で今回は、2018年11月公開の『ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生』でメインキャラクターとなるゲラート・グリンデルバルドがハリーポッターシリーズで登場したシーンはどこ?
また、ゲラート・グリンデルバルドとダンブルドアの関係や、演じている俳優さんは誰?
などについても解説していきます!
もくじ:好きなところに飛べます
【ハリー・ポッター】グリンデルバルドの登場シーン
ハリーポッターシリーズでゲラートグリンデルバルドは、『ハリーポッターと死の秘宝Part2』の中で登場しています。
ハリーとロン・ハーマイオニーの3人がマルフォイの館から、屋敷しもべ妖精のドビーの姿くらましのお陰でロンの兄・ビルとフラー夫妻が住む『貝殻の家』に逃げて来た際に、ハリーが寝ていると、いつものようにヴォルデモートとのつながりに苦しめられます。
その際に、ハリーは杖作りのグレゴロヴィッチがヴォルデモートから『ニワトコの杖(世界最強の杖)』の在処を聞き出されている時に、グレゴロヴィッチが「杖は奪われた。青年が盗んで逃げた」と言います。
その青年こそが、若き日のゲラート・グリンデルバルドなのです。
ヴォルデモートは開心術(人の記憶や心を読み取る術)に長けていますから、その時グレゴロヴィッチの記憶から、ゲラート・グリンデルバルドの姿を認識します。
そのシーンで、若い時のゲラート・グリンデルバルドが登場しました。
さらに、ヴォルデモートはグリンデルバルドが閉じ込められている要塞『ヌルメンガード』に行き、グリンデルバルドに杖の在処について聞き出します。
原作ではグリンデルバルドは杖の在処について言わないのですが、映画では「ダンブルドアと一緒に眠っている」と、杖の在処について明らかにします。
そのシーンで年老いたゲラート・グリンデルバルドが登場します。
ハリー・ポッターシリーズでは、主に『ニワトコの杖』がらみで登場していますね。
ニワトコの杖についてはこちらの記事で解説しています。
ヌルメンガードとは?
『ヌルメンガード』とは、グリンデルバルドが自ら作った要塞です。
ヌルメンガードはオーストラリアにある城(要塞)で、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の最後のシーンで登場します。
グリンデルバルドが闇の魔術の勢力を増している時に、敵対する者を閉じ込めるために建設しました。
ヌルメンガードでは、ホグワーツ城と同じく姿表しすることはできず、ディメンターのいないアズカバンみたいなものですね。
名前だけの登場シーンはかなりある!
映画での生身の人間としての登場シーンは『ハリーポッターと死の秘宝Part2』の1度のみでしたが、『ゲラート・グリンデルバルド』の名前自体は、作中で何度も登場しています。
映画のみに絞って登場シーンをあげるならば、まず、『ハリーポッターと賢者の石』で、ホグワーツ特急の中でハリーがロンと『カエルチョコ』を食べている時に、おまけのダンブルドアのカードの裏面に『グリンデルバルドを破った』と記載があります。
その後は、主に『ハリーポッターと死の秘宝Part1・2』の中で登場しています。
映画では詳しく描かれていませんが、原作の『死の秘宝』の際にビルとフラーの結婚式の時のこと。
ルーナ・ラブグッドの父・ゼノフィリウス・ラブグッドが死の秘宝のマークのネックレスを下げていたことで、ハーマイオニーの元ボーイフレンドで、プロのクディッチ選手であるビクトール・クラムが激怒し、ゼノフィリウスに殴りかかると言うシーンがありました。
なぜか?と言うと、クラムの親族であるビクトール家は、ゲラート・グリンデルバルドに虐殺されたと言う過去があったのです。
そして、『死の秘宝のマーク』(これです↓)は、ゲラート・グリンデルバルドの象徴とされていたんですね。
作中では、このマークはゲラート・グリンデルバルドの信奉者が身につけているなどと言われていることもあり、クラムはルーナの父がグリンデルバルドの信奉者だと思ったために殴りかかろうとしたとも描かれています。
ちなみにクラムはこの人↓
結婚式の際にハリーはゲラート・グリンデルバルドについてよく知らなかったことから、ハーマイオニーやロンからゲラート・グリンデルバルドについて説明されるシーンもあります。
と、こんな感じで何気にゲラート・グリンデルバルドの名前はちょいちょいハリーポッターの作中に登場しますし、『死の秘宝』を語る上では欠かせない存在となっています。
死の秘宝は、グリンデルバルドの生前に追い求めていた物であり、ハリポタのシリーズでも重要な存在なので、理解しておくとよりストーリーを楽しめると思います!
死の秘宝についてはこちらの記事で解説しています。
グリンデルバルドとダンブルドアの関係は?
ゲラート・グリンデルバルドを語る上で外せないのは、ダンブルドアの存在ですね。
『ハリーポッター』シリーズの中では、ダンブルドアがグリンデルバルドを破ったことで、世界最強の魔法使いと言われることになりますが、そもそもなぜダンブルドアがグリンデルバルドを倒すことになったのか?と言うところが物語の重要なポイントになります。
『ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生』を見る前に、一度おさらいしておきましょう!
ダンブルドアとグリンデルバルドは旧友だった!
ご存知の方も多いとは思いますが、ダンブルドアとグリンデルバルドは旧友という間柄なんですね。
1882年から1883年頃まで、ゲラート・グリンデルバルドは先ほど解説したクラムが通っている学校『ダームストラング専門学校』と言う、ホグワーツのような魔法学校に通っていました。
しかし、16歳の頃に同級生を魔法で攻撃したことで、退学処分になってしまいます。
ゲラート・グリンデルバルドは何か大きなことを成し遂げたいと言う野心がある人物で、退学処分になった後、イギリスのゴドリックの谷に住む大叔母のバチルダ・バグショットの元に身を寄せます。
そして、グリンデルバルドは自らが最強の魔法使いになるため、『死の秘宝』を探そうと試みます。(死の秘宝とは、ニワトコの杖・蘇りの石・透明マントの3つで、魔法界に実際に存在する秘宝)
ゴドリックの谷でダンブルドアと出会う
当時、グリンデルバルドが住むゴドリックの谷にはアルバス・ダンブルドアも住んでいました。
ダンブルドアの家庭事情もちょっと複雑で、元々はダンブルドアは父・母・弟のアバーフォース、そして妹のアリアナとアルバス本人を入れた5人家族。
しかし、父親は娘のアリアナがマグルの少年たちに暴行されたことで、少年たちに復讐し、その罰としてアズカバンに収容されていました。
その後、母がアリアナの面倒を見ていましたが、暴行をされたショックなどでおかしくなった(魔法が正常に使えなくなってしまった)アリアナは、ある日発作を起こして母を死なせてしまいます。
結果ダンブルドアと、弟のアバーフォースがアリアナの面倒を看ることになり、ゴドリックの谷で3人で生活をしていました。(厳密に言うと、ダンブルドアがアリアナの面倒を見て、アバーフォースはホグワーツへ行っていた)
ダンブルドアと一緒に闇の魔術にのめり込む
アリアナの面倒を見るためにホグワーツの卒業旅行にも行けなくなってしまったダンブルドアは、グリンデルバルドと出会うと、闇の魔術にのめり込むようになります。
グリンデルバルドと共に『死の秘宝』を探し、マグルを支配しようとしていたダンブルドアでしたが、グリンデルバルドとの魔法思想にのめり込むあまり、妹のアリアナの世話を疎かにし・・・
マグルを支配すると言う計画に反対した弟のアバーフォースと険悪な仲になってしまったダンブルドアは、ある日アバーフォースとグリンデルバルドの3人で争いになり、その様子を見たアリアナがまた発作を起こして死んでしまいます。(なぜ死んだかは謎になっています)
アリアナの死によってさらにアバーフォースとの溝は深まり、ダンブルドアは妹を死なせてしまった自責の念にかられることに。
ダンブルドアが心変わりする
そして、その後グリンデルバルドが1人でマグルを支配する計画や、死の秘宝を追い求める計画を決行したことから、ダンブルドアはグリンデルバルドを放任しておくのは危険だと思い始めます。
グリンデルバルドはその後イギリスから逃亡。
ブルガリアの杖職人・グレゴロヴィッチからニワトコの杖を奪います。
さらに、ニワトコの杖を使って虐殺事件などを起こしたことから、ダンブルドアが1945年にグリンデルバルドと決闘になります。
死闘の末、ダンブルドアの勝利。
ダンブルドアはグリンデルバルドからニワトコの杖も取り上げ、グリンデルバルド自身が作った『ヌルメンガード』と言う要塞に50年間もの間閉じ込めていました。
というのが、ダンブルドアとグリンデルバルドの主な関係と経緯になります。
グリンデルバルドの経歴について詳しくは、こちらの記事でも解説しています。
グリンデルバルドとダンブルドアは恋人同士でゲイだった?
グリンデルバルドとダンブルドアの関係や経緯については解説しましたが、ここからは原作や映画では一切触れられていない、『ハリーポッター』の作者:JK・ローリングが裏話として語った”ダンブルドアのゲイ説”について解説していきます。
ダンブルドアがゲイ!?
と、ショックを拭えない方も多いと思いますが、作者のJK・ローリングさんは、ダンブルドアが『ゲイだった』と語っています。
まあ、作者の方がこう言っているので、きっとゲイという設定ありきで描かれていたのですね。
グリンデルバルドとダンブルドアが密な関係だったのは、ただの友人同士ではなく、恋人同士だったからということなんですね。
さらに、悪行を働いたグリンデルバルドをアズカバンに渡さず、『ヌルメンガード』の要塞に閉じ込めたというのも、ダンブルドアなりの”愛”だったのかもしれませんね。
ダンブルドアは116歳で亡くなったとされていますが、作中ではダンブルドアの”恋”については一切触れられません。(もちろん結婚もしていません)
なので、”ゲイ”という設定ありきで描かれていたと考えれば、全ての辻褄が合うんですよね〜。
ハリポタファンにとっては結構衝撃的ですが、ダンブルドアがゲイということは、グリンデルバルドもゲイ、もしくはバイセクシャルであると言えますね!
『ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生』を見る際にも、ぜひ豆知識として頭に入れておいてくださいね。
グリンデルバルドの俳優は誰?
ゲラート・グリンデルバルドは、『ハリーポッターと死の秘宝Part2』、そして、『ファンタスティックビーストと魔法使いの旅』『ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生』の3作に出演することになります。
『ハリーポッターと死の秘宝Part2』でグリンデルバルドを演じた俳優
まず、『ハリーポッターと死の秘宝 Part2』でグリンデルバルドを演じた俳優さんは、ジェイミー・キャンベル・バウアーさんです。
ジェイミー・キャンベル・バウアーさんと言えば、
- スウィニードッド(アンソニー・ホープ役)
- トワイライトシリーズ(カイウス役)
- シャドウハンター(ジェイス役)
などを演じたことで有名な俳優さんです。
さらに、ジェイミー・キャンベル・バウアーさんと言えば、『ハリーポッター』シリーズで共演した、ロンの妹・ジニー役のボニー・ライトと婚約したり(結局結婚前に破局しましたが・・・)
シャドウハンターで共演したリリー・コリンズと交際したりしたことでも有名ですね!
ジェイミー・キャンベル・バウアーさんは、若き日のグリンデルバルドを演じていました。
さらに、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の中でも、若き日のゲラート・グリンデルバルドを演じられています。
今後もグリンデルバルド役として登場しそうですね!
『ファンタスティック・ビースト』シリーズでグリンデルバルドを演じるのは誰?
では、『ファンタスティック・ビースト』シリーズでもグリンデルバルドはジェイミー・キャンベル・バウアーが演じるのか?と思いきや、『ファンタスティック・ビースト』シリーズでは別の俳優さんが演じることになっています。
その俳優さんとは・・・
みなさんご存知の通り、ジョニー・デップです!!
Gellert Grindelwald: Freedom for All Wizardkind Awaits. #FantasticBeasts #WizardingWednesdays pic.twitter.com/uIH4yvf8aG
— Fantastic Beasts (@FantasticBeasts) August 29, 2018
ジョニー・デップがグリンデルバルドを演じることに、色々と反発の声もあったようですが、素晴らしい俳優さんがハリーポッターシリーズに関わるということで、ファンとしては嬉しい限りですね!
ちなみに、『ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生』では、ダンブルドアとの共演は無いと監督が断言していたので、”ゲイ”の要素は出てこないようですね。
とは言え、どんな作品になるのか?とっても楽しみです!
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まとめ
- グリンデルバルドは『ハリー・ポッターと死の秘宝』で、ニワトコの杖がらみで登場していた
- グリンデルバルドはダンブルドアと旧友同士
- グリンデルバルドを演じた俳優さんは、ジェイミー・キャンベル・バウアーさんと、ジョニー・デップさん
『ファンタスティック・ビースト』シリーズは、3作目の製作も決まっていますから、今後どのようなストーリーになっていくのか楽しみですね!
その他のファンタビシリーズの考察もぜひ参考にしてみてくださいね!