『ハリー・ポッター』で登場する、ほうきに乗って行うゲーム『クディッチ』。
魔法界ではトップクラスに人気のスポーツで、ロンはハリーにクディッチについて説明する際
マグルの世界のサッカーみたいなものだ
と語っています。
しかし、そんなクディッチですが、映画を見る限りルールがおかしいのでは?との声が多数挙がっています。
今回は、クディッチのルールは本当におかしいのか?
また、シーカー以外のポジションの選手がいる意味があるのかについて解説していきます!
もくじ:好きなところに飛べます
クディッチの基本的なルール
まずは、クディッチのルールがおかしいのかどうか考察する前に、クディッチの基本的なルールについて解説していきます!
勝ち負け:得点を多く獲得した方が勝ち
まず、クディッチの勝ち負けについてですが、サッカーや野球と同様、得点を多く獲得したチームが勝ちます。
試合終了:シーカーがスニッチを捕まえた時点
次に、クディッチの試合が終了する条件ですが、これは
でゲームが終わります。
逆に、シーカーがスニッチを捕まえることができなければ、試合はずっと継続されます。
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の原作小説では、クディッチの試合が何日間も続けて行われた歴史があると語る場面もあります。
各ポジションの役割
続いては、各ポジションの役割について解説します。
シーカー:1人
シーカーは、スニッチという金色の羽のついた球を捕まえる役割を担います。
ほうきに乗るのが上手く、瞬発力の高い選手が向いているポジションです。
各チームに1人ずつ配置されます。
チェイサー:3人
チェイサーは、クアッフルというボールをゴールに入れて、得点を稼ぐ役割を担います。
チェイサーは各チームに3人ずつ配置されます。
ビーター:2人
ビーターは、ブラッジャーという暴れ玉を相手チームの方に投げ飛ばし、ブラッジャーがチェイサーやシーカーなどの選手を襲うことを阻止する役割を担います。
相手チームにブラッジャーを投げ込むことで、ルールの範囲内で相手チームの妨害をすることもできます。
ビーターは各チームに2人ずつ配置されます。
キーパー:1人
キーパーは、相手チームのチェイサーがクアッフルをゴールに入れないように阻止する役割を担います。
各チームに1人ずつ配置されます。
各ボールと得点の説明
続いては、クディッチで使用する3種類のボールについて解説します。
スニッチ:1つ
スニッチは、金色で羽のついたボールです。
素早く跳び回り、広いコートの中で見つけることは困難です。
シーカーはこのスニッチを探して捕まえます。
シーカーを捕まえると、チームに150点加算されます。
クアッフル:1つ
クアッフルは、クディッチで使用するボールの中で1番大きな赤いボールです。
チェイサーがクアッフルをゴールに入れて、得点を稼ぎます。
ひとりでに浮遊することはなく、あくまでも投げて得点するボールになります。
クアッフルをゴールすると、10点加算されます。
ブラッジャー:2つ
ブラッジャーは、クアッフルより一回り小さい、鉄製のボールです。
ブラッジャーはひとりでにビュンビュン暴れ回るボールで、ビーターがブラッジャーを相手チームに打ち返すことで、相手チームの動きを邪魔することができます。
ブラッジャーに当たると怪我をするので危険です。
仮にブラッジャーがゴールに入っても、得点は入りません。
シーカー以外のポジションの選手がいる意味があるのか?
確かに、ハリーポッターの映画だけを見ていると、一体他の選手が頑張る意味ってあるのかよって思っちゃいますよね。
でも、実際には得点を入れることも重要になります。
相手チームが150点以上の得点を入れる可能性がある
チェイサーがクアッフルで得点を入れる必要性として、相手チームが150点以上の得点を入れる可能性があるということです。
そうなった場合、仮に自分のチームのシーカーがスニッチを取っても、勝利することはできません。
例えば、相手チームがすでに170点の得点を入れていて、自分のチームが0点だった場合。
この時点でスニッチを取ったら、
170対150
になるので、スニッチを取ったチームが負けるということです。
実際にわざと負けた試合がある
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』で、ハリーたちはクディッチワールドカップへ行きますが、そこでわざと負けた試合がありました。
それが、ビクトール・クラムが所属するブルガリアチームVSアイルランドチームの試合です。
すでにアイルランドが170点も得点していたため、これ以上試合を続けても勝ち目がないと判断したクラムがスニッチを取って試合を終わらせました。
(ブルガリアチームはその時点で10点しか得点していなかった+クラムがスニッチを獲得して150点加算=160点)
クディッチのルールはおかしいのか?
クディッチのルールがおかしいと感じる最大のポイントは、結局のところ
シーカーにほぼ全てが懸かっている
ことではないでしょうか。
まあ、これについては、あくまでもフィクションストーリーの中のゲームなので、多少ルールがおかしいのは仕方ないのではないでしょうか。
今すぐに新しいスポーツのルールを考えてくださいって言われても、なかなか1から目新しいゲームは考えられませんよね。
そんな中で、空飛ぶスポーツを生み出したJ.K.ローリングさんはかなりすごいと思います。
クディッチは現実でも行われている!
ちなみに余談にはなりますが、クディッチは現実世界でも試合が行われています。
まだまだ参加している人数は少ないですが、今後注目されるスポーツになるかも!?しれません。
Fun! A Qudditch Tournament is underway at the Frost #FlemingOpenHouse pic.twitter.com/xeBGRIIb3I
— Fleming College (@FlemingCollege) November 22, 2014
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まとめ
今回は、クディッチのルールがおかしいのか?について解説しました!
クディッチのルールは、確かに客観的に見れば偏りがあっておかしいゲームですが、そもそもはフィクションの中のゲームなので、その点はあまり深掘りしないでおきましょう(笑)
そのほかハリー・ポッターシリーズでわからないことがあれば、どんどんコメント欄から質問してくださいね!