『ハリー・ポッターと賢者の石』に登場するクィレル先生。
ターバンを巻いて、挙動不審な姿が特徴的ですね。
最後にターバンを外すと、頭の後ろからヴォルデモートが出現!というかなりグロい設定ですが(笑)
なぜクィレル先生は灰になって死んでしまったのでしょうか?
また、クィレル先生がヴォルデモートと出会ったのはいつどこでなのでしょうか?
今回は、クィレル先生について詳しく解説していきます!
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ハリー・ポッターのクィレルはなぜ灰になって死んだの?
『ハリー・ポッターと賢者の石』の最後に、ハリーとクィレルが直接対決することになりますね。
賢者の石を守ろうとしたハリーたちでしたが、なんとそこで待っていたのはクィレル。
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クィレルは数々の魔法の難関を突破したものの、そこに賢者の石はなく、ハリーがみぞの鏡を見ると、そこには賢者の石をポケットに入れたハリーの姿が。(クィレルには見えていない)
ヴォルデモートの囁きが聞こえ、クィレルがハリーに襲いかかろうとすると、ハリーはクィレルの頭を手で鷲掴みにします。すると、クィレルの顔が焼け、最後には灰になって死んでしまいましたね。
このシーンを見て、「なぜハリーの手を当てると死ぬの?」と疑問に感じた方も多いはず。
クィレル先生が灰になって死んでしまったことには、2つの理由があります。
クィレルが死んだ理由1:護りの魔法がかかっているから
1つ目は、ハリーには母親であるリリーの『護りの魔法』が効いているからという理由ですね。
『護りの魔法』と言われても、よくわからない方が多いですよね。
『護りの魔法』については、もっとハリー・ポッターの話が進まないと出てこないものなので、『ハリー・ポッターと賢者の石』しか見ていない方はわからなくて当然です。
ここからは『賢者の石』以降のネタバレありなので、ネタバレしたくない方はご注意ください。
『護りの魔法』とは?
ハリーは1歳の時にヴォルデモートに両親を殺されてしまいます。
その時、ハリーの母親であるリリーはハリーのことを命懸けでヴォルデモートから守ろうとしました。そして、ハリーの盾となってリリーは死んでしまいます。
最後に、ヴォルデモートはハリーに『アバダケダブラ』という死の呪いをかけます。
しかし、ハリーにかけた『死の呪い』は跳ね返り、ヴォルデモートの肉体を殺してしまったのです。
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これは、ハリーの母親であるリリーがかけた『護りの魔法』のおかげです。
命を懸けて我が子を守ろうとした”愛”の力で、ハリーをいかなる危険からも守るという魔法が働いたのです。
『護りの魔法』の詳細については、こちらの記事で詳しく解説しています↓
ハリー・ポッターの護りの呪文とは?リリーの愛の力や効果とペチュニアの最後のあれとは?
というわけで、ハリーの体はリリーのお陰で守られた状態になっているというわけです。
クィレルが死んだ理由2:ハリーが分霊箱となっているから
そして、ここからはだいぶ先のストーリーまでネタバレになってしまうのですが、ネタバレしてOKな方はぜひ読んでみてくださいね。
そもそも、ヴォルデモートがハリーに対して死の呪いをかけた時、ハリーのことを無意識のうちに分霊箱にしてしまったのです。
分霊箱とは?
分霊箱とは、『ホークラックス』とも言い、人を殺すことで魂を分裂し、分裂した魂を封印しておくことで、自分の肉体が滅びても魂はこの世に存在し、生き残ることができる、不死身になるための闇の魔術です。
魔法界では固く禁じられている魔法ですが、ヴォルデモートはハリーを殺し損ねる前に、分霊箱を作成していました。
ヴォルデモートの分霊箱は7つあり、全てを破壊しないとヴォルデモートを完全に殺すことはできません。
そしてあの日、ハリーを殺そうとした時に、ハリーに対してリリーの魔法が効いたことで、ヴォルデモートはハリーのことを8つ目の分霊箱にしてしまったのです。
なので、ハリーの中にはヴォルデモートの魂の一部が生きているということになります。
分霊箱にしたとしても、ヴォルデモートはハリーのことを攻撃することはできますが、魂の一部が入ってしまったことで、ハリーが選ばれた杖には、ヴォルデモートと同じ不死鳥が提供した尾羽が入っていたのです。
そのため、ハリーとヴォルデモートの杖は兄弟杖となり、ハリーに対して攻撃することができなくなってしまったのです。
まあこの辺に関してはもっと先の方で重要になってくるところでもあるので、今は流し聞き程度で良いと思いますが、表にするとこんな感じ↓
ただ、この時点でヴォルデモート自身が自分の杖を持っていたわけではなさそうなので、おそらく『ハリー・ポッターと賢者の石』の段階では、リリーの『護りの魔法』のお陰でハリーは守られたと考えて良いと思います。
灰になった理由そのものについては残念ながら定かではありませんが、『護りの魔法』によってハリーに攻撃できない、というか触れない状態になっているので、それを表現するために焼けて灰になるという描写にしたのではないでしょうか?
ちなみに、原作では『灰になった』とは明記されておらず、ハリーの体に触れると『皮膚が焼けただれた』と書かれています。
クィレルとヴォルデモートが出会ったのはいつどこで?
続いては、そもそもクィレルとヴォルデモートはいつ、どこで出会ったのか?について。
こちらは原作で詳しく解説されています。
原作を抜粋すると、以下の通り
「世界旅行の途中で、あの方に初めて会った。
当時私は愚かな若輩で、善悪についてばかげた考えしか持っていなかった。
ヴォルデモート卿はわたしがいかに誤った考えでいるかを教えてくださった。
善と悪が存在するのではなく、力と力を求めるには弱すぎる者とが存在するだけなのだと・・・
それ以来、わたしはあの方の忠実な下僕になった。
もちろんあの方を何度も失望させてしまったのも事実だ。
だから、あの方はわたしにとても厳しくしなければならなかった」
出典:『ハリー・ポッターと賢者の石』原作小説より
クィレルは世界旅行の最中にヴォルデモートに会ったと発言しています。
ただ、これは憶測も入りますが、ヴォルデモートには実態がないので、おそらく魂に語りかけられるという形で”出会った”のだと思われます。ヴォルデモートの肉体と出会ったという意味ではないということですね。
出会った場所としては、”アルバニアの森”であると別で明記されています。
ヴォルデモートにはなぜ体がないの?
最後に、クィレルのターバンを外すと、後頭部にヴォルデモートの顔がひっついていますよね。
ヴォルデモートにはなぜ体がないのか?疑問に感じた方も多いはずです。
ヴォルデモートに体がないのは、先ほども少し触れた通り、分霊箱に隠した魂のみになってしまったからです。
ヴォルデモートはそもそもハリーにかけた死の呪いが跳ね返っているので、肉体は死んでいます。
普通の人(分霊箱を持っていない)の場合は、魂も一緒に死んでいますが、ヴォルデモートは分霊箱に魂を分裂し、魂は守られた状態となっていました。
そのため、ヴォルデモートは肉体がなく、魂だけが生きている状態というわけです。
なぜ顔だけが残っているのか?というところは定かではありませんが、ストーリーの流れ的に顔も一切ないとなると、描写が難しいので顔はありで描かれたのではないでしょうか?
ただ、あの顔自体も不完全な状態なので、仮の顔に過ぎません。
ですが、『ハリー・ポッターと賢者の石』で、ヴォルデモートは魂だけで生きているところが描写されています。
それは、ハリーたちが罰則で禁断の森に行った時のこと。
マルフォイとペアになって森でユニコーンを探していたハリーですが、途中で黒いフードを着て獲物を漁る野獣のような姿の者が、地面を這うように現れたのです。
はっきりとは書かれていませんが、『ズルズルと』マントを引きずっていたと書かれているので、おそらくこれはクィレルではなくヴォルデモート単体なのだと思われます。
ヴォルデモートはユニコーンの血を飲むことで、自分の命を長らえようとしていたのですね。ユニコーンの血にはそのような特別な力があります。
ヴォルデモートには魂しかありませんから、弱った魂を生き延びさせるためにユニコーンの血を飲んでいたとも考えられます。
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まとめ
- クィレル先生が灰になって死んだのはハリーに護りの魔法がかけられていたから
- クィレル先生とヴォルデモートが出会ったのはアルバニアの森
- ヴォルデモートはハリーにかけた死の呪いが跳ね返ったことで肉体が失われている
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