王である嬴政と、下僕の信にどんな関係があるのか!史実を交えながら考察していきます!
もくじ:好きなところに飛べます
キングダムの嬴政(えいせい)とは
第31代秦王嬴政(えいせい)は、中華統一をすることで戦乱の世を終わらせようと、中華の唯一王を目指しています。
そんな嬴政の父、子楚(しそ)は秦国の王族ながら王位相続が低い立場。人質として趙国にいた頃嬴政が生まれます。
嬴政は王族とはかけ離れた生活を送り、母親からの愛情も知らず、趙民に暴行を受ける過酷な日々を送ります。
しかし、嬴政は紫夏(しか)という女性に救われ秦国に戻ることが出来ました。
現在の人格、王としての原点は紫夏の影響を大きく受けています。
弱王と呼ばれた時代
その後、当時13才の嬴政に王位が巡ってきたことで『弱王』と呼ばれますが、あの大将軍『王騎(おうき)』は王の素質を見抜いていました。
その力を発揮した場面が、蕞攻城戦(さいこうぼうせん)と言えるでしょう。李牧(りぼく)率いる合従軍は、王都咸陽(おうとかんよう)の喉元である蕞を狙いました。
しかし、そこに向かえる武将は残っていません。その時、嬴政が自ら指揮を取りに蕞へ出向いたのです。
戦う兵もいない中、嬴政の語り掛けにより蕞の民は戦うことを決意し、驚くほどの士気を見せました。
これにより、蕞は持ち堪え勝利を掴み取ったのです。
この戦いで嬴政は初めて、王の風格を見せるのでした。
キングダムの信とは
戦争孤児だった主人公『信』は、同じ下僕身分の『漂』(ひょう)と共に育ちます。
信と漂は『天下の大将軍』を目指ししながら剣の修行に励む毎日を過ごしていました。
王都奪還編で政と出会った信は、数多くの戦に繰り出す日々が始まります。
将軍への道
百人将となった信は、王騎に隊の名を『飛信隊』(ひしんたい)と命名してもらいました。
王騎は死の間際、幾千もの戦いを共にした矛を信に託し絶命するのでした。
信は飛信隊と数々の武功を上げ、5千人将まで駆け上がっていきます。
そして鄴攻めの終盤、朱海平原の戦い15日目にしてついに、武神と呼ばれる龐煖(ほうけん)が姿を現します。
距離があった信に代わり、羌瘣(きょうかい)が龐煖に挑みました。龐煖の左指、左腕とダメージを与えますが最後は龐煖に足をとられ、放り投げられてしまう羌瘣。
そこに現れた信は、龐煖の一撃を王騎から託された矛で受け止めます。
これまで関わってきた人の想いを背負い、信は何度斬られても立ち向かって行きました。
そんな姿を見た龐煖には迷いが芽生えます。その一瞬を見逃さなかった信は、龐煖の額に強烈な一撃を叩き込みます。
信はようやく宿敵だった龐煖を討ち取るのでした。
将軍まであと少し・・・
信は龐煖(ほうけん)を討ち取った武功もあり、ついに将軍になる日も夢ではなくなりました。
しかし、信は下僕の出身。下僕に姓はありません。
姓がなくては将軍になれないと、信は考えた末に死んだ友である漂(ひょう)と同じ、李(り)と名乗ることにしたのです。
そしてついに、論功行賞(ろんこうこうしょう)の場で王賁(おうほん)、蒙恬(もうてん)と共に『李信』は将軍となるのでした。
こちらは59巻642話に描かれています。
政と信の関係は?
秦国の王である政と、下僕の少年だった信は王都奪還編で出会います。
同じ目標を掲げ、命懸けで戦い抜いた2人の間には絆が芽生え始めました。
合従軍編では、秦国に対して強い恨みを抱いている趙の万極(まんごく)と対峙した信。
その時信は、秦国の王である政こそ『中華統一』を成し遂げられる人物だと言い、さらに信は自らを政の剣だと言いました。
中華統一は政と信にとっては共通の大きな目標です。政は『王』として、信は王の『剣』として、それぞれの土俵は違いますが、歩む道は重なっています。
政と信の間には、立場という垣根を超えた絆と信頼で結ばれているのです。
政と信の出会いのきっかけは?
政と信を引き合わせたのは、信の亡き親友の漂でした。
政と瓜二つの容姿だった漂は、影武者として王宮に迎えられます。王都奪還の際、刺客の徐完(じょかん)に深傷を負わされ、瀕死の状態で信の元に現れました。
漂は信に遺言を託し、亡くなってしまいます。
信は漂の遺言にあった場所へと向かうと、漂と同じ顔の政に出会うのでした。
信は追って来た徐完と政の会話を聞き、漂が政の身代わりとなって死んだことを悟ります。
一度は政に刃を向けますが、信は徐完を倒し、共に行動する道を選びました。
政と信の史実での関係は?
史実によると、紀元前221年に政は初めて中華統一を果たした始皇帝となります。
偉業を成し遂げた政ですが、同時に「暴君」と呼ばれるようになります。
その性格は暴虐、残忍とキングダムに描かれている政とは真逆です。
それを踏まえて考えると、身分の違う信と対等に接していたということはないでしょう。
しかし、李信が楚国戦で大敗した際、粛清されることなく次の燕国戦に参戦していることから、信頼を寄せていた存在だと推測出来ます。
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まとめ
- キングダムの嬴政とは、過酷な生い立ちを持ち、中華統一を目指す王
- キングダムの信とは秦国の将軍
- 政と信の関係は、深い絆で結ばれた親友のような関係
- 政と信の出会いのきっかけは、信の友、漂が引き合わせた
- 政と信の史実での関係は、信頼はあるが、王と武将の立場
政と信の間には立場を超えた絆と信頼があり、親友のような関係です。
同じ中華統一を目指す、戦友とも言えるでしょう。
しかし、史実では政の性格上では対等な扱いは考えられません。あくまでも、王と武将の立場と思われます。