飛信隊の信が誰と結婚するのか、読者の間ではいろいろな予想や憶測が飛び交っています。
『李』という姓を授かり将軍に昇格した信は、いわゆる結婚適齢期でもあり、いよいよ結婚相手の候補選びの段階に来ているようですから、興味は尽きませんね。
『キングダム』では魅力的な女性が多く登場していて、誰と結婚しても信は幸せになれそうな気がしますが、第一候補はやはり飛信隊結成当初から副長を務め、信に対して好意を持っていると認めた羌瘣ではないでしょうか?
「お前の子を産む」とまで言い切った羌瘣の真意と、信との結婚の可能性について考察していきたいと思います。
もくじ:好きなところに飛べます
キングダムの羌瘣(きょうかい)とは
羌瘣(きょうかい)は、伝説の刺客一族『蚩尤』の後継者候補として育てられてきました。
蚩尤の目的は暗殺者として一国に召し抱えられ一族を繫栄させることですが、最大の名誉職である『蚩尤』は、『祭』という名の殺し合いの中で唯一生き残った者が継ぐというのが掟です。
羌瘣は、羌族の代表として『祭』に参加する予定でしたが、姉妹同然に育ってきた羌象が眠り薬を使って羌瘣を眠らせたため参加できませんでした。
急いで祭りが行われた場所に駆けつけますが、羌象がだまし討ち同然の卑怯な方法で殺されたことを知り、仇討ちのためだけに生きていくことを決めるのです。
想像を絶するような過酷な過去を持つ羌瘣ですが、仇討ちの旅の途中、秦国と魏国の大戦に参戦することになり、そこで信に出会いました。
仇討ちしか生きる目的のなかった羌瘣は、信に出会うことで今まで想像もしていなかったような世界があることを知り、仇討ちの後にも生きる目的があることを教えられます。
そして、大切な居場所を与えてくれた信と飛信隊のため、そして秦国の王 嬴政(えいせい)が掲げる『中華統一』の夢を叶えるために、羌瘣は戦い続けるのです。
初めは自分が女であることを公表しないまま参戦していましたが、『蚩尤(しゆう)』の歴史を知る嬴政に女であることを見抜かれ、同時に信にも知られることになります。
飛信隊の仲間たちもその後、羌瘣が女であることを真相を知るのですが、その事実によって飛信隊の絆は揺らぐこともなく、むしろさらに強い絆で結ばれていきます。
羌瘣は、ご存じの通り美しい少女ですから、飛信隊のマドンナのような存在です。
羌瘣に憧れて入隊を希望する者も多いようですね。
しかし『蚩尤(しゆう)』の里で身についた剣術は常人の域を超えており、独特の呼吸を行いながら『巫舞』を舞う羌瘣は、まさに『人ではない』レベルの剣技をふるいます。
羌瘣は信とその後結婚する?
史実では、信のモデルとなった李信には子供が授かるという記述はあるものの、誰と結婚するのかについては記述がなく、今でも謎のままです。
つまり『キングダム』の世界では、信の結婚相手には条件も制約がないということになりますね。
結婚相手の本命に挙げられているのは、なんといっても羌瘣です。
羌瘣は、信の初陣から一緒に戦っている仲間であり、飛信隊という自分の居場所を作ってくれた信に感謝と同時に好意を抱いていることがわかってきました。
姉同然に慕ってきた羌象の仇討ちを終えて飛信隊に戻ってきた羌瘣が信に向かって
「お前の子を産む」
という衝撃的な告白をしたことから、その信ぴょう性も高まってきています。
信もまんざらではない様子でしたし、ずっと苦楽を共にしてきたこの二人が結ばれるのが、とても自然に思えます。
黒羊丘の戦いでは、紀彗軍の軍師である劉冬を打ち取ったあと力尽きて、逃げる力も残っていなかった羌瘣を信が迎えに来た時のシーンでは、誰もが「この二人は本当にお似合いだ」と感じたのではないでしょうか?
力強く羌瘣を抱き上げる信、そしてそんな信に安心するかのようにしがみつく羌瘣。
二人の間には確かに愛情と信頼があるということを見せつけられた名シーンです。
45巻のおまけ漫画にて・・・
コミックス45巻の『おまけマンガ(お守り)』では、恋人同士としか思えないような二人のほのぼのとしたやり取りが紹介されています。
黒羊へ向かう途中で、お守りになるような石を売っている店があったからと、信は羌瘣に「今度そこでひとつお前に買ってやるよ」と照れながら告げます。
その言葉を聞いて、ほんのり頬を染めて戸惑いながらも信を見つめる羌瘣は、恋する乙女の表情をしていましたね。
このシーンは、二人の幸せな未来を予感させるものでした。
河了貂(かりょうてん)の存在
もちろん信と羌瘣との結婚はまだ確定事項ではありません。
信にはほかにもお嫁さん候補が複数いますし、対抗馬でとして挙げられるのは、なんといっても河了貂でしょう。
河了貂は「信と幸せになりたい」とはっきり口にしていますし、少し口うるさいけれどもよく気がつくし、料理の腕も相当なもののようですから、可能性としては十分ですね。
陽(よう)の存在
そのほかにも、 嬴政の娘を産んだ向の親友である『陽』を妻にする可能性もあります。
向から信の話題が出た時に陽は大いに興味を持ったようですし、呂不韋との戦いの終盤では、向を守るために捨て身で敵に向かっていく陽を、信が見事に救い出して見せました。
その後、怪我の手当てを受けている信をジッと見つめていた陽は、とても可愛かったですね。
下僕出身の信が名家出身の陽を妻にすれば、頼もしい後ろ盾になってくれるという伏線もあるような気がします。
陽は後宮に住む宮女ですが、 嬴政ならば信が幸せになるための後押しをしてくれそうな気がしませんか?
羌瘣の「お前の子を産む」発言の意味は?
仇討ちの旅から戻ってきた羌瘣は、信をはじめとする隊の幹部たちを前にして、二つの目標を立てました。
ひとつ目は『大将軍になること』。
ひとつ目の目標については、河了貂と我呂が「信よりも現実味がある気がする」と、妙に納得していましたね。
そして二つ目が、衝撃の『お前の子を産む』発言です。
その場にいた皆が、揃って口に含んでいた飲み物を勢いよく吹き出してしまうほどのショッキングな発言でした。
動揺を隠せず、一番慌てていたのが河了貂でしたね。
しかし羌瘣のこの発言は、単なる『結婚したい宣言』ではないような気がします。
もちろん羌瘣は信に好意を持っているので、羌瘣からのプロポーズの可能性はあります。
ただ、仇の居場所を教えてくれた羌族の脱走者である羌明から夫と子供がいることを聞かされ、羌明のような生き方に憧れを抱いた可能性がありますね。
「信と結婚したい」というよりも、もっと純粋な気持ちで「もし家族になるのなら信がいい」という、少女のような夢を語っただけだったのではないでしょうか?
おそらく河了貂は、羌瘣のピュアな本心を理解していたはずです。
だからこそ「どうやって子供作るのか、わかっているのか」と問いただしたのでしょう。
子供の作り方を伝授し、その結果として羌瘣が信を避けるようになったのは、もしかしたら河了貂の思うつぼではなかったのかもしれない…。
そんな風に邪推したくなってしまいますね。
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まとめ
- 羌瘣は、伝説の刺客集団『蚩尤』に属する羌族の出身である
- 羌瘣は、信のお嫁さん候補の本命と言われている
- 羌瘣が信の子供産むと宣言したのは、幸せな家族への憧れがあったから
読者にとっては、信の結婚相手が誰になるのだろうと想像するのは、大きな楽しみの一つです。
『蚩尤』という呪縛から解き放たれ、飛信隊という大切な居場所を見つけた羌瘣には誰よりも幸せになってほしいと願うファンは多いでしょう。
お互いの気持ちを確認できた今、二人が結婚する日は、それほど遠くないのではないでしょうか?