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崖の上のポニョはつまらない?伝えたいことや時代設定をわかりやすく解説!

ジブリ作品として人気の『崖の上のポニョ』

しかし、一部では『崖の上のポニョ』がつまらないとも言われています。

 

確かに、私も『崖の上のポニョ』を見たことがあるのですが、他のジブリ作品と比べてもそこまで「面白い!」と感激した覚えがありません・・・^^;

 

なぜ『崖の上のポニョ』はつまらないと言われているのか?

そして、宮崎駿監督が『崖の上のポニョ』の映画で伝えたいことは何だったのか?

『崖の上のポニョ』についてわかりやすく解説していきます!

崖の上のポニョはつまらない?

まずは『崖の上のポニョ』がつまらないと言われる理由について。

 

ネット上でも『崖の上のポニョ』の作品のつまらなさについて議論されています。

 

ネット上ではかなり厳しい意見も飛び交っているようですね。

 

確かに長年ジブリ作品を見てきた方にとっては、『崖の上のポニョ』は、歌の話題性と反比例して、面白さが感じられない・・・と思ってしまうのも無理はありません。

 

(大橋のぞみちゃんのあの『ポ〜ニョポ〜ニョポニョ』の歌は今でも口ずさんでしまうくらい耳に残っているのに・・・!w)

 

『崖の上のポニョ』がつまらないと言われる理由について挙げてみると、5つの理由が考えられました。

 

  1. 世界観が感じられない
  2. 絵が綺麗なだけ
  3. 子供向けの作品
  4. 深い伏線が見つけられない
  5. なんか引き込まれない

 

個人的に思ったのはこの5つですかね。

 

世界観が感じられないからつまらない

まず1つ目の『世界観』について。

こちらはジブリ作品が好きな方からすれば、もっとも重要視している部分なのではないでしょうか?

 

ジブリ作品と言えば、映画の中の世界観がまた独特で、ジブリ映画のモデルになった場所は『ジブリの世界観』が感じられるとして、映画が放映されて何年、年十年と経過しても、観光スポットとして根強い人気があります。

 

例えば、『天空の城ラピュタ』の世界観を味わえるとして人気の無人島『猿島』

それから、『もののけ姫』の舞台である『白神山地』。

『千と千尋の神隠し』のモデルと言われている台湾の『九份』など。

 

 

しかし、『崖の上のポニョ』はどうでしょうか?

 

『崖の上のポニョ』は、全体的に『海』や『水』をテーマにした作品となっていますが、『崖の上のポニョ』の”世界観”としては弱い気がしますよね。

 

個人的に感じたのは、『崖の上のポニョ』は画が綺麗すぎて現実味が感じられないというか・・・どこかアニメアニメした感じがするんですよね。

(まあそれがこの作品の良いところではあるんですが)

 

今までのジブリ作品とちょっと違うなと思います。

 

その点が、『崖の上のポニョ』に世界観が感じられない理由なのかなと。

『崖の上のポニョ』は絵が綺麗なだけ

『崖の上のポニョ』の世界観が感じられないというところにも繋がってくるのですが、『絵が綺麗なだけ』という点も、『崖の上のポニョ』がつまらない理由の1つかもしれませんね。

 

『崖の上のポニョ』は、鮮やかな色彩で、本当に絵は綺麗ですよね。

 

しかし、実はそこに注力したために、ストーリーは疎かになっているのではとも言われています。

 

というかむしろ、この綺麗な絵を楽しむ作品なのではないかと・・・!!

 

まあそこまではちょっと言い過ぎですが、ストーリー性が他ジブリ作品に比べて若干低いという点は否めないのかなと思ってしまいます。

『崖の上のポニョ』は子供向けの作品だからつまらない

またつまらない原因として考えられる理由としては、『崖の上のポニョ』が子供向けの作品という形で作られたのでは?という点です。

 

ジブリ作品は『となりのトトロ』のように、子供も一緒に楽しく見られる作品がたくさんありますが・・・

 

何ですかね、ジブリの映画って結構怖いですよね。

 

『もののけ姫』とか『風の谷のナウシカ』とかね。

 

子供の頃見れなかったですもん・・・怖くて・・・(笑)

 

もちろん子供が見れないR18作品とかでは全くないんですが、大人も楽しく見れるような作品だなあという印象です。

 

実際に、ジブリ作品って大人になってから見る方が面白いですもん。

 

ですが、その中でも『崖の上のポニョ』は、完全に子供向け、キッズ向け、チャイルド向けに作られた作品なのではないかと思いました。

 

主人公も子供だし・・・。

 

ターゲット層が子供だから、大人が見てもつまらない、退屈だと感じてしまうのかな?と思ったりしました。

『崖の上のポニョ』に深い伏線が見つけられない・・・

続いて考えられる理由としては、『崖の上のポニョ』に深い伏線が見つけられないという原因ですね。

『起承転結がない』とも言われています。

 

ジブリ作品と言えば、どの作品にも深い設定、伏線があって、見ていて深いな〜と思うこともしばしば。

 

あとは怖い都市伝説なんかがあったりして・・・(笑)

 

『崖の上のポニョ』にももちろんそういった都市伝説的なものがあるのですが(これについては後ほど解説していきますね)、多分映画をパッと見ただけではほとんどわからないのでは?と思うんですよね。

 

おそらく『崖の上のポニョ』も、この辺の伏線や裏設定的なものを理解して見ればもっと楽しんで見れるのでは?と思います。

とりあえずなんか引き込まれない

最後に考えられる理由としては、

 

「とりあえずなんか引き込まれない」

 

これに尽きます。

 

ジブリ作品って、映画館で見るっていうより、『金曜ロードショー』とかで「あ、今日ジブリやってるわ〜」って感じで見るじゃないですか。(私だけ?)

 

その時に、引き込まれる作品ってあるんですよね。

 

さっきまでスマホいじってたのに、なんかジブリに夢中になっちゃってるよw

 

っていう感じで。

 

でも、なんか『崖の上のポニョ』には、そういう引き込まれる感じがなくて、「ちゃんと見よう!」と思って見ないと全然話が入ってこないです。

 

多分その『なんか引き込まれない』感覚を持っている方が多いのではないかと。

 

言葉には上手く言い表すことができませんが、とにかくこの『なんかつまんない』が『崖の上のポニョ』がつまらないと言われる理由なのではないかと思います。

 

多分これは『起承転結』が曖昧になっているところに繋がってくると思いまね。

崖の上のポニョで宮崎駿監督が伝えたいことは何?

では、そんな『崖の上のポニョ』という作品で、宮崎駿監督が伝えたいこと、伝えたかったこととは一体何なのでしょうか?

人間と自然の共存

まず、宮崎駿監督が伝えたいことの1つとして、『人間と自然の共存』が挙げられます。

 

ジブリ作品では、この『人間と自然の共存』をテーマにしている作品が多いですよね。

代表作と言えるのが、『もののけ姫』。

 

自然と人間が共存することの難しさを語り、最終的には人間と自然が共存していく・・・というところで話がまとまっています。

 

そしてこの『崖の上のポニョ』も、海をはじめとする自然を、人間たちが破壊していく模様が描かれていますね。

そして、ポニョのお父さんは、そんな自然を破壊する人間を嫌っています。

 

最終的にはポニョが人間になっていき、自然によって宗介たちが住む町も完全に破壊されずに済んだ・・・というようなストーリーになっていますので、最後にはこちらも『人間と自然が共存していくこと』を伝えたかったのかな・・・と思います。

 

私たち人間にとっても、『人間と自然の共存』は大きな課題ですよね。

 

人間が好き放題していると、どんどん自然が破壊され、それによって地球温暖化などの現象が起き、さらには大きな災害の発生に繋がることもあります。

 

この『地球』という場所で生きている私たちですが、『地球』は人間のものではない。

そして同時に、『自然』(木や海や川や大地など)も、これまた人間のものではなく、それぞれに魂があり、悲しみや怒り、喜びなどの感情を持っているんだよということなのではないでしょうか?

 

『崖の上のポニョ』には、実はそんな壮大なテーマが隠されているのでは?と思います。

愛する気持ち・大切に思う気持ち

すごく単純なテーマに感じますが、誰かを愛するという気持ち、大切に思う気持ちという点も、宮崎駿監督が伝えたかったテーマなのでは?と思います。

 

『ポニョ、そうすけ、すきー!』

 

のセリフからも読み取れますが、素直に誰かに『好き』という思いを伝えること。

 

そして、宗介がポニョを大切に思う気持ち。

 

そういった人間本来の暖かさ、そして誰か(人ではないものに対しても)を愛する気持ち。

 

そういう暖かい気持ちを持つことが、人生にとって”幸せ”なのではないか?ということですね。

 

『崖の上のポニョ』は、子供向けに製作された作品だと思うので、今を生きる幼い子供達に、誰かを愛することの素晴らしさ、誰かを大切に思うという気持ちの尊さという部分を伝えたかったのかな?と思います。

 

この部分については、特に捻らずに考えても伝わってくる部分ですよね。

ポニョは宗介を大切に思っているし、宗介もポニョを大切に思っている。

 

人と人との関わりが希薄な現代の日本において、こうやって誰かと心を通じ合わせることの大切さ、楽しさ、そしてそれが幸せなのだということをメッセージとして伝えているのではないでしょうか。

人魚姫を作りたかった

宮崎駿監督が『崖の上のポニョ』に込めた思いとして、『人魚姫を作りたかった』という思いがあったようです。

 

ポニョ=人魚姫

 

ということですね。

 

その証として、ポニョが命の水をいっぱいにして人間になり宗介に会いに行った時、魔力の力でこの世が終わってしまうと心配するポニョの父に対して、ポニョの母であるグランマンマーレは、ポニョを人間にしてしまえば(魔力が消えるから)良いと言いますね。

 

しかし、ポニョが人間になるためには、宗介の気持ちが揺らがないことが大切だと。

 

もし宗介の気持ちが揺らげば、ポニョは泡になって消えてしまうと言うのです。

 

これは、人魚姫のストーリーと一緒ですよね。

 

人魚姫は人間になることを望み、愛する王子様と結婚することを夢見ていますが、もし王子様が他の女性と結婚すれば人魚姫は泡になって消えてしまうのです。

 

ただ、ポニョと宗介の年齢設定が幼すぎるので、『宗介の気持ちが揺らがないこと』が条件というのはちょっと無理があるな〜とは思うんですけどね。

 

だってまだ5歳ですよ?

 

もちろん宗介はポニョのことを大切に思っていると思いますが、それは大人が抱く”愛情”とはまた違って、ペットを大切にする子供の気持ちと同じだと思うんですよね。

 

なので個人的には『人魚姫』感を出すならば、もっと大きな子供(高校生くらい?)の年齢設定だったら大人も楽く見れたかな〜なんて思っちゃいます。

生と死

『崖の上のポニョ』において、重要なテーマとなっているのは、『生と死』

おそらくこれでしょう。

 

『崖の上のポニョ』で出てくる、ポニョが怖がった『トンネル』は、『子宮』であると言われています。

そして、その中にあるのは『羊水』

 

ポニョが「ここ怖い」と言ったのは、『子宮』に戻るのが怖いという意味です。

 

『子宮』に戻れば、生まれてくる前の状態に戻ってしまい、今の命はなくなってしまうということですよね。

 

 

老人ホームと保育園が隣同士にあることからも、『生と死』を連想させます。

新しく生まれてくる命と、これから召されて行く命。

 

さらに、あの津波によって、町の人たちは全員死んでしまったとも言われています。

そのため、宗介とポニョしか残されていない。

 

先ほどの『自然と人間の共存』の部分にも繋がってきますが、人間によって破壊されてしまった自然が、大津波によって洗われ、まっさらな状態になり、ポニョと宗介によってまた新たな文明が始まる・・・

 

『人類のリセット』

 

であるとも言われています。

 

う〜ん、こうやって考えるとすごく深い作品ですね。

 

というか怖い・・・

崖の上のポニョは死後の世界なのか?

『崖の上のポニョ』については、『死後の世界』であるとも言われていますが、この都市伝説は本当なのでしょうか?

 

『崖の上のポニョ』のテーマとして、おそらく『生と死』があると語りましたが、ポニョが死神であるという説もあるようです。

 

というのも、ポニョの本名は『ブリュンヒルデ』

 

ブリュンヒルデは北欧に伝わる神話で、『死者の魂を導く存在』と言われています。

 

ただ、そうなると死神という言い方は語弊がありますよね。

死神は、おそらく生きている者の魂をあの世に導く存在。

 

ポニョ(ブリュンヒルデ)は、すでに死んでいる者の魂を成仏させる役割があるのではないでしょうか?

 

その証拠に、ポニョと宗介が出会った古びたボートに乗った親子に出会います。

ボートに乗った親子は他の人たちと違い、明らかに時代背景が違う服装をしていましたよね。(大正時代の人とパンフレットに記載されていたようです)

 

あの親子はすでに亡くなっていて、成仏できずにこの世を彷徨っていると言われています。

 

そのため、最後にポニョが、親子の赤ちゃんに顔を近づけていますが、あの行為は赤ちゃんを成仏させるための行為だったのではないかと。

 

その後、おそらく親子は、ポニョの力によって成仏することができたのではないかとも言われています。

 

クラゲドームは死後の世界

『崖の上のポニョ』で出てくる死後の世界は、『クラゲドーム』であるとも言われています。

 

『クラゲドーム』では、老人ホームにいたおばあさんたちが、車椅子を必要とせず飛び跳ねていますが、あれはすでに死んでいて、肉体から魂が解放されたため自由に動けているとされています。

 

さらに、リサに対してポニョの母、グランマンマーレは「リサさんも辛いでしょうね」と声をかけるのですが、あのシーンは、リサがすでに死んでいるということを物語っています。

 

この後宗介がどうなっていくのか、リサは死んでいるため見守るしかできないということです。

 

幼い子供を残してあの世へ逝ってしまった母なら、誰しも子供が心配で心配で堪らないでしょう。

(私も息子がいるので、これを考えると泣けてきますわ・・・)

 

 

『崖の上のポニョ』は、全体的に『死後の世界』なのではなく、『死後の世界』と、『生きている世界』が同時に描かれた作品なのだと思います。

崖の上のポニョの時代設定は?

続いて、『崖の上のポニョ』の時代設定について。

 

『崖の上のポニョ』の時代背景、時代設定については明らかにされておらず、明確なところはわからないとされているようです。

 

しかし、宗介が保育園に通っている、リサが老人介護施設で働いているという部分を見ても、おそらく時代設定は現代なのではないかと思われますね。

 

『男女雇用機会均等法』が設立された1985年ですから、子供を持つ女性が徐々に社会で働くようになったのも、おそらくこの頃から。

 

昔は子供を持つ女性は専業主婦が当たり前でしたからね。

 

だんだんと『夫婦共働き』が主流になってきたのは1990年代以降。

 

バブルが弾け、経済が低迷、男性の正規雇用が現象し先行きが不安になってからはより一層女性も社会に出て働くという図式が出来上がってきましたよね。

 

ということで、『崖の上のポニョ』も、そんな共働き夫婦が一般的になった2000年代以降をベースとした時代背景、時代設定であると読み取れます。

 

しかし、『崖の上のポニョ』で、リサが運転する車は三菱の『ミニカトッポ』の初代モデルとも言われています。

 

こちらがミニカトッポの初代モデル↓

 

う〜ん、確かに似てる?

 

ちなみに、このミニカトッポの初代が販売されたのは1990年〜1993年の3年間。

 

車はだいたい新車で買ったら乗り潰すまで7年〜10年程度は乗りますが、リサや宗介が住んでいる場所は沿岸部ですから、潮風の影響で車の痛みが早いです。(下回りなんかが錆びる)

 

そのため、軽自動車を10年間良好な状態で乗れるか・・・というと微妙なので、2000年代前半の設定が妥当かな〜と思ったり・・・。

 

まあ、宮崎駿監督が車の錆び具合まで考えていたのかどうかは謎ですが・・・(笑)

まとめ

以上!『崖の上のポニョ』の設定や時代背景についてまとめてみました!

 

ぜひ『崖の上のポニョ』を楽しんでみてくださいね♪

 

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