『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』で、闇の魔術に対する防衛術の教師として働くことになるリーマス・ルーピン。
ストーリーの中でルーピンが人狼(狼男)であることが明らかになりますが、ルーピンはなぜ人狼になったのでしょうか?
また、顔の傷についてや、授業でまね妖怪ボガートが変身したものについても解説していきます!
もくじ:好きなところに飛べます
リーマス・ルーピンはなぜ人狼(狼男)になった?
まずは、リーマス・ルーピンがなぜ人狼(狼男)になってしまったのか解説します。
ルーピンが人狼になったのは、ルーピンが5歳の時のことでした。
きっかけはフェンリール・グレイバック
リーマスを人狼にしたのは、フェンリール・グレイバックという狼男です。
フェンリール・グレイバックは、のちにヴォルデモートの手下として『ハリー・ポッターと謎のプリンス』あたりから映画でも登場します。
ルーピンの父親であるライアル・ルーピンは、魔法省の『魔法生物規制管理部』という部署で働いていました。
そんな時、人狼であるフェンリール・グレイバックが、マグルの子供を殺害した容疑で取り調べを受けていました。
当時グレイバックはまだ人狼として登録されていなかったため、すぐに逮捕されることはありませんでした。
そんなグレイバックに対し、ルーピンの父親であるライアルは、「人狼など生きる資格がない」というようなことを口走ってしまいます。
その言葉を根に持ったグレイバックは、ライアルの息子で、当時5歳だったルーピンを人狼にするため、ルーピンを噛んだのです。
そして、ルーピンは狼男になってしまったのです。
狼人間に噛まれると狼人間になってしまう
狼人間が、狼に変身しているときに噛まれると、狼人間になってしまいます。
要するに、感染してしまうようなものですね。
グレイバックが狼に変身しているときにルーピンを噛んだのだと思われます。
グレイバックは狼の間でも意識がある?
でも、狼になっている間に『ルーピンを噛む』という意思を持って行動していたのか、という部分は疑問が残りますよね。
ルーピンが狼に変身した時のことを思い浮かべると、狼になっている間は人間としての記憶や意識がなく、ルーピンのことを噛むという意思すら忘れてしまいそうです。
これは考察になりますが、長い期間狼人間として生きていると、狼になってもある程度意識を持ち続けることができるのではないかと思います。
グレイバックに噛まれたビルは狼人間にはならなかった
同じくフェンリール・グレイバックに噛まれたビル・ウィーズリーは、狼人間に感染してしまうことはありませんでした。
グレイバックがビルを噛んだときに、グレイバックは狼に変身していなかったからだろうとルーピンが考察しています。
つまり、やはりルーピンが狼人間になったとき(グレイバックに噛まれたとき)には、グレイバックは狼に変身していたということになります。
ちなみに、ビル・ウィーズリーがフェンリール・グレイバックに噛まれたのは、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の時のことです。
詳しくはネタバレになるので書きませんが、詳しく知りたい方はこちらの記事にて解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
リーマス・ルーピンの顔の傷は?
続いては、リーマス・ルーピンの顔の傷について解説していきます。
・・・と言っても、顔の傷については、原作の中でも特に触れられていないため、顔の傷がなぜできたのか、詳しいことはわかっていません。
ただし、ルーピン自身が原作の中で語ったこととして、ホグワーツ在学中のルーピンが、狼に変身した際に、自分のことを引っ掻いたり噛んだりしたと語っています。
実際の原作の文面がこちら↓
「そのころの私の変身ぶりといったらーそれは恐ろしいものだった。狼人間になるのはとても苦痛に満ちたことだ。噛むべき対象の人間から引き離され、代わりに私は自分を噛み、引っかいた。村人はその騒ぎやさけびを聞いて、とてつもなく荒々しい霊の声だと思った。ダンブルドアはむしろ噂をあおった・・・いまでも、もうこの屋敷が静かになって何年も経つというのに、村人は近づこうともしない・・・」
引用:ハリーポッターとアズカバンの囚人原作小説より引用
ルーピンのこの経験から察するに、おそらく顔の傷は自分でつけたものだと考えられます。
狼に変身すると、本能的に人間を「噛みたい」と感じるようになるのかもしれませんね・・・。
まね妖怪ボガートは何に変身した?
ルーピンの闇の魔術に対する防衛術の授業で、『まね妖怪ボガート』という妖怪が登場します。
まね妖怪は、恐怖を感じるものに変身するという特性を持っていますが、ルーピンが見たものは何だったのか?
ルーピンのまね妖怪は、
満月
に変身しています。
ルーピンは自分が狼に変身することを恐れているので、満月を見るのが怖いということですね。
狼人間は、満月の日に狼に変身します。
ルーピンはなぜホグワーツに入学できた?
しかし、そもそも狼人間のルーピンは、なぜホグワーツに入学できたのか?
ルーピンがホグワーツに入学できたのは、当時から校長を務めていたダンブルドアのお陰です。
暴れ柳の木はルーピンのために植えられた
ホグワーツの象徴的な植物である『暴れ柳の木』ですが、あれはルーピンが入学した年に植えられました。
暴れ柳の木の根は空洞になっていて、そこを通るとホグズミード村にある『叫びの屋敷』につながっています。
ルーピンは、毎月満月になると、暴れ柳の下を通って叫びの屋敷に行き、誰も傷つけないような措置が取られました。
叫びの屋敷はイギリス1の幽霊屋敷なんて言われていますが、実際にはルーピンが狼になったときの叫び声だったんですね。
ルーピンが人狼だと気づかれてしまう
しかし、親友だったハリーの父親のジェームズやシリウス、ピーターには、ルーピンが人狼であることが気づかれてしまいます。(毎月コソコソ夜中に抜け出して行くため、不審に思っていた)
ルーピンが人狼だとわかった3人は、ルーピンのためにアニメーガス(動物もどき)になり、ルーピンが変身している間も一緒にいようとしたのです。
そして、3人は3年の月日を費やして、ホグワーツ5年生の時に、それぞれアニメーガスになることができました。
名前 | 変身する動物 | ニックネーム |
ジェームズ・ポッター | 雄鹿 | プロングス |
シリウス・ブラック | 犬 | パッドフット |
ピーター・ペティグリュー | ネズミ | ワームテール |
3人はルーピンが狼に変身する満月の夜に、自分たちも動物に変身してルーピンと一緒に過ごしていたのです。
アニメーガスとは?
アニメーガスとは、自分の意思で動物に変身できる魔法使い、または魔女のことです。
変身術の教授であるマクゴナガル先生もアニメーガスで、猫に変身することができます。
アニメーガスは魔法省に届け出が必要ですが、ジェームズやシリウス、ピーターらはもちろん無届けでアニメーガスになっていたため、動物に変身できることは当人たちしか知りません。
暴れ柳をどうやって切り抜けた?
映画では描写がありませんが、あの暴れ柳の下にどうやって入っていくのか?疑問ですよね。
暴れ柳には秘密があって、根元にあるコブを木の棒などで押さえると、動きが止まるという性質があります。
そのため、近くまで行って木の棒などでコブを押さえれば暴れ柳に近づくことができます。
また、ハリーの父親のジェームズたちは、1番小さい動物に変身できるピーター(ワームテール)が木の根元まで行って、コブを押さえるという役割を担っていました。
スネイプもルーピンが人狼だと気づく
ちょっと話がずれましたが、戻しましょう。
ルーピンのことを人狼だと気づいたのは、ジェームズやシリウスだけではありませんでした。
スネイプもまた、毎月城を抜け出すルーピンが何をしているのか気になっていたのです。
そして、ルーピンの後を付け回していたスネイプの存在に気づいたシリウスは、スネイプに暴れ柳の中に入る方法を教えます。
しかし、そこには狼に変身したルーピンが・・・
シリウスがスネイプをけしかけたことを聞いたジェームズは、人間の姿のままスネイプを助けに行きます。
スネイプはそこで狼になったルーピン を目撃してしまいました。
校長だったダンブルドアがスネイプに口止めしたことで、ルーピンはホグワーツに居続けることができましたが、スネイプはホグワーツ在学中からルーピンが狼人間であると知っていたのです。
そして、スネイプはこのシリウスの悪ふざけにルーピンも加担していると思い、ルーピン ともあまり仲が良くないというわけです。
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まとめ
- ルーピンが人狼になったのは、5歳の時にフェンリール・グレイバックという狼人間に噛まれたから
- ルーピンの顔の傷は、自らつけたものである可能性が高い
- ルーピンのまね妖怪は満月に変身する
- ルーピンがホグワーツに入学できたのはダンブルドアのおかげ
そのほかハリー・ポッターシリーズでわからないことがあれば、どんどんコメント欄から質問してくださいね!