漫画、約束のネバーランドに登場するムジカは、物語の真相に関わる重要キャラクターです。本来は主人公のエマたちと対立する立場にある『鬼』の一人でありながら、様々な場面でエマたちを助けてくれたムジカ。
彼女のプロフィールや、『邪血の少女』と呼ばれ、迫害されるようになった理由などについて詳しく解説します。
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ムジカは何者なのか?
約束のネバーランド15巻の表紙良すぎじゃない?
ムジカ割と推し、、、
ムジカとエマは何かまたあるんじゃないかと思ってた(低脳考察系)
8/2が楽しみで仕方ない pic.twitter.com/aPsk6dUTk6— アニ垢 (@Haikyu_moe819) July 23, 2019
容姿・年齢
ムジカは比較的人間と似た姿をした鬼です。人間の少女と同じくらいの背格好で、肌の色は灰色と青の中間のような色彩、髪は紫がかった色をしています。他の鬼と同様、弱点である核が存在する目の周辺を仮面で覆っています。
ムジカの年齢ですが、彼女自身がモノローグで七百年以上逃亡の旅を続けている、というような言葉で振り返っていることから、少なくとも七百歳以上であるのは間違いないようです。
また別のシーンで鬼について、この千年でかなり無秩序になってしまったと話しています。自分で見てきたようなそうでもないような言い方なので判断は難しいですが、千年以上前から生きている可能性もあります。
エマとの出会い
約束のネバーランドは、人間を食料にする鬼に支配された世界で、食用児として育てられた主人公のエマたちが平穏な暮らしを求めて冒険を繰り広げる物語です。
ムジカが登場するのは、エマが仲間の食用児と一緒にそれまで暮らしていた農園から脱出することに成功した直後のことでした。
行動を共にしている鬼のソンジュと一緒にエマたちを助けたムジカは、『七つの壁』を探しなさいと助言を与えます。
世界は千年以上前に人間たちが住む世界と鬼たちの世界に分かれており、エマたちがいる世界は鬼の世界の方でした。
エマたちが平穏を手に入れるためには、二つの世界を隔てていた『約束』を結び直す必要があり、世界を二つに分けた鬼の頂点に立つ存在と会うためには、七つの壁すべてにたどり着く必要があるという事実が後に判明しています。
邪血の少女とは?
物語後半で、ムジカが『邪血の少女』と呼ばれる特別な鬼であることが判明しました。ここでは「邪血」について情報をまとめます。
鬼が人間を食べる理由
物語の後半で、鬼がどういう生物なのかが明らかになりました。
鬼はもともと細菌のような小さな生物だったようです。しかし他の生物を補食することでその遺伝子を取り入れるという特性を持っていたために、少しずつ変化を遂げて人間をしのぐ程の肉体を手に入れるまでに成長しました。そして人間を補食することで、人間の知性が備わり、社会を作り上げるまでに進化したのです。
ただし、鬼の特性には弱点もあります。普通の鬼は、人間を食べ続けないと身体が退化してしまうのです(元通りとは言えないまでも、かなり身体が変質してしまうようです)
そのため鬼が社会生活を送るためには、人間の肉を食べ続ける必要があったのです。
ところがムジカは人間を食べなくても退化することがありません。
また、一度でもムジカの血を取り入れた鬼は、ムジカと同じように、人肉を食べなくてもいい体質に変わることが分かっています。
鬼の貴族たちがムジカを迫害する理由
人間を食べなくても退化する恐れのない身体にしてくれる邪血は鬼にとって素晴らしいものであるはずなのに、ムジカたちは鬼の社会には所属せず、隠れるように各地を転々としています。
これは、鬼の社会を支配している王族や貴族にとって、邪血の存在が不都合だからです。
一般の鬼たちが食べる人間の肉は、すべて鬼の貴族が管理する農園で生産されています。
これがどういうことかと言うと、貴族たちに逆らうと、人間の肉を食べられなくなってしまうという意味です。人間が食べられないと肉体が保てないため、一般の鬼たちは貴族や王族に従うしかないのです。
支配階級の鬼たちは、農園で食用児を育てるシステムを使って、他の鬼を支配していたのです。
邪血の存在は、この支配システムを破壊するものです。人間を食べなくても体が保てるのなら、王族や貴族に従う意味はなくなってしまいます。
それを恐れた支配階級の鬼たちは、ムジカたちの血を『邪血』と呼び、迫害を続けてきたのでした。
しかしそうした支配体制は、永遠に続くことはありませんでした。
終盤、王族に恨みを持つ鬼の貴族と人間の連合軍によって、それまで鬼の社会を支配していた女王と貴族達が一掃されてしまいます。その後、新たな国の指導者として選ばれたのは、各地を回り、邪血を与えることで下層の鬼たちを救い続けてきたムジカでした。
ムジカの食事内容は?
原初信仰
常にムジカと行動を共にしているソンジュの言葉によると、ムジカはこれまで人間を食べた経験がないとのことです。
上で説明したように、邪血の持ち主であるムジカは人間を食べなくても退化するおそれはありません。
しかし物語の中には、邪血を摂取して退化の恐れがなくなったにも関わらず、単純に人肉を好むという理由で人を食べ続けていた鬼も何体か登場しています。
ムジカが人を食べないのは、宗教上の理由によるものです。彼女は『原初信仰』という宗教を信仰しているようで、その教義に従って人肉を一度も口にしていないのでした。
ムジカとソンジュの違い
ちなみに原初信仰の教義では、養殖された人間の補食を禁じているだけで、それ以外の人間は食べても問題はないようです。
彼女と同じく原初信仰を信じるソンジュは、以前は人間を食べており、今後も機会があれば養殖ものではない人間を口にしたいと考えているようです。
フォアグラになるまでの肥育法が虐待だから禁止は妥当、まあわかる、わかるんだけどあの美味しさが忘れられず約束のネバーランドのソンジュみたいな気持ちになってる pic.twitter.com/XXGO9Foh3n
— ぶらきち (@umbreonensis) October 31, 2019
ソンジュとムジカの微妙なスタンスの違いがどこから来ているのかは不明です。
もしかするとムジカは、より厳密に信仰を守らなければならない巫女のようなポジションなのかもしれません。
なお、日常生活の中でムジカが何を食べているかですが、コミックスのおまけエピソードを見る限り鳥の丸焼きを食べたりしているので、菜食主義というわけではないようです。
ムジカがエマにあげたペンダントの効果は?
エマを助けた後、七つの壁を探せと助言したムジカは、お守りだといってペンダントをエマに与えました。
瞳のような形状で、内部に尾を持つ4つの円が描かれているこのペンダントですが、実はどういう効果があったのかはっきり分かっていません。
ただし推測することは可能です。
物語中盤でエマは、クヴィティダラと呼ばれる場所を訪れます。エマたちはこの場所で、七つの壁へ向かうためのヒントを手に入れました。
正確にはエマ一人が幻覚のような世界に迷い込み、その中で鬼の頂点に立つ存在(原作で読めない文字で、アニメでは「あの方」と表現されています)と邂逅を果たしたのです。
このとき、『あの方』が乗っていた竜の瞳は、ペンダントのデザインと同じ形状でした。
#約束のネバーランド 142話 感想
今気づいたけど千年前の【XXX】の後ろにいる竜みたいな生物の目が、エマがムジカから貰ったペンダントと同じですね。#wj33 pic.twitter.com/bmbBd21b9z— アバターもえくぼ (@AvatarmoEkubo01) July 20, 2019
ペンダントを持っていたエマだけが『あの方』に会えたことを考えると、ペンダントには、クヴィティダラに持っていくことで『あの方』と交信できるような機能が備わっていたのだと思われます。
ムジカもそれを知っていたか、少なくともクヴィティダラに持っていく意味があると考えたからこそ、エマにペンダントを与えたのでしょう。
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まとめ
- ムジカは少女の姿をした食人鬼の一族
- ムジカ自身は人を食べたことがない
- ムジカの血は「邪血」と呼ばれている
- 鬼は人間を食べ続けないと退化してしまうが、「邪血」を飲むと人間を食べる必要がなくなる
- ムジカは特別な機能が秘められたペンダントを渡すことで、主人公たちを手助けした
2021年1月から、アニメ二期の放映が決まっている約束のネバーランド。
ムジカも第二期から登場することが確実なキャラクターですが、声優などはまだ発表されていません。続報の発表が待ち望まれるところです!