なねばならぬ。
なんとなれば、一方が生きうるかぎり、他方は生きられぬ・・・
闇の帝王を打ち破る力を持った者が、七つ目の月が死ぬときに生まれるであろう。
というもの。
つまり、要約すると、
という意味になります。
この意味にぴったり当てはまったのが、ハリー・ポッターだったのです。
そのため、ヴォルデモートはハリーのことを殺そうとし、ハリーを守ろうとしたハリーの両親を殺したのです。
予言についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
生き残った男の子
ハリーに『アバダケダブラ』の死の呪いをかけたヴォルデモートですが、ハリーは死にませんでした。
母親の『護りの魔法』が効いたからです。
そして、ハリーは魔法界で『生き残った男の子』として有名になります。
しかし、この時ハリーはヴォルデモートが意図せずして作り出した分霊箱の1つになってしまったのです。
さらに、ヴォルデモートはハリーにかけた死の呪いが自分に跳ね返り、肉体を失ってしまいました。
ヴォルデモートが肉体のみを失い、魂が残っていたのは、『分霊箱』を複数作っており、魂を分裂していたからです。
そのため、魂がこの世に残っていたということですね。
肉体の復活を試みるヴォルデモート
そして、ヴォルデモートは肉体の復活を試みます。
ヴォルデモートが実際に肉体復活を試みたのはこの2回です。
- 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』
- 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』
は伏線の役割で、ヴォルデモートそのものは登場していません。
『秘密の部屋』に現れたのは、ヴォルデモートの魂の記憶で、ヴォルデモート自身ではありません。
再び魔法界を震撼させる
肉体を復活させたヴォルデモートは、再び魔法界を震撼させます。
ヴォルデモートは自分の目的のために、邪魔者を排除し、魔法省やホグワーツを乗っ取ります。
そして、ヴォルデモートは自らの目標の達成のために、
これら、3つの課題に向き合います。
予言を最後まで聞く
まずは、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』のテーマになった、予言を最後まで聞くことです。
ヴォルデモートは、予言の全文は知らず、最後まで聞きたがっていました。
ヴォルデモートが聞いていなかったのはこの部分↓
一方が他方の手にかかって死なねばならぬ。
なんとなれば、一方が生きうるかぎり、他方は生きられぬ・・・
闇の帝王を打ち破る力を持った者が、七つ目の月が死ぬときに生まれるであろう。
しかし、結局予言は割れてしまったため、ヴォルデモートは予言の全文を聞くことはできませんでした。
ダンブルドアを殺す
2つ目の課題は、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の時の課題である、ダンブルドアを殺すという課題です。
アルバス・ダンブルドアは、ヴォルデモートが唯一恐れていた人物でもあります。
ダンブルドアには敵わないと、心のどこかでは思っていたのかもしれません。
そのため、ヴォルデモートは1番の邪魔ものであるダンブルドアを始末したいと考えたのでした。
結果、スネイプの手によってダンブルドアは殺されました。
ハリーを殺す
そして最後の課題は、ハリーを殺すことです。
『予言』によって、予言に当てはまるハリーが邪魔者になると思ったヴォルデモートは、ハリーを始末しようと考えます。
そもそも、1度殺し損ねているため、色んな意味で執着心があったとも言えますね。
結果、ヴォルデモートはハリーにアバダケダブラの呪いをかけましたが、ハリーは死なず、ハリーの中にあったヴォルデモートの分霊箱のみが滅びる結果になったのです。
ハリー・ポッターシリーズの全体をまとめると、2つの部分に注目するとわかりやすいですね。
- ハリーとヴォルデモートの対峙
- ヴォルデモートの分霊箱
この2点です。
『死の秘宝』も一応大事な役割を担ってはいますが、あくまで補足的な役割かなと思います。
基本的には『ハリーとヴォルデモートの対峙』が物語の核となる部分になりますね。
ハリポタ&ファンタビの映画や原作本を無料で見る方法
『ハリーポッター』シリーズの映画を全作品無料視聴する方法はこちら
まとめ
以上!今回は『ハリー・ポッター』シリーズ全8作品のあらすじについてまとめてみました。
伏線が多いので理解し難い部分もありますが、細かい伏線についてはこちらの記事で解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。