ストーンオーシャン

ジョジョのホワイトスネイクが強すぎる!幻覚能力や元ネタを解説!

ジョジョのホワイトスネイクが強すぎる!
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人気マンガ『ジョジョの奇妙な冒険』といえば『スタンド』という他の漫画にも多大な影響を与えた超能力を生み出した作品として有名です。

第3部で初登場して以来、様々な能力を持つスタンドが登場しましたが、なかでも強力と言われるスタンドの一つが、ジョジョ6部『ストーンオーシャン』に登場する『ホワイト スネイク』です。

このコラムでは、ホワイトスネイクの複雑な能力とパワーアップの課程、名前の元ネタなどについて説明して行きます。

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ジョジョのホワイトスネイクが強すぎる!

ホワイトスネイクはジョジョ6部のラスボスポジションであるプッチ神父が持つスタンドです。

人型にDNAの配列図を巻き付けたような形状をしており、本体から20メートル程度離れて行動することが可能です。

その最大の特徴は、人間の体から記憶をCDのようなディスクの形にして抜き取ることができる能力です。

対象がスタンド使いの場合、スタンドも抜き取ることが可能です。

 

さらに抜き取った記憶を別の人間に差し込んで、記憶を作り変え、自分の都合のいいように操ることもできます。

ディスクに変えたスタンド能力も、別人に差して使わせることもできますが、向き不向きがあり、誰でもスタンドが使えるようになるわけではないようです。

 

なお、普通のCDを人間に差し込んで歌わせたりすることもできる様子。

プッチ神父はこれらの能力を使って、勤務先の刑務所の人々を思い通りに支配していました。

  • 敵の記憶を奪うことで再起不能にできる
  • 敵スタンド使いのスタンドを奪って無力化できる
  • 記憶をいじくった人間にスタンドを与え、手駒として一方的に利用できる

というように、ディスク関連の能力だけでも極めてチート性能ですが、ホワイトスネイクの能力はこれだけに留まりません。

ホワイトスネイクの幻覚能力とは?

非常に厄介な幻覚能力

このスタンドについて語る際、主にピックアップされるのはディスク化能力の方ですが、別の強力な能力を使用したエピソードがあります。

物語序盤で刑務所に収監された主人公・徐倫を助けるため、父親の承太郎が刑務所を訪れますが、刑務所に潜む承太郎の仇敵、ジョンガリ・Aに襲撃されます。

 

なんとかジョンガリを退けた二人でしたが、実は一連の戦闘はホワイトスネイクが見せた幻影でした。二人は幻覚の中で戦っていたのです。

いつの間にか眠っていた二人の周囲の家具がドロドロに溶けており、目覚めなかったらこのまま溶かされてしまうところでした。

 

幻覚能力は本来の能力ではない?

この幻覚+溶かす能力ですが、実は上記のシーンでしか使われていません。

便利かつ強力な能力なのになぜ一回しか使っていないのでしょうか?

理由としては次のようなものが考えられます。

  1. ホワイトスネイクの能力ではなく、誰かの能力をディスクにして使っていたが、ディスクを破損、もしくは無くしてしまった
  2. ホワイトスネイクの能力が成長途上だったため、その後は使えなくなってしまった。

一つ目の推測を採用した場合、物語の裏で別の物語が進行していたのかもしれません。(本来の持ち主が裏切った、とか)

 

二つ目の推測ですが、5部の主人公ジョルノも、能力が進化した結果、最初の頃に使っていた便利な能力を使えなくなってしまうことがあったので、同じような事情なのかもしれません。

ホワイトスネイクの進化とは?

ただでさえ強力なスタンドであるホワイトスネイクですが、作中さらにパワーアップを遂げています。ここでは二段階ある進化形態を紹介します。

C-MOON

プッチが理想の世界を実現するために必要としていた『緑色の赤ん坊』と合体することでホワイトスネイクが進化した姿です。デザインは元のスタンドと緑色の赤ん坊が合体したような容姿になっています。

 

能力は、簡単に言うと重力の逆転操作です。地面とは反対の方向に物が落ちるようにしたり、人間の肉体を裏返しにしたりします。

 

物理学上、重力と時間は密接に関係しているものなので、次に述べる時間操作能力へ発展する前段階のような能力だと思われます。

メイド・イン・ヘブン(ステアウェイ・トゥ・ヘブン)

C-MOONがさらに進化することで姿を変え、ケンタウロスのようなフォルムになりました。

この姿がホワイトスネイクの最終形態です。

 

能力は、時間の流れを際限なく加速するというもので、加速された時間は最終的に宇宙の終わりにまでたどり着き、さらに次の宇宙が誕生して、同じような世界・生命が生まれ、以前とほとんど変わらない時代へ戻ってきます。

 

この『一巡後の世界』では誰もが前の宇宙を経験しているので、予知能力のように次の瞬間に起こる出来事を知ることが可能です。

シリーズでも屈指のスケールの大きさを誇る能力ですが、凡人が会得しても手に余る能力であるとも言えます。

ホワイトスネイクの元ネタや由来は?

作者の荒木先生が洋楽フリークであるためか、ジョジョに登場するスタンドの名前は、大半が洋楽アーティストの名前・アルバム・曲名から名付けられています。(第3部はタロットカードやエジプトの神名が由来。同部終盤から洋楽が採用されました)

ここではホワイトスネイクと、その進化系であるスタンドの元ネタを説明します。

ホワイトスネイク

イングランド出身のロックバンド、ホワイトスネイクが名前の由来と思われます。

ホワイトスネイクは日本語に直すと『白蛇』になります。白蛇は日本などで神の使いと言われることから、神父であるプッチのスタンド名になったのかもしれません。

 

C-MOON

C-MOONはポール・マッカートニー&ウイングスが発表した楽曲です。
この曲では本来ギターを演奏するメンバーがベースやドラムを担当するというように、演奏担当が普段ととずれています。

そういったエピソードが、重力をずらしたり、裏返しにするスタンドの名前になった理由かもしれません。

 

メイド・イン・ヘブン(ステアウェイ・トウ・ヘブン)

最終段階は雑誌と単行本で名前が変わっているので、両方説明します。

メイドイン・ヘブンの由来

メイドイン・ヘブンはフレディ・マーキュリーがメインボーカルを務める伝説のバンド、クイーンのアルバムです。本作品は、フレディが若くして病死した後、残されていたデモテープなどを元に作成されたものです。

ジョジョのスタンド名はクイーンの楽曲が由来になっているものが多く、第4部ラスボスのスタンド、キラークイーンや第6部に登場するウンガロのスタンド、ボヘミアン・ラプソディー等もクイーンが由来になっています。

 

ステアウェイトゥ・ヘブンの由来

ステアウェイトゥ・ヘブンはロック界の大御所バンド、レッドツェッペリンのアルバム、ステアウェイ・トゥ・ヘブン(邦題は『天国への階段』)が元ネタです。

バンド名は第1部のメインキャラクター、ツェペリ男爵の元ネタにもなっています。またバンドメンバーのペイジ、ジョーンズ、プラント、ボーンナム と同じ名前の敵も登場しています。(雑魚キャラでしたが……)

メイドイン・ヘブンとステアウェイトゥ・ヘブン、どちらのネーミングも、作中で万人が天国に至る道を探しているプッチ神父にふさわしいものと思われます。

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まとめ

  1.  ホワイトスネイクは人間の記憶やスタンド能力をディスクに変えて保管することができる。
  2.  幻覚能力も使用可能。(ただしホワイトスネイク自身の力かは不明)
  3.  進化後のC-MOONは重力を操作できる。最終進化したメイド・イン・ヘブン(ステアトゥ・ヘブン)は時間を限界まで加速することが可能。
  4.  名前の由来は同名のロックバンドやアルバム・楽曲の名前。

ホワイトスネイクはジョジョに登場するスタンドの中でも、デザインの変化や能力が多彩なため、人気の高いスタンドです。現在、ジョジョは5部までアニメ化されていますが、6部がアニメ化された際には、原作の姿をどう再現してくれるか楽しみです。

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