漫画・約束のネバーランドは孤児を育てる施設GF(グレイスフィールド)ハウスで過ごしてきた主人公のエマたちが、自分たちが食人鬼の食料にされるために育てられてきた『食用児』であることを知るというショッキングな展開からスタートする物語です。
約束のネバーランド1話から見てるけど💦最初に見た時、孤児院の子が全員、白い服に首にナンバーが付けられてて💦その瞬間から嫌な予感しかしてなかった💦こうゆう嫌な感は昔から当たるから自分でも悲しくなるんだよなぁ💦ストーリーが気になるから最終話まで見る(>ω<) pic.twitter.com/CiBTQtt5My
— キャット(*‘ω‘ *)自称人形作家 (@Siamese_cat029) January 19, 2019
ストーリーの中で、『出荷』という言葉は非常に重たい意味を持っています。この記事では、この出荷の詳細について詳しく説明します。
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約束のネバーランドの出荷の意味とは?
簡単に言ってしまうと、『出荷』とは食べ頃になったと判断された食用児が、殺されてハウスから運び出されることを指します。
牛や豚が出荷されるのと、意味合いとしては同じです。
GFハウスで食用児が出荷されるときの具体的な手順ですが、出荷が決まった食用児はハウスの外へと連れ出され、そこで食人鬼の手によって殺害されます。殺害方法ですが、吸血の習性を持つヴィダという花を胸部に挿し込むという方法がとられているようです。
この行程には死体から血を抜く作業の意味合いもあり、血抜きが済んだ遺体は衣服を取り除いた後、ビンのような容器に詰めて運ばれて行くようです。
ただし、GFハウスは食用児をストレスの少ない環境でのびのびと育てる高級農園であるため、一般的な食用児はもっと簡単な方法が採られている可能性もあります。
約束のネバーランドの出荷の基準や条件は?
テストの成績
ではGFハウスで養育されている食用児は、どのような基準で出荷されているのでしょうか。
施設で暮らす子供たちは、毎日テストを受けさせられており、点数が記録されています。エマたちが過去に出荷された食用児のスコアを調べたところ、成績の悪い食用児が先に出荷されていることがわかりました。
食人鬼の好み
なぜテストが重視されているかというと、食人鬼にとって脳が一番おいしい部分であるらしいからです。後に、食人鬼たちは人間を食べることで人間と同等の知性を得ていることも判明していますので、なるべく性能のいい脳味噌が求められているのでしょう。
すると今後スコアがよくなる=美味しくなる可能性の高い食用児はすぐに出荷するより様子を観ておいた方が特になり、反対に成績低迷が続いている食用児は、これ以上味がよくなる可能性が少ないことになります。
そのためGFハウスでは、成績の悪い食用児から出荷されているのでした。
約束のネバーランドの出荷の年齢は決まっている?
下限は6歳
成績が悪い子供はどんなに幼くても出荷されてしまうというわけでもありません。そもそもハウスには0歳時もいるので、そんな子供が満足なスコアを出せるはずがありません。
これもエマたちが調べた情報ですが、出荷される子供の年齢は6歳以上に限られています。
6歳以上で低いスコアが続いた場合、品質にのびしろがないと判断されて出荷されるようです。
事実、第一話で出荷された少女、コニーは成績が低迷していた6歳児でした。
12歳が上限である理由は?
フルスコア(満点)を出し続ける食用児も、いつまでもハウスに留まり続けることはできません。ハウスで子供たちが育てられているのは0歳から12歳までで、12歳の誕生日を迎えた子供は、それほど遠くない日に出荷される運命にあります。
なぜ出荷の上限が12歳になるのかという理由ですが、あまり成長しすぎると制御が難しくなるという推測が有力です。
高級食用児を育てているGFハウスは、食用児を押さえつけて育てるようなことはせず、事実を知らせないまま伸び伸びと育てています。警備は過度に厳重なものではありません。
すると子供たちが大人になるまで成長して脱走を企てた場合、阻止することが難しくなる可能性が高いのです。つまり大人になっても脳がマズくなるわけではなく、管理上の都合だと思われます。
実際、ある事情のため26歳になってから出荷されたクローネの肉は、食人鬼の女王、レグラヴァリマの食卓に並んでいた様子なので、大人の肉もニーズがないわけではないようです。
約束のネバーランドの出荷の順番と番号は関係ある?
GFハウスに所属している食用児は、全員、首のあたりに番号が刻印されています。
約束のネバーランド 考察:認識番号 https://t.co/PGwimPIa5y pic.twitter.com/BXP4WSX5b5
— manga-ya (@netabare_ya) September 8, 2017
この番号に何かの意味があるのか、読者の間で考察が繰り返されてきました。
現時点である程度ルールは判明しています。まず主要キャラの番号を確認してみましょう。
GFハウス出身の主要キャラクター番号表
(年齢は物語の序盤)
名前 | 番号 | 年齢 |
イザベラ | 73584 | 31 |
クローネ | 18684 | 26 |
レイ | 81194 | 11 |
ノーマン | 22194 | 11 |
エマ | 63194 | 11 |
ドン | 16194 | 10 |
ギルダ | 65194 | 10 |
アンナ | 48194 | 9 |
ナット | 30294 | 9 |
トーマ | 55294 | 7 |
コニー | 48294 | 6 |
フィル | 34394 | 4 |
キャロル | 53494 | 0 |
一見、わかりにくいですが、末尾から反対に読むと、年長者ほど数字が少ないことがわかります。
つまり番号は生まれた順番に付けられているということでしょう。
なお、連番が存在しないのは、GFハウスは複数のプラントに分かれており、序盤の舞台はプラント(第三プラント)の一つに限られているからだと思われます。
つまり生まれた子供たちは、番号順に1番→第一プラント、2番→第2プラントというように、均等に配備されているのでしょう。
物語ではGFハウス以外の農園で育てられた食用児も登場しますが、全ての農園で同じルールに沿って番号を付与しているわけではなく、番号が付かない農園もあるようです。
番号と出荷順に関係はない?
この番号と食用児の出荷順に関係はあるのか?という問題ですが、物語内の描写を見る限り、番号は生まれた順に対応しているだけで、出荷には無関係なようです。
番号に沿って出荷するのであればコニーがエマたちより早く出荷されることにはならないはずだからです。
出荷の時に着る洋服が綺麗な意味はなぜ?
GFハウスにいる食用児たちは、普段は全員、真っ白な服を身につけています。
これはおそらく、食用児たちが怪我などをしたときの管理をしやすくするためです。小さい子供などは怪我をしても気付かない場合もありますが、白系統の服装なら、血の汚れが目立つため、管理する側にはすぐにわかります。
しかし出荷される日の食用児は、旅行に行くような帽子を被っていたりと「よそ行き」っぽい綺麗な格好です。
可愛い正装は正義11歳とは思えない色気可愛い #約ネバ #約束のネバーランド pic.twitter.com/okobsQEn4r
— ぱんだむ (@pandam1211) March 14, 2019
これは、出荷が表向きは「里親の家庭へ引き取られる」ことになっているからだと思われます。
出荷される子供を見送る他の食用児たちは、去っていった子供が引き取られた先で幸せに暮らしていると信じているのです。
いわば出荷の日は食用児の事実を知らない子供たちにとって晴れの日なので、普段の格好でハウスを出ていくことは不自然に思われ、疑いを招きます。そのため少しいい服を着せられているのでしょう。
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まとめ
- 「出荷」とは食用に育てられた子供が、殺されて養育施設から運び出されることを指す
- 食用児は、テストの成績低迷者から順番に出荷される
- 出荷には年齢も関係しており、6歳未満は出荷されない。12歳になったら、成績優秀でも出荷される
- 食用児の首筋に付いている番号は、生まれた順番を示すものであり、出荷と直接の関係はない
- 出荷される食用児は着飾って送り出してもらえる。これは出荷が、外の家庭に養子にもらわれるという建前になっているため
2010年10月からアニメ第二期の放映が決定していた約束のネバーランドですが、放送が2021年1月に延期してしまいました。これを期に過去のエピソードを見返して、出荷やその他の重要な設定についておさらいしておきましょう!