ルパン三世の映画の中でもとくに有名である名作中の名作『ルパン三世 カリオストロの城』
様々な名シーンがあり、最後の銭形警部の台詞「奴はとんでもないものを盗んでいきました。それはあなたの心です。」とクラリスに言うシーンなんてキュンキュンしますよね!
今回はそんなカリオストロの城のモデルや裏話はあるのか、また時代設定や年代についてはいつくらいなのか?
そのような疑問についてをまとめてみました。
【gdcs 4DX®映画情報】
11/8(金)公開『#ルパン三世カリオストロの城』【4DX版】
ルパン×4D!ルパン三世の永遠の名作“カリオストロの城”が4Dでスクリーンに帰ってくる🕍
今、なぜ、4Dなのか?その答えは劇場で!
2週間の限定上映です⏲️
どうぞご期待ください! pic.twitter.com/0VBA9CZeXT
— グランドシネマサンシャイン (@cs_ikebukuro) November 5, 2019
もくじ:好きなところに飛べます
カリオストロの城のモデルや元ネタは?
まずこの作品のモデルとなっているのは、なんと3つもあります!
1つ目 リヒテンシュタイン城
リヒテンシュタイン城 pic.twitter.com/eb8LS0hdib
— 世界の絶景まとめ (@l_kruch) October 18, 2019
1つ目はクラリスを伯爵が閉じ込めていた城のモデルとなった、リヒテンシュタイン城です。
リヒテンシュタイン城は、ドイツ南部のバイエルン・シュヴァーベン地方のドイツ系貴族のドナウヴェルトを発祥とするリヒテンシュタイン家が所持していた城です。
リヒテンシュタイン公国とも呼ばれていたそうです。
2つ目 サン・レオの街並み
2つ目は、次元とルパンがミートソーススパゲティを食べていたカリオストロの城の城下町ですが、あの町のモデルはサン・レオと呼ばれるイタリアの街をモデルにしているのだとか…。
もし本当にモデルになっているのだとしたら、イタリアに行けばあの特盛ミートスパゲティが食べれるかもしれませんね!
そしてなんとこの町秋には地元のワインを集めた収穫祭で街がすごくにぎわうらしいです。
映画内でもクラリスが返ってきたお祝いでお祭り騒ぎになっていましたがサン・レオも同じ感じなのでしょう。
3つ目 モン・サン・ミッシェル
モンサンミッシェル[フランス] pic.twitter.com/e6F8OGvdwX
— 世界の絶景全集 (@MKUMNSFK) November 11, 2019
そして3つ目は、ルパンと次元がカリオストロの城を把握するために下見場所として使用するモン・サン・ミッシェルというフランス北西部にある修道院です。
この場所は映画のラストの指輪を時計台にはめたときに湖面の水がひいてしまい古代の建造物が見えている状況と見た目がにています。
また下見時の時計台とカリオストロ城への道が水面下にあって隠れているのも似ていることから、モン・サン・ミッシェル・はモデルになっている確率が高いです。
カリオストロの城の時代設定や年代は?
カリオストロの城の時代設定は昭和、年代で表すと1960年~1970年代です。
根拠としてはこの映画の作品中に出てくる乗り物や、使用している武器などを深く見ていけばわかります。
初めに、ルパン三世が乗っている車(フィアット500)は発展型が1966年頃まで生産しています。また銭形警部ひきいる警察のパトカー(410ブルーバード)も1963年頃~1967年頃のものだと調べてみるとわかりました。
ほかにも序盤にクラリスを追っていた手下の乗っている車(ニュー・スーパー・スナイプ)も1958年にモデルチェンジされ、1967年頃までの生産だったらしいです。
そして何よりの証拠としてはプレステーションで発売された『ルパン三世カリオストロの城再開』の不二子の新聞の切り抜きに書いてある年が1968年なのです!
カリオストロの城の裏話はある?
最後に、カリオストロの城の裏話を紹介していきます。
製作機関がわずか4ヶ月だった!
初めにこの映画を宮崎駿さんが初監督したということはご存知の方も多いと思います。ですがこの映画は製作期間わずか4か月余りで制作したものらしいです。
また、本作は宮崎駿監督が世間で有名な監督になる前の貧乏な時に制作されたもので、現在の宮崎駿監督が出した映画のように製作費を贅沢に掛けられませんでした。
とくに製作費をかけていないと思うところがオープニングにあります。
オープニング前半の影絵でルパンと次元がフィアット500の付近で休憩している場面では、曲に合わせるように一枚の船の写真だけを動かし、その次の場面でのフィアット500の走行場面では背景だけを動かしてあたかも車が進んでいるように見せています。
この少ない素材だけでオープニングを成り立たせてるなんて宮崎駿監督すごいです。。。
未来少年コナンが登場している!
ほかにも、このルパン三世カリオストロの城の作中には、『未来少年コナン』が登場しているシーンがあります。
そのシーンというのが物語後半のルパン三世が時計台に指輪をはめ、時計台が崩壊していくのを兵士たちが唖然と眺めているシーンがあります。そのシーンの真ん中くらい、ちょうど剣を持った兵士の右後ろ側に顔だけ出している未来少年コナンの姿があります。
宮崎駿監督の遊び心だったのか、もしくはカリオストロの城の公開が1972年、未来少年コナンの公開が1978年四月なので番組宣伝として、宮崎駿監督が出したのかもしれません。
「カリオストロの城」でのゲストキャラ。画像1では「パンダコパンダ」のミミ子が縄跳びをしていて、画像2には「未来少年コナン」のコナンが紛れ込んでいます。#ルパン三世 #カリオストロの城 pic.twitter.com/e7jqCagKT2
— キャッスル (@castle_gtm) January 19, 2018
『ルパン三世』のアニメ&映画を無料で見る方法
『ルパン三世』のアニメや映画を無料視聴する方法は、こちらの記事で解説しています!
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まとめ
さて、今回の事を踏まえて、改めてカリオストロの城を見返してみたくなった!という人もいるのではないでしょうか。そんな方へ向けて簡単にまとめさせてもらいます。
- モデルとなっているところは三つあり『リヒテンシュタイン城』と『サン・レオ』と『モン・サン・ミッシェル』で実際に存在する。
- 時代設定や年代は、1960~1970年代の昭和時期
- 未来少年コナンが宮崎駿監督の遊び心か番組宣伝で出演している。
- 製作期間が短く、低製作費で完成させた有名映画。