漫画、約束のネバーランドは食人鬼が支配する世界の中で、食用児として育てられた主人公のエマたちが、生き残る術を探して冒険を繰り広げるファンタジー・サスペンスです。
約束のネバーランド、観終わった!
子供と大人の頭脳戦や駆け引きがめっちゃ面白かったし、毎話ハラハラして観てたw
それにしても、先が気になるところでアニメ終わってるな~
気になりすぎて夜しか寝られん#約束のネバーランド pic.twitter.com/hpGW19NZvK— リア (@Lia___x) July 20, 2019
物語序盤、食用児たちが生まれ育ったGF(グレイスフィールド)ハウスを脱出する展開は、脱出をはかるエマたち食用児と、それを阻止しようとする飼育監イザベラとの内心の読み合い・かけひきが手に汗握るもので、読者をハラハラさせました。このコラムでは、エマたちはどのようにして脱出を成功させたのかを中心に解説します。
もくじ:好きなところに飛べます
約束のネバーランドの脱走方法を解説!
脱出の障害まとめ
GFハウスを脱出するためには様々な障害がありますが、とくに重大なものは以下の三つです。
- ハウスと外を隔てる崖の存在
- 食用児たちに埋め込まれた発信機
- 足かせになりがちな年少の食用児
ハウスと外を隔てる崖の存在
崖の存在についてですが、GFハウスは周辺を巨大な壁で囲まれており、さらにその外側は堀になっていて簡単には踏破できそうにありません。
発信機の存在
食用児たちに埋め込まれた発信機は、受信機を飼育監のイザベラが持っており、食用児たちの現在地を常に把握されてしまいます。発信機を無効化する手段は確保できたものの、無効化した事実自体が察知される(脱走を実行に移したとバレてしまう)ため、無効化のタイミングが困難です。
年少の食用児をどうするか?
食用児には0歳児や幼児も含まれており、脱出に参加させることが難しいばかりか、厳しい環境が予想される外の世界で暮らしていけない可能性があります。
エマたちが脱出を成功させるためには、こうした問題をクリアしなければなりませんでした。
脱走するための対策
エマたちが打った対策は、自分たちが食用児であることを最大限に利用するというものでした。
GFハウスは最高級の食用児を育てる『農園』であり、育てられている子供たちは高級品であるため食材にされるまではあまり手荒な扱いができません。
知能が高い食用児の脳ほど美味しいとされており、テストで連日フルスコアを記憶しているエマとレイは、最高級食材として飼育監からも重要視されていました。
この部分を、エマたちは脱出に利用したのです。
塀の突破方法
堀を突破する方法ですが、突破するためには訓練をする必要がありました。しかしあからさまに訓練していては疑いの目を集めてしまいます。
そこでエマとレイは脱出をあきらめたようなそぶりを見せ、脱出計画を疑っていたイザベラを油断させたのです。その上で他の食用児たちには、遊びのふりをして崖を越える訓練を続けさせていたのでした。
発信機の問題の解決方法
発信機の問題ですが、土壇場で食用児たちが脱走を開始したと判明しても、そちらへ手が回らないようにする方法を採りました。
エマとレイは、ハウスに火を放ち、最高級食材である自分たちの命が危ないように見える状況を作り上げました。イザベラが自分たちの確保に集中している間に、食用児たちの脱走を進めて行ったのです。
年少の食用児
4歳以下の食用児はハウスに置いて行くという苦渋の決断を選びました。成長の度合いに応じて味が変化するためか、基本的に食用児は6歳以上にならなければ食肉にされていないことをエマたちは把握していました。
つまり、ある程度年少の食用児たちは、食肉にされるまでに猶予があります。その猶予までに必ず戻って助けに来る、とエマたちは決断したのでした。
脱走の時にエマが耳を切った理由はなぜ?
脱走の際、エマは片方の耳を切り落としています。
これは食用児全員の耳に発信機が埋め込まれていることを知っていたからです。
まず最初に、レイが自分の耳の中に埋め込まれていた発信機を取り出して炎の中に投じ、さらにほかの食用児からもらった髪の毛を焼くことによって自分が炎の中にいるように偽装しました。
駆けつけたイザベラに炎を見せた直後、エマは自分の耳を切り取り、火災現場の近くに置きました。こうすることによって、エマも火災に巻き込まれた可能性があるとイザベラに誤認させるためです。
このトリックにだまされたイザベラは、炎の中から最高級の食用児であるレイたちを救出しようとして気をとられ、食用児たちが崖を越える時間を与えてしまったのでした。
エマが発信機を取り出さず、耳ごと切り離したのは、時間が惜しかったからだと思われます。脱走の時間を稼ぐために、エマは自分の片耳を犠牲にしたのでした。
約束のネバーランドで逃げたメンバー一覧
脱出したメンバーは、当時、ハウスにいた5歳以上の食用児全員です。ここではそのメンバー全員の名前と年齢、食用児としての認識番号を紹介します。重要なキャラクターにはその他の情報も追加しています。
脱走を計画した初期メンバー
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エマ
11歳。物語の主人公です。認識番号は63194。オレンジがかったショートカットが特徴的。脱出時に片耳を切断しています。
レイ
11歳→12歳。(脱走時が誕生日)認識番号は81194。実はイザベラの実の息子です。胎児の頃からの体験を憶えている記憶力の持ち主だったため、早い段階からハウスが食用児の養育施設であることに気付いていました。脱走する際に火災を発生させるアイデアは、彼が発案したものをエマが修正した形で実行されました。
途中で脱走計画に加わったメンバー
以下の二人は、エマ・レイと既に食用として出荷されてしまったノーマンに継ぐ年長者で、途中からエマたちが脱走計画に引き入れました。エマやレイに比べるとイザベラたちに注目されていなかったため、その条件を活かして脱走訓練を行うなど、重要な役割を果しています。
ドン
10歳。褐色の肌と黒髪の少年。認識番号は16194。エマ・レイが無気力に過ごしているように見えていた間、脱出の練習を他の食用児たちに続けさせていました。
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本日は、明るく負けず嫌いなお調子者、ドン。
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ギルダ
10歳。めがねをかけた女の子。認識番号は65194。ドンと同じく、脱出訓練のイニシアチブを執りました。
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後期に脱走計画に加わったメンバー
以下のメンバーは、シスター・クローネが食用児について語る場面を盗み聞きしたことで事実を知り、脱走計画に参加したメンバーです。盗み聞きさせたのはエマやノーマンのアイデアでした。
アンナ
9歳。三つ編みの女の子。認識番号は48194。エマ・レイが炎の中にいると偽装するため、髪の毛を提供しました。
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ナット | 9歳。 認識番号は30294。 ちょっとキザな雰囲気の少年。 |
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ラニオン | 7歳。 認識番号は54294。タマネギのような頭が目立つ少年。 |
トーマ | 7歳。 認識番号は55294。角のような癖髪が印象的な少年。 |
最後期に脱走計画へ加わったメンバー
最後のメンバーは、脱走を実行するまでの間にギルダとドンが少しずつ仲間に引き入れて行ったメンバーです。活躍シーンがあまり描かれていないギルダ・ドンですが、振り返ってみると脱走計画に多大な貢献をしていることがわかります。
ドミニク | 6歳。 認識番号は07294。褐色の肌と金髪の少年。 |
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ジェミマ | 5歳。認識番号は31394。褐色の肌と黒髪の少女。脱走の際は怖くて堀の上で動けなくなってしまい、レイに抱えられて崖を越えました。 |
マルク | 5歳。認識番号は79294。チョンマゲのような癖髪を持つ少年。 |
イベット | 5歳。認識番号は59294。いつもスケッチブックを持って絵を描いていることが多い女の子。 |
クリスティ | 5歳。黒髪の少年。認識番号は70394。 |
ロッシー | 5歳。認識番号は50394。気弱な表情をしていることが多い少年。 |
アリシア | 5歳。認識番号は71394 。ブロッコリーのような髪型をした少女。 |
以上、脱出を果たしたメンバーは15名です。彼らは、外の世界で安住の地を探すと共に、二年以内に4歳以下の食用児たちを助けに戻って来るという使命を背負うことになったのでした。
逃げた後はどこに行くのか?
脱出を果たしたエマたちがひとまず目指したのは、B06-32という座標で示された地点です。
この場所は、エマたちと脱出に関する駆け引きを繰り広げながら最終的には食肉として出荷されてしまったシスター・クローネが遺した謎のペンから得た情報から割り出されたものでした。
どうやらウイリアム・ミネルヴァという人物が食用児たちの援助を密かに行っているらしく、GFハウスの中にある書物等に、ハウスを脱出した者がどこを目指せばいいのかといったヒントが隠されていたのです。
外の世界の情報をほとんど持たないエマたちは、ひとまずミネルヴァを信じる道を選んだのでした。
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まとめ
- エマたちは、自分たちが最高級品の食用児であることを利用してハウスを脱走した
- エマが耳を切り取ったのは、火災の中にいると見せかけて、飼育監の注意を逸らすため
- ハウスから脱走したメンバーは15名
- ハウスから逃げた後、エマたちが目指した場所B06-32は、謎の支援者・ミネルヴァが示した地点、
約束のネバーランドはアニメ第二期の放映が決定しています。二期は今回説明した脱出の直後から始まると思われます。2021年1月からの放送を楽しみに待ちましょう!