アニメ・映画・原作漫画が空前のヒットを飛ばしている鬼滅の刃。
この物語は、妹・禰豆子を鬼にされてしまった少年・竈門炭治郎が、鬼と戦う組織である鬼殺隊に身を投じ、戦いながら妹を人間に戻す方法を探すストーリ ーです。
物語の中で炭治郎たちが戦う敵である鬼ですが、その生態や普段の生活についてはあまり詳しく語られていません。
そこで今回の記事では、鬼が仲間を作らない理由や、鬼の食べ物などにスポットを当てて解説します。
鬼滅の刃 原作知らずに一話視聴。まあ最初だし作画綺麗。可愛い妹ちゃんが鬼になってしま
い今後の扱いについて問答してるのみておっ!pupaかな?でも飢えの問題はどう解決するのかな~って見てたら妹ちゃんのお口に竹の拘束具的なのつ
けた瞬間に私は視聴続行を決意した。 pic.twitter.com/holB11bIGk
— 乙姉 (@o_okamikami) April 14, 2019
もくじ:好きなところに飛べます
鬼滅の刃の鬼とは?
鬼滅の刃に登場する鬼は、始祖の鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)を含め、全員、元・人間です。
平安時代、病弱な貴族だった無惨は、医師に施された治療がきっかけで鬼に変化してしまいました。
鬼になると目つき等が人間時代に比べて凶暴になる他、素手で人間をバラバラにできるような驚異的な身体能力が備わります。また肉体の治癒能力も人間より遥かに優れていて、身体のどの部分が損傷しても、すぐに元通りになります。
ただし鬼には、藤の花の香りが苦手になり、太陽の光に当たるだけで身体が消滅してしまうというデメリットもありました。
完璧な生物になることを目指した無惨は、太陽を克服することができるという『青い彼岸花』を手に入れるために、自分の血を人間に与える方法で鬼を増やし、都合のいい道具として使っていました。
しかし鬼には人間の血肉を好む習性があることから、大勢の被害者が出てしまったため、人間の中で鬼を退治するための専門集団である鬼殺隊が結成されます。
その後の無惨は、鬼殺隊と対抗するために、より強い鬼を作り出す必要に迫られるのでした。
鬼が群れない理由はなぜ?
自分の目的を果すために鬼を増やしている無惨ですが、基本的に鬼は各地でばらばらに生活しており、無惨の命令がない限り、徒党を組むことはありません。
これは、鬼という生物本来の習性ではなく、無惨が与えた呪いのようなものでした。
自己中心的で臆病な性格の無惨は、配下の鬼たちが自分に反逆する可能性があることを恐れ、鬼の中に同族に対する嫌悪感を植え付け、彼らが互いを警戒して、手を組まないように調整しているのです。
なお、無惨のお気に入りだった累という鬼の少年は、弱い鬼を自分の周囲に集めて擬似的な家族を作っていましたが、これは特別に無惨に気に入られていたからこその特権だったようです。
それでも疑似家族の中の鬼たちは必ずしも互いを尊重していなかったので、無惨の呪いは完全に外れてはいなかったものと思われます。
また、無惨の支配から逃れ、自我を取り戻した珠世という鬼は、それまで無惨しか実現できなかった人間を鬼に変える試みに成功していますが、彼女に作られた愈史郎という鬼は、珠世を嫌うことはなく、むしろ敬愛しています。
#鬼滅の刃 鬼滅の刃まとめ : 【鬼滅の刃】鬼は一緒にすると共食いするから群れない https://t.co/HfkhogMBky pic.twitter.com/gfUvcTIGh6
— 鬼
滅の刃まとめ (@kimetu2ch) June 23,
2018
ここからも本来の鬼に仲間を嫌うような性質があるわけではなく、同族嫌悪は無惨に調整された結果であることが判ります。
鬼は鬼同士で共食いする?
炭治郎が鬼殺隊に入るための選別試験に参加した際、鬼が「共食いをする」ことがあるという発言が登場人物の口から出ています。
鬼が鬼を食べると、何か変化が生じるのでしょうか?
その後実際に鬼同士が共食いするシーンは出てこないため、詳細は不明ですが、ある程度推測する材料は登場しています。
物語終盤で、珠世が無惨に殺害されてしまうショッキングなシーンがあります。
珠世の頭部をつかんだ無惨が、その頭部を握りつぶすと、そのまま珠世は再生しなくなってしまいました。
その後、あることに疑問を感じた無惨は、自分が取り込んだという珠世の細胞に呼びかけ、
それに対して珠世が返事をしています。
細胞になってまでわざわざ復活させられて握り潰される珠世さん…
どうか救いを pic.twitter.com/yXHesARXNX— ごえもん@呉鎮 (@gon_admiral) February 10, 2020
つまり珠世は無惨に殺されてしまったというだけでなく、無惨の中に吸収された状態だと考えられます。
これと同じような状況が、共食いした鬼にも発生するのではないでしょうか。
無惨は鬼の始祖であり最強の鬼なので、同じことが全ての鬼に可能とは限りませんが、鬼は共食いした相手の記憶を自分のものにすることができるのかもしれません。
鬼は人間の食べ物は食べられない?
鬼が人間に怖れられており、鬼殺隊から必ず絶滅させなければならないと標的にされている理由は、彼らが人間を食事にしているからです。
例外的に人を食べなくてもいい体質に変化したヒロイン・禰豆子を除いて、大半の鬼が人間の肉を食べています。
では、鬼は人間以外を食事にすることはできないのでしょうか。
鬼にされる前のように、普通の人間が食べるような食事を口にすることは不可能なのでしょうか?
結論から言うと、鬼も人肉以外を食べることはできるようです。
医師として鬼の性質や人間に戻る方法を研究していた珠世が、禰豆子を診察したとき、
「禰豆子さんは人の肉どころか獣の肉さえ口にしていない」と言っています。
鬼が獣の肉を食べられないのなら、こういう言い方はしないと思うので、少なくとも獣の肉については食事の対象になるようです。
また、鬼の中には人間社会に溶け込んで生活している鬼もいます。遊郭で花魁をしている鬼・堕姫(だき)や、宗教団体の指導者を務めている鬼・童磨(どうま)などです。
そもそも鬼の始祖である無惨も、様々な容姿に姿を変えて、人間たちの中で生きています。
すると日常の中で、周囲の人間と食事をする機会は絶対に訪れるはずなので、人間の食べ物が一切食べられないようでは怪しまれてしまうでしょう。
そう考えると、鬼も人間の食料を普通に摂取できるものと思われます。
鬼が人間を食べる理由はなぜ?
そもそもどうして鬼は、人間を食べなければならないのでしょうか。
どうやら鬼は、人間の肉を食べ続けることで、肉体が進化して、より強い鬼になれるらしいのです。
無惨に重用され、十二鬼月(じゅうにきづき)という幹部クラスに取り立てられていた響凱(きょうがい)という鬼は、人間の肉を大量に食べ続けることが出来なくなってしまい、結果、無惨から十二鬼月の地位を剥奪されています。
肉に関して我々はいずれ響凱さんと同じ心境になっていく・・・ pic.twitter.com/uV9rTyyp2H
— パクラー (@pakurinopakura) January 13, 2019
つまり少なくとも、無惨にとっては人間の肉を食べ続けられる鬼が望ましいということになります。
なお、鬼にとって本当に必要なのは、『肉』ではなく『血』だと思われます。
無惨の支配を逃れた鬼である珠世や、彼女が作った鬼である愈史郎は、人間の肉を食べなくてもいいように自らを調整していますが、それでも人間が輸血した血を定期的に摂取しているからです。
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まとめ
- 鬼は鬼の始祖・鬼舞辻無惨の血を与えられた元・人間
- 鬼が基本的に群れを作らないのは、無惨が配下の反逆を怖れているため
- 鬼は共食いをするらしく、共食いした相手の記憶を自分の中に取り込める可能性がある
- 鬼は人間の肉を食べるが、獣の肉も食べることができるらしい
- 人間社会に溶け込んでいる鬼もいるので、人間の食事も普通に摂取できると思われる
- 鬼が人間を食べる理由は、それによってパワーアップを遂げるため
怪物や化け物と戦う物語は数多くありますが、鬼滅の刃のように、敵になる怪物が一種類しかいない物語は珍しいように思われます。
それだけに鬼の設定は細かく作りこまれているという印象です。作品を隅々まで読み込むと、新しい発見があるかもしれませんね。