『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』で登場する『忍びの地図』。
物語の中では重要なキーとなる存在ですが、忍びの地図を作った人は誰なのでしょうか?
また、なぜウィーズリーの双子:フレッドとジョージが持っていたのか?や、忍びの地図の矛盾点などについて解説していきます!
もくじ:好きなところに飛べます
忍びの地図とは?
忍びの地図とは、ホグワーツの中を歩いている人の現在地を教えてくれる地図です。
地図上に、名前と現在地が表示されます。
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忍びの地図の使い方
われ、ここに誓う。われ、よからぬことをたくらむ者なり
という合言葉を唱えた時にだけ、地図の本来の力を発揮します。
合言葉を知らない人が地図を開いても、何の変哲もない羊皮紙の姿でしかありません。
忍びの地図を使ったあとは、
いたずら、完了
と言う合言葉を唱えると、再び普通の羊皮紙の姿に戻ります。
ホグズミード村への秘密の道が記されている
また、ホグワーツからホグズミード村へ抜ける秘密の抜け道が記されています。
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』時点では、7つの秘密の通路があったとされています。
映画の中でも、ハリーが秘密の通路を使ってホグズミード村へ行くシーンがありましたね。
忍びの地図を作った人は誰?
忍びの地図を作った人は、
- ムーニー
- ワームテール
- パットフット
- プロングス
の4人です。
この4人は、
- リーマス・ルーピン(ムーニー)
- ピーター・ペティグリュー(ワームテール)
- シリウス・ブラック(パットフット)
- ジェームズ・ポッター(プロングス)
の4人です。
ハリーのお父さんと、その親友の計4人ですね。
忍びの地図を作った理由
ハリーのお父さんのジェームズたちが忍びの地図を作ったのは、ルーピンと関係しています。
リーマス ・ルーピン(アズカバンの囚人の闇の魔術に対する防衛術の先生)は、ご存知の通り狼人間です。
もちろん、ホグワーツ在学中から満月になると狼に変身してしまうという、狼人間特有の性質がありました。
ルーピンは、当時からホグワーツの校長だったダンブルドアの配慮により、狼になる期間は暴れ柳の下を通り、『叫びの屋敷』に行って狼の姿になっていたのです。
ジェームズたちに気づかれる
ルーピンは、自分が狼人間であることを隠していましたが、毎月満月の日に学校を抜け出すルーピンを、親友であるジェームズたちは不思議に思っていました。
そしてとうとう、ジェームズたちはルーピンが狼人間であることに気づいたのです。
そこで、ジェームズ、シリウス、ペティグリューの3人は、自分たちもアニメーガス(動物もどき)になることで、満月の日もルーピンと一緒に過ごせるのではないかと考えました。
その後、ジェームズ、シリウス、ペティグリューの3人は、それぞれ雄鹿、犬、ネズミに変身できるアニメーガスになり、狼になったルーピンと一緒に過ごせるようになったのです。
夜な夜な動物の姿で徘徊するようになる
そして、4人は毎月動物の姿になり、ホグズミードを徘徊するようになります。
(動物の姿なら、誰かに見つかる心配もありませんしね)
そこで、ジェームズたちはホグワーツの壮大な地図を作り上げました。
ホグワーツからホグズミードに続く秘密の通路を見つけ出し、地図に記したのです。
ホグワーツの城内については、ハリーの父親のジェームズが持っていた透明マントを使って完成させたのではないかと言われています。
忍びの地図の作り方
詳細な作り方については原作の中でも特に明記されていませんが、
という、最先端の高度な魔法を使って作成されたと言われています。
ジェームズとシリウスは、学生時代に悪戯ばかりしていましたが、成績はとても優秀でした。
そのため、高度な魔法も使用することができたと考えられます。
そもそも、アニメーガスになることも非常に高度な魔法の技術を持っていなくては成し遂げられません。
ハリーたちの先生である変身術のマクゴナガル先生も、ホグワーツの学生時代にアニメーガス(マクゴナガル先生は猫に変身できる)になっていますが、それはマクゴナガル先生の学生時代に変身術の教師だったアルバス・ダンブルドアの手ほどきがあったからこそできたこと。
学生だけでアニメーガスになれるということは、ジェームズやシリウスは相当頭のキレる人物だったと考えられます。
マクゴナガル先生についてはこちらの記事でも解説しています。
忍びの地図をウィーズリーの双子が持っていた理由はなぜ?
では、なぜハリーのお父さんたちが作った忍びの地図を、ウィーズリーの双子、フレッドとジョージが持っていたのでしょうか?
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フィルチに没収されていた
ジェームズやシリウスらがホグワーツの最終学年だった頃、忍びの地図は当時から学校の職員だったアーガス・フィルチによって没収されています。
そのため、フィルチが自分の事務室に保管していました。
ちなみに、なぜこの時没収されてしまったのかは不明です。
保管されていた地図を発見した
ウィーズリーの双子が1年生だった頃、いたずらをしてフィルチの事務室に連れて行かれます。
ウィーズリーの双子は、『没収品・特に危険』という引き出しを見つけ、再びいたずらを仕掛けてフィルチの気をそらします。
その隙に、引き出しの中から忍びの地図を発見したのです。
フレッドとジョージは、最初は地図の使い方を知らなかったと思いますが、いたずら好きな2人ですから、徐々に使い方を解き明かしていったのだと思われます。
忍びの地図にニュート・スキャマンダーが登場した理由はなぜ?
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』で、ハリーが忍びの地図を見ている時、忍びの地図の中に
ニュート・スキャマンダー
が登場します。
ニュート・スキャマンダーとは、『ファンタスティック・ビースト』シリーズの主人公で、魔法動物学者ですね。
ニュートが地図に写っていた理由についてははっきりとした理由はわかっていませんが、私なりの考察を紹介していきます。
ニュートが来たのはハグリッドのため?
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』から、魔法生物学の教師となったルビウス・ハグリッド。
最初の授業でヒッポグリフのバッグビークを生徒に見せたハグリッドでしたが、マルフォイがやらかしたせいで、マルフォイが怪我を負ってしまいます。
マルフォイの父親であるルシウス・マルフォイが学校に抗議した結果、バッグビークを処刑するという措置が取られることになってしまいました。
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ニュートの母親はヒッポグリフのブリーダー
実は、ニュート・スキャマンダーの母親はヒッポグリフのブリーダー。
さらに、ニュートも魔法動物学者として、『幻の動物とその生息地』という本の著者でもあり、『幻の動物とその生息地』は、ホグワーツ指定の教科書としても使われています。
ハグリッドはヒッポグリフのバッグビークの処刑に対してずっと反対していましたから、その件でニュートが何らかの助言をしに来たとも考えられます。
ハグリッドは、ハーマイオニーと一緒に、バッグビークの裁判に向けて準備していました。
ヒッポグリフという生物が、元々は人を傷つけるような危険な動物ではないということを主張しようとしていたのです。
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まとめ
- 忍びの地図は、ホグワーツにいる人物の現在地を教えてくれる魔法の地図
- 忍びの地図を作ったのは、ハリーのお父さんのジェームズや、その親友であるシリウス、ルーピン、ペティグリューら4人
- フレッドとジョージが忍びの地図を持っていたのは、フィルチの事務室の引き出しで発見したから
- 忍びのちずにニュートが映っていたのは、おそらくハグリッドのヒッポグリフ、バッグビークを助けるためと考えられる
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