『ハリー・ポッターと謎のプリンス』で、結構衝撃的だったシーンの1つは、赤いコートの黒髪の女の子が、急に宙に浮かんで目をカッと開くシーン。
あのシーン映画館で観ると結構トラウマになります・・・(笑)
しかし、そもそもなぜあの女の子は呪われてしまったのでしょうか?
首飾りを渡した人物や、呪おうとした理由などについて解説していきます。
もくじ:好きなところに飛べます
謎のプリンスの赤いコートの女子生徒はケイティ・ベル
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』で、宙に浮かんだ怖いシーンの赤いコートの女子生徒は、ケイティ・ベルという生徒です。
この投稿をInstagramで見る
ケイティ・ベルは、ハリーたちより1学年上のグリフィンドール生で、クディッチチームでチェイサーを務める人物でもあります。
原作では割と登場回が多いですが、映画ではそこまで登場しているイメージはありませんね。
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』では、ハリーやハーマイオニーを中心に活動していたダンブルドア軍団の一員にもなりました。
ハリーとは良好な交友関係を築いている1人ですね。
ケイティ・ベルに呪われたネックレスを渡したのは誰?
では、そんなケイティ・ベルに呪われたネックレスを渡したのは誰なのでしょうか?
と思ったあなた!!
実は、原作ではこの辺を詳しく解き明かしています。
ネックレスを渡したのはマダム・ロスメルタ
実は、ケイティ・ベルに呪われたネックレスを渡したのは、『三本の箒』の女店主のマダム・ロスメルタです。
マダム・ロスメルタは、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』で少しだけ登場していますが、映画ではあまり登場しません。
マダム・ロスメルタは、ドラコ・マルフォイに服従の呪いをかけられ、ケイティ・ベルに呪われたネックレスりを渡したのでした。
マルフォイは女子トイレに入っていない
ケイティ・ベルと一緒にいたリーアンという女子生徒は、ケイティがトイレから帰ってきたときにネックレスを持っていたと証言していました。
女店主であるマダム・ロスメルタが女子トイレにいても何の違和感もありませんから、服従の呪文をかけられてケイティにネックレスを渡したとなれば納得ですね。
ドラコ・マルフォイが女子トイレにいたら流石に目立ちますからwww
ケイティ・ベルはその後どうなった?
ケイティ・ベルは、その後聖マンゴ魔法疾患傷害病院で治療を受け、無事に回復しています。
命に別状がなかったのは、首飾りを直接触らなかったことで死に至ることはなかったそう。
なぜマルフォイは首飾りでケイティを呪おうとしたのか?
では、なぜドラコ・マルフォイはマダム・ロスメルタに服従の呪いをかけ、ケイティにネックレスを渡して呪いにかけようとしたのでしょうか?
結論から言うと、ダンブルドアを殺すためですね。
ドラコ・マルフォイの算段は、
- 適当な生徒に呪われたネックレスを渡すためにマダム・ロスメルタに服従の呪いをかける
- 服従されたマダム・ロスメルタがホグワーツの生徒にネックレスを渡し、服従の呪文をかける
- ネックレスを受け取った生徒は服従の呪いでダンブルドアに首飾りを渡す
- ネックレスを受け取ったダンブルドアがネックレスに触って死ぬ
というものです。
しかし、ケイティと一緒にいたリーアンがケイティの異変に気がつき、ケイティから包み(ネックレス)を奪おうとしたところ、ネックレスが露わになり、手袋越しにネックレスに触れてしまったことで呪われてしまった・・・というわけ。
マルフォイがケイティを狙って首飾りを渡したわけではなく、マルフォイの計画に巻き込まれてしまったのがたまたまケイティ・ベルだったということです。
なぜドラコ・マルフォイはダンブルドアを殺そうとしたのか?
そもそもなぜドラコ・マルフォイはダンブルドアを殺そうとしたのか?と言うと、ヴォルデモートにダンブルドアを殺せと命じられたからです。
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の冒頭でマルフォイの母親がスネイプと『破れぬ誓い』を交わしていましたが、これはドラコ・マルフォイがダンブルドアを殺せなかったときのために、スネイプがその意志を受け継ぎ、ドラコを守ると誓ったものです。
『破れぬ誓い』についてや、なぜドラコがダンブルドアを殺せと命じられたのか?についてはこちらの記事で解説しています。
呪われた首飾りはどこで手に入れた?
また、あの呪われた首飾りについてですが、あれは『ボージン・アンド・バークス』という、ノクターン横丁にある闇の品を取り扱う店でマルフォイが購入したものです。
映画でも、ハリーたちが新学期が始まる前にマルフォイの跡を追うシーンがありますが、原作ではあの時に、マルフォイは『ボージン・アンド・バークス』で2つの品を購入(?)したことがわかっていました。
1つは呪われた首飾り。
そしてもう1つは姿をくらますキャビネット棚です。
ちなみにこの首飾りは、ハリーが2年生の時に『ボージン・アンド・バークス』で目にしています。
ハリーは『ハリー・ポッターと秘密の部屋』の時に、ウィーズリー家からフルーパウダー(煙突飛行ネットワーク)でダイアゴン横丁に行こうとした際に、誤って『ボージン・アンド・バークス』の店の暖炉に出てきてしまったのです。
その際に、ちょうどドラコ・マルフォイとその父親が店に訪れたところでした。
ハリーは店の中にこの呪われた首飾りがあることを目撃しています。
姿をくらますキャビネット棚を修理するように店主に頼んでいたのは、ホグワーツにデスイーターを引き入れるためですね。
姿をくらますキャビネット棚に関しては、こちらの記事で少し触れています。
ハリポタ&ファンタビの映画や原作本を無料で見る方法
『ハリーポッター』シリーズの映画を全作品無料視聴する方法はこちら
まとめ
- 呪われたネックレスで呪われたのはケイティ・ベルという女子生徒
- ケイティにネックレスを渡したのは、ドラコ・マルフォイではなくマダム・ロスメルタという三本の箒の女店主
- マダム・ロスメルタはマルフォイに服従の呪いにかけられていた
- ドラコ・マルフォイはダンブルドアを殺すためにネックレスを仕組んだ
『ハリー・ポッター』シリーズは原作小説を読んでいないと難解な部分が結構ありますよね。
『ハリーポッター』シリーズについては詳しく解説&考察しているので、その他の解説&考察記事もぜひ読んでみてくださいね!