鬼滅の刃

鬼滅の刃の鬼の発生源や生まれ方は?繁殖能力や寿命はあるのか考察!

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原作コミック・アニメ・劇場映画が大ヒットを博している、鬼滅の刃。この物語は、人を食らう鬼に襲われ、妹を鬼に変えられてしまった少年が、妹を人間に戻すために戦いを繰り広げるストーリーです。

しかし物語上の敵である『鬼』の生態については、物語が進むにつれ明らかになる部分も多かったため、具体的にどういう能力を持つ、どういう存在であるかが把握しづらくなっていることも確かです。

そこでこの記事では、鬼が発生する理由を中心に詳しく解説します。

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鬼滅の刃の鬼とは?

鬼滅の刃に登場する鬼は、一般的な日本のおとぎ話に登場する鬼と、人間の中間のような容姿をしています。
鬼は人間の血肉を好み、人間を襲って食料にしています。人間を食べ続けると食欲が満たされるだけでなく、肉体や能力も強化されるようです。

鬼になった者は口の中に牙が生え、目が人間とは違う凶暴な形に変化します。角は生えているものと生えていないものがいます。

一部の鬼は、人間離れした異形の姿に変化していますが、基本的に鬼は生前の姿とそれほど変わらない(生前を知っている相手ならそれと見分けることができる)姿であることが多いようです。身体能力は人間をはるかに上回っており、すさまじいパワーやスピードを持つ上に、体をバラバラにされても復活します。

鬼を完全に殺すためには、特別な訓練を施された鬼殺隊(きさつたい)の剣士が振るう、日輪刀(にちりんとう)で首を斬り落とすか、日光に肉体を曝す必要があります。その場合、鬼の体はボロボロに崩れて消滅します。

また藤の花の香りを嫌い、藤の花が咲き誇っている場所へは侵入できないという弱点も持っています。

優秀な鬼の中には血鬼術(けっきじゅつ)という魔法のような力を使える個体も存在します。血鬼術は地面に沼のような地形を作り出したり、太鼓を叩いて空間を入れ替えたりできるなど、効果は様々です。

そもそも鬼の発生源はどこ?(鬼の歴史的なもの)

鬼は仲間を増やせない

太陽に弱く、人間の血肉を好むという意味では『吸血鬼』のような要素を持っている鬼ですが、吸血鬼とは異なる部分もあります。

この作品の鬼は、人間を手に掛けても、吸血鬼のように仲間に変えることはできません。

それが出来るのは、鬼の始祖である鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)だけです。無惨は、自分の血を人間に与えることで相手を鬼にすることが可能です。

では始祖の無惨自身はどのようにして鬼になったのでしょうか?

鬼は治療の一段階?

人間時代の無惨は、平安時代の貴族階級の出身でした。

子供の頃から病弱だった彼を治療するため、一人の医師が無惨に特殊な治療を施しましたが、なかなか成果が出なかったため、癇癪を起こした無惨は医師を殺害しています。

ところが医師を殺した後で、無惨は自分の身体が病を克服しているだけでなく、人間を遙かに越えるスペックに変わっていることに気付いたのです。

ただし人間の血肉を好むようになり、日の光で身体が焼けてしまうというデメリットも備わっていました。

つまり『鬼』という存在は上記の医師が無惨を治療するために肉体を変化させた一工程にすぎず、もし無惨が医師を殺さず、治療が続いていたら、無惨は病気が治った状態で人間に戻れていたか、鬼を越える別の生物に進化を遂げていたかもしれないのです。

その後、自分の血を与えると他者も鬼に変えられると知った無惨は、自分が日光を克服するための手駒兼・実験材料として鬼を増やして行ったのです。

鬼になってしまう条件

最低条件:無惨の血に適応すること

上で説明したように、無惨の血を与えられた人間は鬼になってしまいます。

ただし、血を与えた人間のすべてが鬼になってしまうわけではなく、無惨の血の力に耐えられずに死んでしまう場合もあるようです。

少なくとも鬼になるためには、強力な力を持つ無惨の血に適応する必要があることは確かでしょう。

不遇な人間ほど鬼になりやすい?

無惨や無惨に重用されている鬼たちは、強力な鬼になれる可能性のある人間に対して、鬼になるよう勧誘したり、強制的に無惨の血を与えたりする試みを繰り返しています。

その際、勧誘される人間は、処刑寸前の罪人だったり虐げられた下層階級の人間だったりと、不遇な暮らしを送っている人間が多いようです。

酷い境遇にいる人間ほど鬼になりやすい適正があるのか、それともそういう人間の方が扱いやすいから選んでいるのか、無惨たちの意図についてははっきりわかっていません。

鬼自体に繁殖能力はある?

始祖の血を与えられるのではなく、鬼同士がつがいになって子孫を作るようなことは可能なのでしょうか?

少なくとも作中には、鬼同士から子供が産まれた例は見られません。おそらく鬼には、人間のように子供を残す力は備わっていないのでしょう。

物語の中で、家族の存在に飢えていた少年の鬼・が登場します。彼は仲間の鬼を強引に自分の家族扱いして見せかけの家族生活を営んでいました。
鬼に子供を作る能力があるなら、本物の家族を作ることもできるはずなので、子供は作れないのでしょう。

また、鬼の始祖である無惨は人間の中に紛れて生活していますが、彼は姿を何度も変え、人間の養子や配偶者という立ち位置で社会に溶け込んでいました。無惨自身に繁殖能力があるなら、家族を作るという方法で社会に基盤を築くという手も使えるはずなのに、そうしていません。

つまり鬼の親玉である無惨自身も、子供を作ることはできないという結論になります。

鬼は老化するのか?

鬼の始祖である無惨は、平安時代から千年近く生き続けており、その容姿は以前から変化していません。

またある鬼は、鬼殺隊の隊士を気に入り、鬼になるよう勧誘しているのですが、その歳、鬼になるメリットとして、「老いることがない」という点を挙げています。

では鬼に老化現象は発生しないのでしょうか?実は毒物を投与されてしまった無惨が、自分の肉体を「老化している」と分析するシーンが終盤に出てきます。

すると鬼は完全な不老というわけでもなく、老いることもあるという結論になります。

鬼に寿命はある?

毒物を投与され、自分が老化したことに気付いた無惨は、老化の進行度を、「九千年近い」と見積もっています。

すると無惨をベースに考えた場合、少なくとも鬼は九千年以上は生きられる、ということになります。
このときの無惨は髪が白髪になっていましたが、まだまだ余裕のある様子だったため、九千歳前後で老衰を迎えるというわけでもなさそうです。

このまま毒物の影響で老化が進行した結果、無惨が老衰で死亡する末路を迎えたなら、鬼の寿命が判明したかもしれませんが、残念ながら無惨は別の方法で死んでしまいました。

そのため、正確な鬼の寿命はわからないままです。
「老化はするが、衰えてもそれが原因で死ぬことはない」という可能性も考えられます。

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まとめ

  1. 鬼滅の刃の『鬼』は太陽の光を苦手にしている怪物。高い身体能力を持ち、人間の血肉を食べる
  2. 鬼の始祖、鬼舞辻無惨の血を与えられ、血に適応できたものだけが鬼になることができる
  3. 無惨自身は、平安時代の医師に特殊な治療を受けた結果、鬼に変化した
  4. 家族にこだわりを持つ鬼が、作中で子孫を増やしたりしていないので、鬼に繁殖能力はないものと思われる
  5. 鬼は不老に見えるほど長い年月生存できるが、無惨が毒物を注入されて老化しているので、完全な不老ではないらしい
  6. 九千年近く老化しても死なないようだが、何年経ったら死ぬのかは不明

鬼の由来・設定等をしっかり踏まえておくことで、鬼滅の刃の物語をより深く楽しむことができます。
この記事を読んだ後で原作やアニメを見ると、新たな発見があるかもしれません。

鬼滅の刃の解説&考察まとめはこちら
鬼滅の刃の解説&考察まとめ

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