BLEACH/ブリーチ

黒崎一護の目的は結局何?最後はどうなったのか解説

黒崎一護の目的は結局何?最後はどうなった?
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2016年に完結したマンガ、BLEACHは単行本にして70巻を越える大長編作品です。

虚(ホロウ)と呼ばれる悪霊を祓う死神の力を手に入れた高校生、黒崎一護を主人公とする物語ですが、連載があまりに長期に渡ったため、一護が目指しているものが何だったのか、よくわからなくなってしまったという読者の声もしばしば聞かれます。

この記事では、主人公、黒崎一護の目的と、彼が最後にどうなったかを簡単に説明します。

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黒崎一護のプロフィール

年齢・身体的特徴・性格など

年齢は連載第一話の時点で15歳。空座第一高校の一年生でした。7月15日生まれの蟹座で、血液型はA型。身長は174センチ、体重は61キロです。

その後、本編中で二年近い歳月が経過した死神代行消失編では17歳となり、同じ学校の三年生に進級しています。身長は181センチ、体重は66キロに増えました。

天然でオレンジ色の髪を持ち、瞳は茶色がかった色をしています。

表情は無愛想で、髪の毛の色のせいか不良にからまれることも多く、少し喧嘩っ早いことから親しくない相手からはヤンキー扱いされることも少なくありません。ですが本当は争いごとを好まない優しい性格で、助けてもらった相手には感謝を忘れない義理堅さも持っています。

家族構成など

開業医を営む父、一心と、妹の遊子・夏梨(双子)の四人家族。母親の真咲は故人です。

後で述べますが母親が死亡した際の経緯から、一護は自分のせいで他人が傷付いたり、不利益をこうむったりすることを極端に嫌う性格になりました。

死神代行

一護は子供の頃から霊的存在を感知したり、それらに触ったりできる霊媒体質だったため、一般に『霊』と呼ばれるものには日常的に接していました。

高校一年生の頃、一護は初めて、『死神』という存在に出会います。

朽木ルキアと名乗った死神は、霊には比較的無害な『プラス』と他の霊や人間に害を及ぼす『虚(ホロウ)』の二種類があり、死神の仕事はそうした霊を死後の世界であるソウル・ソサエティに送ることだと語ります。

自分の霊能力に引きつけられて現れた虚と戦う羽目になった一護は、成り行きから死神の力を開花させ、ルキアの代わりに虚を倒します。

こうして、黒崎一護の『死神代行』としての日々が幕を開けたのでした。

黒崎一護の目的は結局何?

母親の記憶

9歳の頃、一護は母親の真咲を失っています。真咲は虚であるグランド・フィッシャーから一護を守って命を落としました。

後に真咲はただの人間ではなく、本来ならグランド・フィッシャーを難なく退けられる実力があったはずなのに、本作品のラスボスであるユーハバッハの力によって弱体化していたため、敗れてしまったことが判明しています。

つまり一護にとって、直接的な母親の仇はグランド・フィッシャー、間接的な仇はユーハバッハというわけですが、物語で討ちはそれほどクローズアップされませんでした。

グランド・フィッシャーは一護ではなく一護の父、一心に倒されていますし、ユーハバッハと対峙した際も、一護は敵討ちにこだわるような発言を口にしてはいません。

そういう展開になった理由は、物語の中心がそこにないからです。一護にとって、最も許せなかったのは母親を守れなかった自分の無力さでした。

母親が亡くなるまでは、泣き虫だけどよく笑う子供だった一護ですが、その後はぶっきらぼうな性格に変わっています。一方で他人の手助けをすることにこだわるようになり、第一話の時点で霊が見える能力を活かして、さまよっている死者たちを助けようとしていました。

黒崎『一護』

半ば巻き込まれるような形で死神の力を手に入れた一護でしたが、朽木ルキアに対して恨みを抱いてはいません。虚という悪霊が自分の周辺の人々を脅かしていた事実を知ったため、自分に虚を祓う力を与えてくれたことに感謝していたのです。

だからこそ、そのルキアがソウル・ソサエティに連れ戻され、処刑されそうになった際は、躊躇することなく彼女を助けに馳せ参じたのです。

その戦いの中でソウル・ソサエティの住人たちとも交流を持った一護は、その後ソウル・ソサエティが危機に見舞われたときに、今度は彼らを助けるためにも戦っています。

つまり、幼い頃母親を失った一護にとって、自分の身の回りにいる人々、知り合った人々、それ以外にも自分の手の届く範囲にいるすべての人々を守ることこそが、彼の目標であり、当然そうするべきだと考えている行動なのです。

彼の名前である『一護』はその目標を象徴している言葉だと思われます。

母を守れなかったことを悔い続けていた一護は、長い間、自分の中に雨が降り続けているような気分を抱えていました。
しかしソウル・ソサエティで処刑される寸前だったルキアを助け出すことに成功した直後、心の雨が止みそうだと述懐を漏らしています。

母親を失って以降、自分を責め続けていた一護の心境にも、長い時を経て救いがもたらされたようです。

黒崎一護は最後どうなった?

通常、死神というものは、死語の世界であるソウル・ソサエティの住人がなるものとされています。つまり現世に生きている一護が死神になるのはイレギュラーな事例なのです。

このイレギュラー状態に問題がないかというとそうではないらしく、死神の一人、京楽春水の発言によると、死神の力を使いすぎた一護は現世に留まれなくなってしまう可能性があるとのことでした。

しかし最終回に登場した十年後の一護は、ソウル・ソサエティの住人ではなく、現世で妻子と共に毎日を送っていました。少なくとも数年間は、現世に留まることが可能だったようです。

黒崎一護のその後は?

連載が最終回を迎えたため、黒崎一護がその後、どうなったのかは判りません。

ただ、かつて共に戦った死神たちも度々現世を訪れているようなので、ソウル・ソサエティとの縁が切れたわけではないようです。

一護と、彼と結婚した井上織姫との間には、一勇(かずい) という男の子が産まれています。

この一勇が、死神・朽木ルキアと同僚の阿散井(あばらい)恋次との間に生まれた娘である苺花と出会うところで物語は終わっています。

もしBLEACHの続編が描かれることがあったなら、息子達と共に戦う一護の姿も描かれるかもしれません。

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まとめ

  1. 黒崎一護は死神の力を手に入れた少年
  2. 幼い頃、自分を悪霊から守るために母親を失っている
  3. そのため自分の家族や仲間、大切な人々を自分の力で守ることにこだわっている
  4. 現世に生きる死神というイレギュラーな存在だが、十年後の最終回でも現世で暮らしている
  5. 井上織姫の間に子供を設けている。続編があるとしたら、この子が主人公になるかもしれない

数年前に連載が終了したBLEACHですが、アニメ化されていなかった最終章が新作アニメとして作成予定であることが公表されています。

また作者・久保帯人氏の新作・BURN THE WITCHはBLEACHと世界観が共通しているようなので、一護が登場する可能性もゼロではありません。今後も、関連作品の展開から目が離せません!

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