『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』で、話の肝になる部分は、マッドアイ・ムーディーが実はバーティー・クラウチJr.であったところですよね。
しかし、原作を読んでいないと、いつ、どこで、なぜマッドアイ・ムーディーが別人に変わっていたのか?意味不明という方も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、マッドアイがいつから偽物になっていたのか?について解説していきます!
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マッドアイ・ムーディーはいつから偽物に変わったのか?
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の終盤、闇の魔術の防衛術の教師としてやってきたマッドアイ・ムーディーが、実は全くの別人だったということがわかりました。
マッドアイがいつから偽物に変わったのか?と言うと、マッドアイが初めてホグワーツにやってきた夜から既に中身はクラウチJr.に入れ替わっていました。
そのため、ハリーたちは本物のマッドアイには会っていないということになります。
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偽物に変わったのは新学期が始まる前
マッドアイが偽物になった詳しい時期については、ホグワーツが始まる前、ハリーたちが夏休み中のことです。
夏休みの間クディッチワールドカップがありましたが、ワールドカップの前に、ウィーズリーおじさん(ロンの父)が魔法省の仕事でマッドアイの自宅を訪れるシーンがあります(映画ではありません)
まさにこの時、バーティ・クラウチJr.がマッドアイを襲い、マッドアイのポリジュース薬を作って変身したのでした。
ロンの父であるアーサーがマッドアイの家に行くと、ゴミバケツに魔法をかけて騒ぎを起こしていました。
しかし、実際には本物のマッドアイがクラウチJr.に襲われ、争い合った末にあのような状態になっていたのです。
ポリジュース薬は、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』から登場している、別人に変身する魔法薬です。
薬の中に変身したい人間の一部(髪の毛や爪など)を入れると、その人物に1時間だけ変身することができます。
ポリジュース薬を1時間ごとに飲み続ければ、半永久的に変身することも可能です。
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なぜマッドアイ・ムーディーに変身したのか?
クラウチJr.がマッドアイに変身した理由は、ホグワーツに侵入してハリーに接触したかったからというのが1番の理由です。
ホグワーツの闇の魔術の防衛術の教師は、1年ごとに教師が変わるという呪いがかけられています(これは、ヴォルデモートによってかけられた呪いです)
そのため、ホグワーツでは毎年新任の教師を探す必要がありました。
マッドアイが新任の教師として任命されたため、マッドアイに変身すれば容易にホグワーツに潜入することが可能です。
クラウチJr.はそのことを見越してマッドアイを襲い、変身してホグワーツにやってきたということがわかります。
なぜホグワーツに潜り込む必要があったの?
クラウチJr.がなぜホグワーツにこだわる必要があったのか?
それは、クラウチJr.がヴォルデモートに使える忠実なデスイーターだったからですね。
実はヴォルデモートは、クディッチワールドカップの際にハリーを誘拐しようと企んでいました。
しかし、魔法省の闇祓いがたくさんいる中で、不完全な状態でハリーを誘拐するという危険を冒すことは危ういと考えます。
そこで、その年に『三校対抗試合』がホグワーツで開かれることを知ったヴォルデモートは、ハリーを優勝させ、優勝カップをポートキーにすることを考えつきます。
ポートキーとなった優勝カップを掴んだハリーが、『リドルの墓』にやってきて、ヴォルデモートと対面できるようにしたというわけです。
この作戦を決行するためには、ハリーを『三校対抗試合』に参加させ、優勝に導く必要がありました。
その役に当てはまったのがマッドアイ(バーティ・クラウチJr.)だったというわけです。
ヴォルデモートがハリーを必要とした理由
ちなみに、ヴォルデモートがハリーを必要とした理由には、『護りの魔法』が関係しています。
ハリーには、ハリーの母親であるリリーがかけた『護りの魔法』という魔法の力が働いています。
ハリーに護りの魔法が働いている限り、ヴォルデモートはハリーに指一本触れることはできません。
護りの魔法について詳しくはこちらの記事で解説しています。
『護りの魔法』の力を解くために必要なのは、ハリーの血。
ハリーの血を自らに取り込むことで、『護りの魔法』の力を無効にさせたのです。
実際に、ヴォルデモートがハリーの血を使って肉体を復活させると、ハリーの顔を鷲掴みにすることができました。
ヴォルデモートの読み通り、ハリーの血を自らに取り込むことで、『護りの魔法』の効力がなくなった・もしくは弱まってしまったと考えられます。
ヴォルデモートが肉体を復活させた方法について詳しくはこちらの記事で解説しています。
バーティ・クラウチJrがアズカバンを脱獄した方法
ハリーをヴォルデモートに接触させるためにマッドアイに変身して任務を遂行してきたバーティ・クラウチJr.ですが、そもそもどうやってアズカバンを脱獄したのか?
脱獄の方法についても、映画では明らかにされていませんよね。
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の映画では、イゴール・カルカロフ(ダームストラングの校長)がクラウチJr.がデスイーターであることを法廷で暴露したため、バーティ・クラウチJr.がヴォルデモートの配下であったことが判明し、父親であるバーティ・クラウチによってアズカバン送りにされる部分のみが描かれています。
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しかし、アズカバンに入れば、脱獄することはほとんど不可能(シリウスは脱獄しましたが)
どうやってバーティ・クラウチJr.は脱獄を果たしたのでしょうか?
クラウチJr.は母親と入れ替わった
バーティ・クラウチJr.は、母親と入れ替わることでアズカバンの脱獄に成功しています。
クラウチJr.がアズカバンを脱獄したのは、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の話より少し前。バーティ・クラウチJr.の母親には死期が迫っていました。
そこで、クラウチJr.の母親は、夫であるクラウチ氏に息子をアズカバンから出して欲しいと頼んだのでした。
妻のことを愛していたクラウチ氏は、妻の最後の願いを聞き入れ、クラウチJr.の元へ妻と一緒に面会へ行きます。
そして、そこでクラウチJr.とクラウチJr.の母親は、ポリジュース薬を飲んで入れ替わったのです。
クラウチJr.は母親の姿に。母親はクラウチJr.の姿になりました。
アズカバンの看守であるディメンターは目が見えませんから、人間の気配しか感じ取ることができません。
2人の人間がアズカバンに入り、2人の人間が出ていったとしか判断できないため、クラウチJr.とその母親が入れ替わっていることはわかりません。
こうしてバーティ・クラウチJr.はアズカバンから脱獄したのです。
のちにクラウチJr.の母親は、クラウチJr.の姿のままアズカバンで死んでいます。(死ぬ時までポリジュース薬を飲み続けていました)
クラウチ氏は息子を服従の呪文にかける
しかし、父親のバーティ・クラウチが息子を野放しにするはずはありません。
クラウチJr.は母親の姿でアズカバンの外に出ると、母親の姿のまま一度死んだことにします。
そして、母親として葬儀を終え、クラウチ氏は息子のクラウチJr.に服従の呪いをかけ、1日中透明マントを着て過ごさせたのです。
しかし、クラウチJr.はだんだんと服従の呪いを破れるようになり、『クディッチワールドカップ』の日、闇の印を打ち上げます。
今度はクラウチ氏が服従の呪文にかけることに
その後、父親であるクラウチ氏は、ヴォルデモート卿に服従の呪いをかけられることになります。
クラウチJr.がクディッチワールドカップの際に闇の印を打ち上げると、ヴォルデモートと、一緒にいたワームテールはクラウチJr.の居場所を突き止めます。
そして、ヴォルデモートとワームテールは、クラウチJr.の自宅で過ごすようになります。
もちろんクラウチ氏に気づかれてしまいますから、ヴォルデモートはクラウチ氏に服従の呪いをかけ、通常通り魔法省での仕事へ行くようにと服従させていました。
しかし、クラウチ氏もまた、服従の呪いにかけられながら、自分の置かれている状況に気づく時があったのです。
そして、クラウチ氏はダンブルドアに全ての事の真相(息子をアズカバンから出所させた事)を伝えようとしますが、その際にクラウチJr.が自分の父親を殺害します。
バーティ・クラウチJrはその後死んだの?
バーティ・クラウチJr.がアズカバンを脱獄した方法などについて解説しましたが、結局バーティ・クラウチJr.はその後死んでしまったのか?
結果として、原作ではディメンターに魂を吸い取られ、死んでしまいます。
ダンブルドアはヴォルデモートが戻ってきたことを証明する証人としてクラウチJr.を生かしておくつもりでしたが、当時の魔法大臣であるコーネリウス・ファッジがディメンターの接吻を執行し、死んでしまいます。
そのため、ヴォルデモートの復活を証明できるものがなくなり、ハリーは『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』の最初の方で、不当な扱いを受けることになったという訳です。
バーティ・クラウチ・ジュニアについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
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まとめ
- マッドアイ・ムーディーが偽物に変わったのは新学期が始まる前から
- マッドアイ・ムーディーに変身した理由は、ホグワーツに潜入してハリーに接触する必要があったから
- クラウチJr.は母親と入れ替わってアズカバンを脱獄していた
- クラウチJr.はダンブルドアたちに捕らえられたのち、ディメンターのキスによって死亡した
原作を読んでいないと、さっぱり訳が分からなくなってくるハリー・ポッターシリーズ。
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