BLEACH/ブリーチ

BLEACH/ブリーチのあらすじを簡単に時系列でわかりやすく解説!面白いところもまとめ

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週刊少年ジャンプで連載されていた人気漫画『BLEACH/ブリーチ』

アニメ化もされ、現在でも衰えることのない人気ですが、そんなブリーチを今から楽しむ方向けに、『BLEACH/ブリーチ』のあらすじを簡単に、時系列でわかりやすくまとめてみました。

とりあえずどんなストーリーなのか理解しておきたいという方にオススメの記事となっています。

また、『BLEACH/ブリーチ』のどんなところが面白いのか?面白いところについてもまとめています。

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『BLEACH/ブリーチ』のあらすじを簡単にわかりやすく解説

死神代行の高校生

黒崎一護は霊が見える体質の高校生。ある日、風変わりな装束をまとった少女、朽木ルキアと出会います。

ルキアは死者が向かう世界、尸魂界(ソウルソサエティ)からやってきた「死神」と呼ばれる存在で、悪霊の一種である虚(ホロウ)を成仏させるため現世に駐留しているという話でした。

そんな折、一護の家族が虚に襲われます。偶然の経緯からルキアの持つ死神の力を奪い取り、自らが死神になった一護は虚を倒します。

以後、一護は力を失ったルキアの代理として、虚を退治勤しむ日々を送るのでした。

 

その中で、級友の井上織姫、茶渡泰虎などと交流を深め、井上たちも虚に立ち向かうための不思議な力を開花させます。

戦いの中で明らかになった事実、それは一護の母親もまた、虚の手にかかり命を失っていたという話でした。

母親を守れなかったという悔恨は、一護の中で今も雨のように降り続いているのでした。

 

滅却師・石田雨竜との出会い

虚退治を続けていた一護は、滅却師(クインシー)の末裔を名乗る石田雨竜という少年と出会います。

滅却師は光の矢のような力を使い虚を消滅させることのできる一族で、消滅させた虚は死神が倒した場合とは異なり成仏せず完全消滅してしまいます。

そのため滅却師は世界の均衡を崩す存在として死神に迫害を受けていたのです。

対立する一護と雨竜でしたが、これまでにない規格外の虚が出現、それを倒すために力を合わせて戦わなければならない状況に追い込まれてしまったことから、とりあえずの和解を果たし、巨大虚を退けるのでした。

 

ルキア奪還・尸魂界へ突入

一話で一護に死神の力を与えて以来、いまだに力が戻らないルキア。

彼女の元へ、尸魂界から彼女の義理の兄にあたる朽木白哉と、その副官である阿散井恋次が現れます。

ルキアを罪人として連行、処罰するのが彼らの目的でした。

やむを得ない事情があったとしても死神の力を譲渡する行為は尸魂界の掟で重罪に該当するものだったのです。

ルキアを助けようとする一護、雨竜たちですが、死神の中でも上位の実力を有する「護廷十三隊」六番隊の隊長と副隊長である二人には実力が届かず、敗北を喫してしまいます。

 

ルキアを救出するために尸魂界へ向かうことを決意した一護たちの前に、死神の力を持ちながら何故か現世で暮らしている謎の男・浦原喜助が現れ、修行に力を貸してくれました。

喜助によると、死神の力を駆使するためには死神の武器・斬魄刀(ざんばくとう)の名前を知る必要があるそうです。

修行の末、自分の斬魄刀と対話を続け、「斬月」という名前を知った一護は死神の力を飛躍的に向上させます。

井上や茶渡も同行することになり、尸魂界でも協力者を得た一護たちは、死神の本拠地・瀞霊廷(せいれいてい)へと到着します。

瀞霊廷ではルキアの処刑が決定されていました。

死神の中でも心あるものたちは、ルキアを殊更重罪人扱いする決定に違和感を覚え、事態の裏に黒幕の存在を嗅ぎ取りますが、証拠は全く見つかりません。

ルキア救出に邁進する一護たち、十一番隊三席・斑目一角、恋次、十一番隊隊長・更木剣八などと激闘を重ねた末に、一護は斬魄刀をさらに一段階強化する卍解(ばんかい)の境地に到達するのでした。

 

処刑場に間一髪で間に合った一護の前に、朽木白哉が立ちはだかります。

精霊艇の掟を守る為には義妹を処刑させることも已む無しと考える白哉を激闘の末に退ける一護。

その直後、ルキアの処刑を目論んでいた黒幕が動きました。

黒幕の正体は、死亡したと思われていた五番隊隊長の藍染 惣右介(あいぜんそうすけ)でした。

彼の目的はルキアを処刑すること自体ではなく、ルキアがその身に宿している「崩玉」という物質を奪い去ることでした。

崩玉は死神と虚の境界線を取り払う力を持った物体で、かって浦原が作り出し、ルキアの体内に隠していたものでした。

藍染との戦いで重症を負った一護でしたが、ルキアを救出することには成功します。

彼女を助け出せたことで、これまで心の中に降っていた雨が止んでくれるような心地になった一護でした。

 

バウントとの戦い(アニメオリジナルストーリー)

吸血鬼や狼人間を連想する種族、「バウント」が現世に現れ、人々に害を及ぼし始めます。

彼らの目的は虚たちの住処を訪れることであると死神たちは予想していましたが、真の狙いは尸魂界への復讐でした。

死神たちに加勢した一護は、バウントの王、狩矢を倒します。狩矢は人が力を得ることによって孤独に追い込まれることは避けられないと考えており、一護もいずれは同じ運命を辿ると言い残して消滅するのでした。

 

破面との激闘

日常に戻ってきた一護の前に、これまでとは異なる姿形をした虚が現れます。

虚は基本的に仮面を被っているのですが、彼らは仮面の一部分がありません。

彼らは破面(アランカル)と呼ばれる、進化した虚でした。

彼らは藍染が手に入れた崩玉の力によって新しい力を得た存在であり、危険分子と見なした一護や、現世に駐屯している死神を排除するために訪れたのです。

破面との戦いで力不足を痛感した一護の前に、仮面の軍勢(ヴァイザード)と名乗る一団が助力を申し出ます。

彼らは本来、死神でありながら虚の力を宿してしまったために尸魂界から追放されてしまった人々であり、一護にも同様に虚の力が備わっているのだと語ります。

虚の力を操る訓練を始める一護の前に、再び破面たちが姿を現しました。

藍染が破面たちに下した命令、それは希少な能力を持つ井上織姫を虚たちの世界、虚圏(ウェコムンド)へ連れ去ることでした。

抵抗すれば一護たちや友達に危害が及ぶと考えた織姫は虚圏へ向かうことを同意します。

訓練を終えた一護は、茶渡や石田と共に虚圏へ出撃するのでした。

 

虚圏で破面の中でも際立った力を持つ十刃(エスパーダ)たちと激動を繰り広げる一護たち。

そこへ朽木白哉や更木剣八といった死神の精鋭が加勢に訪れます。

彼らの助けもあって、織姫の救出に成功する一護たち。しかしこの一連の戦いは、真の目的から死神たちの目を反らすための藍染の策略でした。

一護たちを虚圏に残したまま、残りの十刀と藍染は真の目的地へ移動、彼らの意図を察知した死神たちと加勢に訪れた仮面の軍勢との間で総力戦が繰り広げられます。

遅れて到着した一護ですが、藍染の斬魄刀の持つすさまじい能力に、味方の大半が行動不能に陥ってしまいます。

さらに崩玉を身体に取り入れた藍染は、これまで以上の強大な力を手に入れました。

そのとき助っ人に現れた意外な人物が、藍染を倒すためには一護の斬魄刀の奥義である「月牙天衝」を極限まで進化させる必要があると教えます。

自身の内部で斬月と対話を繰り広げた一護は、瞬間的に藍染を凌ぐ強さを手に入れ、彼を倒します。

しかし斬月の力を限界まで使用してしまったため、死神としての戦闘力を失ってしまうのでした。

 

力を失った一護

死神の力を失い、霊も見えなくなってしまった一護は、現世で普通の高校生としての暮らしを送っています。

そんな彼の前に、謎の男・銀城空吾(ぎんじょうくうご)が現れます。

彼は虚に襲われた結果、超人的な力を手に入れた人々の集団であるXCUTIONのリーダーでした。

現在、XCUTIONには茶渡や織姫も関わっていると銀城は語ります。

かって銀城の旧知であった月島という青年が自身の能力を悪用し始めており、月島を止めるために、一護もXCUTIONに入ってほしいというのが銀城の頼みでした。

銀城によると、死神の力を失った一護でも、XCUTIONで訓練を積めば新しい力が手に入るとのことでした。

死神の力を失い、誰も守れなくなってしまった自分に不満を感じていた一護はXCUTIONへ加わることを決めます。

その後、襲来した月島の持つ常識外れの能力に、一護はこれまで信じていたあらゆるものが崩れ去るような衝撃を受け、翻弄され続けます。

さらに月島の背後には真の黒幕が控えており、進退窮まってしまう一護でしたが、これまで一護が助け、友誼を結んだ死神たちの助力を得て、黒幕たちを打ち破ることに成功するのでした。

 

新隊長天貝の陰謀:(アニメオリジナルストーリー)

護廷十三隊三番隊隊長として新たに就任した天貝。彼は過去に護廷十三隊総隊長・山本元柳斎に父親を殺害された過去を持っており、山本に叛旗を翻します。

しかし一護との戦いに敗北、その後父親の死の真相を知り、自害するのでした。

 

斬魄刀実体化騒動:(アニメオリジナルストーリー)

死神たちの武器、斬魄刀が人間のような姿に変化するという謎の現象が発生。

死神たちは様々な行動を取る自分の愛刀に手を焼きます。

さらには斬魄刀が凶暴化した「刀獣」まで出現、死神たちは斬魄刀と共に刀獣討伐に挑むのでした。

 

最終章・「見えざる帝国」との最終決戦:(現時点ではアニメ化されていない原作のみのエピソード)

死神の力を取り戻した一護の前に、かって虚圏で親交を結んだ虚、ネリエルから救助要請が寄せられます。

虚圏に謎の勢力が侵攻、住人達を連れ去っているとの話でした。虚圏を訪れた一護の前に現れたのは、「見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)」の一員を名乗る滅却師たちでした。

滅却師の一人、キルゲ・オピーと戦う一護。

彼の目的は一護を足留めすることでした。かって、死神たちに敗北した滅却師たちは、千年の時を経て尸魂界へ再襲撃を開始したのです。

滅却師の精鋭・星十字騎士団(シュテルンリッター)の猛攻により死神たちは窮地に陥ります。最強の死神である護廷十三隊総隊長・山本元柳斎でさえ、滅却師の王・ユーハバッハに討ち取られてしまいますが、滅却師たちに活動時間の限界が訪れたことから、「見えざる帝国」軍は一旦、撤退します。

撤退途中のユーハバッハに追いつき、戦いを挑む一護ですが、そのときユーハバッハから自分の生い立ちについて意外な真実を聞かされるのでした。

 

ユーハバッハの副官に斬魄刀を折られてしまった一護は斬魄刀を打ち直すために霊王宮へと向かいます。

霊王は尸魂界の支配者であり、お膝元には死神の中でも別格の存在である零番隊が控えており、その一人が斬魄刀を打ち直すことができるのです。

様々な試練をクリアしながら霊王宮の上層へ向かう一護ですが、斬魄刀を打ち直すには自分の出自を知る必要があるとの判定を下され、現世へ送り返されます。

そこで父・一心から聞かされた出生の秘密は彼の想像を超えたものでした。

それでも自分にまつわる様々な因縁を受け入れた一護は、斬魄刀を復活させることに成功するのでした。

 

再び侵攻を開始した見えざる帝国。

霊王宮から戻ってきた一護にユーハバッハが告げたのは、一護が霊王宮からやってきた隙間をついて、本来は移動経路が封じされている霊王宮へ侵攻するというものでした。

ユーハバッハを追う一護ですが、ユーハバッハに従う滅却師の中に石田雨竜がいるのを知って衝撃を受けます。

こうして尸魂界全土で死神と滅却師の最後の戦いが開始されます。傷つき、倒れていく死神たちに滅却師たち。

ふたたび霊王宮へ戻ってきた一護でしたが、すでに霊王はユーハバッハに殺害された後でした。

全知全能の神にも似た力で全世界を作り変えようとするユーハバッハ。

その前に彼を止めようとする一護はユーハバッハの能力に翻弄されますが、かって戦った強敵・仲間達の力も借りて、からくもユーハバッハを打ち破るのでした。

 

十年ほど経った未来

一護は現世で開業医となり、織姫の間に子供を設けています。かっての仲間達もそれぞれの道を歩んでいます。

ルキアは尸魂界で隊長の地位につき、恋次との間に一子を得ていました。

ルキアと一護、それぞれの子供が出会ったとき、新しい物語が幕を開けるのでした。

 

『BLEACH/ブリーチ』の面白いところまとめ

シンプルでありながら、洗練された作画技術

漫画の絵柄は完全無欠、美麗の極みと言っても過言ではありません。

いわゆる「上手い画」というのは書き込みが細密なものを指すことが多いようですが、作者、久保帯人氏の絵はシンプルでありながら、読者に強い印象を残すものです。

近年の漫画の中では比較的、スクリーントーンを使用しない作風で、その分、白と黒のメリハリが鮮やかに効いています。

そのため、デザイン的に白と黒が基調になっているキャラクター同士が戦うシーンは色の混ざり方が実に素晴らしく、水墨画の名画を鑑賞しているような興奮を覚えます。

アニメでも、その魅力は充分に再現されています。

 

最高に痺れる名台詞の数々

「あまり強い言葉を遣うなよ。弱く見えるぞ」

「甘さ ( チョコラテ ) はここに置いていけ 」

等、本作のキャラクターが口にした名台詞の数々は、この漫画を読んだことが無い方でも、ネットのどこかで目にしたことがあるのではないでしょうか。

一度頁をめくれば、「この台詞、この人の言葉だったんだ!」と頷き続けること、請け合いです。

マンガ・小説を問わず、台詞回しを研究する際の教科書としてもうってつけの作品です。

アニメでこれらの台詞を口にする声優さんは、人気声優やベテランが勢ぞろいしていますので、気に入った台詞をどんなふうに喋ってくれるのか、という楽しみ方も可能です。

 

個性的なキャラクターの数々

長編作品でありながら、本作には、「このキャラ、前に出てきた●●と似ているなあ」とか、「このキャラ、前に出た○○と同じような顔だなあ」などと思わされるキャラクターが全く存在しません。

容姿の上でも、性格の上でも、ものすごく描き分けに優れた作家さんなのです。

いわゆる美形キャラだけでなく、イケメンではないが印象に残る名脇役たちも大勢登場します。

読み終える頃には、お気に入りのキャラクターが沢山見つかっていることでしょう。

 

とにかく「カッコよさ」を追及した作品

とにかく格好いい様々なものが本作には登場します。

パワーアップする武器や肉体、その際に口にする歌のような合言葉、コミックスの冒頭に記されている登場人物の本質を示すような詩文……

おそらく少年時代に本作を読んだ読者なら「かっこよすぎる!」と皆、胸を躍らせていたことでしょう。

極論を言ってしまうと、本作には少年漫画の全てが詰まっています。

十五年という長きに渡って連載された作品であることから、本作を読んで漫画家を志し、デビューを果した作家さんも大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

漫画を描いてみたい、漫画を研究したい、多くの人に影響を与えた漫画を読みたい、そんな風に考えておられる方に対しては、ぜひ読んでおくべきだとお薦めしたい一作です!

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まとめ

以上、今回は『BLEACH/ブリーチ』のあらすじや面白いところを解説しました!

ぜひ『BLEACH/ブリーチ』の漫画やアニメを楽しんでみてくださいね!

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