BLEACH/ブリーチ

ユーハバッハと藍染はどっちが最強?能力や戦闘力で強さを比較!

ユーハバッハと藍染はどっちが最強?能力や戦闘力で強さを比較!
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BLEACHに登場する藍染惣右介とユーハバッハは、共に主人公の黒崎一護たちを苦しめた強敵です。

そのため読者の間では、この二人が一対一で戦えばどちらが強いのかという疑問がしばしば話題に挙がっています。
この記事では、藍染とユーハバッハの能力・プロフィールなどを比較した上で、二人の優劣を考察します。

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ユーハバッハのプロフィール

滅却師の王

ユーハバッハは物語のラスボスです。
悪霊・虚(ホロウ)を消滅させる力を持った一族である滅却師(クインシー)の始祖であり、クインシーを基盤にした勢力である『見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)』の指導者でもあります。

容姿は黒髪に黒い髭を生やした壮年男性。

生まれたときは視覚と聴覚に恵まれず、身体も動かせませんでしたが、周囲の人間の願いに応じた力を与え、その人間が死ぬとその力が自分のものになるという能力を持っていたため、次第に強大な力を蓄えるようになりました。

千年前に滅却師たちを率いて死後の世界、ソウル・ソサエティに攻め込みましたが、死後の世界を守る死神たちと、彼らを率いる山本元柳斎の前に敗北しました。

千年後、再結集した滅却師たちと共に再びソウル・ソサエティに来襲し、山本を倒したユーハバッハは、ソウル・ソサエティの支配者である霊王の元へと向かい、霊王の殺害に成功します。

霊王の力の一部を手に入れ、現世やソウル・ソサエティ、虚の住処である虚界(ウェコムンド)を含めた世界の姿を書き換えようとしたユーハバッハでしたが、黒崎一護に討たれ、野望は果たせないままに終わるのでした。

代表的な能力

聖別(アウスヴァーレン)

配下の滅却師や、子孫にあたる滅却師からその力を取り上げる能力。力を奪われた滅却師は死亡することもあります。取り上げた能力を別の滅却師に分配することも可能です。

基本的にユーハバッハは自分以外の全てを使い捨ての駒のように見なしており、不要と見なした配下は、この力で躊躇することなく葬っています。

全知全能(ジ・オールマイティ)

未来に起こる出来事を予見し、観ることのできる全てを思い通りに改変する無敵に近い能力。

発動時はユーハバッハの眼球に複数の瞳が現れます。

あらゆる敵を葬ることのできる最強とも言える力ですが、霊王や霊王と同質の存在に関することは予見できず、また「観る」能力であるため、視覚を惑わされると対応できないという弱点もあります。

藍染惣右介のプロフィール

裏切りの死神

藍染惣右介は本編の序盤~中盤までの黒幕ポジションだったキャラクターです。
死神の精鋭部隊である護挺十三隊で五番隊隊長の地位に就いていました。身長186センチ、体重は74キロ。誕生日は5月29日。

穏和な風貌で誰からも好かれる人格者と見なされていましたが、その姿は周囲を欺く仮面にすぎず、本性は自身の目的を果たすためなら、他者を犠牲にすることも平気で行う冷血漢でした。

自分の力を増大させるため、百年以上前から虚や死神を使った実験を繰り返しており、最終的に周囲にいる者の願望を叶えてくれるアイテムである『崩玉』の存在を知り、崩玉を手に入れるために策を巡らせてソウル・ソサエティを混乱に陥れています。

崩玉を手に入れた藍染は、支配した虚の軍勢を率いて霊王の住む霊王宮への侵入をもくろみます。
霊王宮へ入るために必要な鍵だった『王鍵(おうけん)』を作成するために一護の住む空座町の住民全てを生け贄にしようとした藍染でしたが、藍染の想像を超える速度で成長を遂げた一護に敗れ、ソウル・ソサエティの監獄である『無間』に収監されました。

物語の最終章では、一護たちとともにユーハバッハと戦い、斬魄刀・鏡花水月の力でアシストを行っています。

代表的な能力

鏡花水月

死神は全員、斬魄刀という専用の武器を持っており、その形状や機能はそれぞれ異なっています。

藍染の斬魄刀・鏡花水月の能力は『完全催眠』です。
これは鏡花水月の能力解放を一度でも目にした相手に働くもので、五感・霊感などを思うままに支配することが可能です。

この完全催眠を活用して、藍染はほとんどの死神から疑われることもなく陰謀を張り巡らせていました。

ユーハバッハと藍染惣右介はどっちが強い?

一対一ではユーハバッハが強い?

物語の中で、ユーハバッハと藍染が一対一で戦うシーンはありません。
ただ、最終章のラストでユーハバッハと一護が戦うシーンでは、藍染も加勢することとなり、鏡花水月の能力を駆使して一護をサポートし、ユーハバッハ撃破に貢献しています。

しかし「力を合わせてユーハバッハを倒した」という事実は、逆に考えると、「一人では勝てない」という意味にもなってしまいます。

すると藍染はユーハバッハより弱い、という結論になるのでしょうか?

藍染は全力を出せていなかった?

しかしこの時点までの藍染は、一護に敗北した後、力の大部分を封印されて幽閉されていました。
見えざる帝国に対抗する戦力として一時的に幽閉を解かれてはいるものの、藍染の体には力を封印するための措置が施されており、フルパワーを出せる状態ではなかった可能性もあるのです。(拘束の大部分をユーハバッハが破壊しているので、フルパワーに近い状態だった可能性もあります)

そのため、このラストバトルだけを見ても、藍染とユーハバッハの実力差を判断することは難しいのです。

藍染はどの段階が最強なのか判らない

ユーハバッハと藍染の強さを比較する上で厄介なのが、藍染の強さが乱高下している事実です。
最初から死神の中でも抜きん出た力を持っていた藍染ですが、願望を叶える力を持つという崩玉を体内に取り込むことによって、さらなるパワーアップを遂げました。

しかし一護との戦いの中で、藍染は一度、崩玉に拒絶され、弱体化しています。
生まれつきの強者だったため心の底に孤独を抱えていた藍染は、本心では力を求めていなかったのではないか、と一護は想像しており、そのために藍染は力を失ったのかもしれません。

その後再登場した藍染は力を取り戻しており、崩玉も体内に保持している様子でした。
崩玉に願いを叶える力がある以上、藍染の強さは、藍染の精神状態に大きく左右されるとも考えられるので、物語の中でどの段階の藍染が一番強い状態なのか、はっきり判らないのです。

ユーハバッハと藍染惣右介の能力や戦闘力を比較

本体の戦闘能力

共に反則級の特殊能力を持っているユーハバッハと藍染ですが、そういった能力を抜きにした場合、どちらに軍配が上がるのでしょうか。

実は藍染・ユーハバッハのどちらも、護挺十三隊の総隊長である山本元柳斎の戦闘力を驚異と見なしており、山本と戦うときは正攻法を使わず、策を用いています。つまり単純な戦闘能力では、二人とも山本には及ばないものと思われます。

その後、山本が弱体化してから攻撃しているのですが、藍染が山本を殺しそびれたのに対し、ユーハバッハは倒すことに成功しています。

結果だけ見ると、藍染とユーハバッハでは、純粋な戦闘能力はユーハバッハに軍配が上がることになるようです。

切り札

藍染の切り札と言える能力は、鏡花水月の完全催眠。

ユーハバッハの切り札は未来の可能性を予知した上で、その未来を改変できることができる『全知全能』です。
この二つの能力がぶつかった場合、どちらが有利なのでしょうか。

物語のラストバトルでは、完全催眠にかかったユーハバッハが藍染を一護と誤認させられて藍染を攻撃し、その間にフリーになった一護から一撃を浴びせられています。

『全知全能』の未来予知は未来を「見る」能力ですが、鏡花水月の完全催眠は視覚も操作できるので、ユーハバッハは正しい予知が見えなくなってしまうのです。

そう考えると切り札の力は藍染の方が勝っているように思われますが、完全催眠は五感や霊感を操作できるものの、相手の行動自体を操るようなことは難しいようです。一方の『全知全能』は、未来を改変することで相手にダメージを与えたり、敵の武器を破壊したりすることもできます。

藍染とユーハバッハが一対一で戦う場合、どちらが先に能力を発動するかによっても結果は変わってくると思われます。

耐久力

完全催眠で一護のふりをした藍染は、ユーハバッハに胸元を貫かれてもピンピンしていました。その直後、一護の斬魄刀の一撃で四散したユーハバッハも、暫くすると元の姿に戻っています。

どちらも一般の死神や滅却師を遥かに越えた耐久力を持っていることは明らかですが、不死身っぷりの原因は別のものです。

藍染は体の中に取り込んだ崩玉の力により不死身に近い体になっているようです。

一方のユーハバッハは、『全知全能』と取り込んだ霊王の力の一部によって耐久力を得ていると思われます。

ユーハバッハは、『聖別』で命を失った滅却師の体の一部を集めた矢である『静止の銀』
を撃ち込まれることで、一瞬だけすべての力を失うことが判っています。ラストバトルではこの直後に一護の攻撃を受けて討たれました。

藍染の場合、崩玉と融合している限り不死身に近い状態であるらしく、大量殺戮を犯したにも関わらず、処刑することができない状態です。

殺す手段がないという意味では、藍染の耐久力の方が勝っていると思われます。

精神力

ユーハバッハはソウル・ソサエティの支配者である霊王を殺害しています。
藍染も自分の目的を「天に立つ」ことだと宣言していたので、最終目的は霊王にとって代わることだったと思われます。

ただ、霊王を倒した後の最終目的については、異なっていたようです。

死の間際にユーハバッハは、現世と死の世界の間にある境界を取り払い、すべての人間たちを死の恐怖から救うことが目的だったと語っています。

それに対して藍染は、そんな世界が来てしまったら人々は恐怖を克服して前に足を踏み出すことはできなくなってしまう。その大事な一歩こそ『勇気』と呼ぶのだと否定の言葉を口にしています。

この藍染の言葉は最終回の中で、物語全体を締めくくる言葉のように語られているため、藍染の考え方の方が、物語の中では正しい意見とされているようです。

そう考えるとこの二人の中で精神的に上位に立っているのは、藍染の方だと考えられます。

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まとめ

  1. ユーハバッハは滅却師(クインシー)の始祖で、物語のラスボス的存在
  2. ユーハバッハの代表的な能力は、予知した未来を思い通りに改変する『全知全能』
  3. 藍染惣右介はソウル・ソサエティを裏切った死神で、物語中盤まで黒幕的なポジションを務めていた
  4. 藍染の代表的な能力は、相手の五感等を自由自在に操る『完全催眠』
  5. 藍染・ユーハバッハのどちらも不死に近い耐久力を備えており、戦ったらどちらが勝利するかは簡単に判定できない
  6. 思想的には、死の恐怖を消し去ろうとするユーハバッハより、恐怖を乗り越える勇気のすばらしさを説く藍染の方が高みに立っていると思われる

最終章のアニメ制作が決定しているBLEACH。ユーハバッハと藍染が対峙するシーンは物語のハイライトとなります。アニメの放映を楽しみに待っていましょう!

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