『ハリー・ポッター』シリーズで登場する必要の部屋。
今回の記事では、必要の部屋の入り方や場所、シリーズでの登場シーンを解説していきます!
もくじ:好きなところに飛べます
必要の部屋の基本情報
必要の部屋は、あったりなかったり部屋とも呼ばれる部屋で、必要としている時にのみ出現するという、不思議な部屋です。
必要の部屋の場所
映画では突如部屋が色々な場所に現れるように見えましたが、本来は8階の廊下の、「バカのバーナバス」が、トロールにバレエを教えようとしている絵が書いてあるタペストリーの向かい側にある何の変哲もない石壁から、必要の部屋に入ることができます。
必要の部屋の入り方
必要の部屋に入るためには、廊下を行ったり来たりしながら、3回自分の必要なものを唱えると、部屋が現れます。
必要の部屋の中に入ると、忍びの地図上には表示されません。
また、ガンプの元素変容の法則の5つの例外の1つであるため、必要の部屋そのものが、食べ物を作り出すことはできません。
作中での登場シーン
おまるの部屋
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のクリスマス・ダンスパーティのディナーで、ダンブルドアが必要の部屋について言及しています。
ダンブルドアがトイレに行こうとして曲がる道を間違えたところ、部屋中がおまるで満たされた部屋を発見したと発言。
しかし、その後再びその部屋を見つけようとしても見つけることはできなかったのだとか。
ダンブルドアはこの部屋について、「求めるものの膀胱が、ことさらに満ちているときに見つけることができるのかもしれない」と発言しています。
ほうき置き場
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』にて。
ハリーたちがダンブルドア軍団の会合をする場所を探していた時、必要の部屋を発見します。
フレッドとジョージが必要の部屋に来たときに、自分達が来たときはただの箒置き場だったと発言。
フィルチから逃げている時に、偶然発見したのだとか。
ウィンキーの酔い覚まし
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』にて。
クラウチ家の屋敷しもべをクビになったウィンキーという屋敷しもべ妖精がホグワーツの厨房で働くことになります。
しかし、クラウチ氏にクビにされたことにショックを受けたウィンキーは、バタービール漬けになってしまいます。
ドビーはある時、酔っ払ったウィキーを隠そうと、必要の部屋に入ると、酔い覚ましの薬や、屋敷しもべ妖精サイズのベッドがあったのだとか。
ダンブルドア軍団の練習場所
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『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団にて。
ハリーたちが結成したダンブルドア軍団の会合の場所を探していました。
その時、ハリーがドビーに教えてもらったのが、必要の部屋です。
ハリーたちが必要の部屋を訪れると、闇の魔術に対する防衛術に関する本が置かれた本棚や、秘密発見器、敵鏡、失神術を練習する時のためのクッションなど練習に必要なものが揃っていました。
マルフォイの企み
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『ハリー・ポッターと謎のプリンス』にて。
マルフォイはヴォルデモートからの命令を実行するため、必要の部屋で見つけた姿をくらますキャビネット棚を利用することに。
壊れていたキャビネット棚を修理するため、必要の部屋に通って作業していました。
ハリーは、マルフォイがコソコソ何をしているか探ろうとしていましたが、忍びの地図でマルフォイを追っていても、必要の部屋に入ると地図上から消えてしまうため、しばらくはマルフォイが必要の部屋を使用していることを突き止めることができませんでした。
シェリー酒の空き瓶の隠し場所
マルフォイが必要の部屋で姿をくらますキャビネット棚を修理している時、ハリーは8階の廊下で倒れているトレローニー先生を発見。
当時、トレローニーはケンタウルスのフィレツェに自分の立場を脅かされ、酒浸りになっていたのですが、飲み干したシェリー酒の瓶を隠すため、必要の部屋を利用していました。
しかし、トレローニーが必要の部屋に入ろうとしたところ、先客だったマルフォイによって追い出されてしまいます。
上級魔法薬の教科書の隠し場所
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』にて。
ハリーはマルフォイがコソコソ何をしているのかと、訝っていました。
そして、マルフォイとトイレで決闘に発展。
古い上級魔法薬の本に書いてあった「セクタム・センプラ」の呪いを放つと、マルフォイの体は切り裂かれ、多量の出血をしてしまいます。
その場に駆けつけたスネイプは、傷の具合から見て、自分が作った呪文である「セクタム・センプラ」を利用したと確信を得ます。
ハリーに自分が持っている学用品を全て持ってこいと命令し、ハリーはスネイプに上級魔法役の本が見つかったらまずいと考え、上級魔法薬の本を必要の部屋に隠しました。
ティアラの隠し場所
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ヴォルデモートは、ホグワーツ在学中、レイブンクローのゴーストである、ヘレナ・レイブンクローをたぶらかしティアラの隠し場所を聞き出します。
卒業後、レイブンクローのティアラを分霊箱の1つにし、ダンブルドアにホグワーツの教員になりたいと頼みに来た際、ヴォルデモートはティアラを必要の部屋に隠しています。
ネビルたちの隠れ家
『ハリー・ポッターと死の秘宝にて。
ホグワーツの闇の魔術に対する防衛術、そしてマグル学の教授としてデスイーターのカロー兄弟が、ホグワーツを取り仕切っていました。
カロー兄弟は、ハリーを擁護する人物や、自分達に楯突く生徒を厳しく罰していました。
ネビルたちダンブルドア軍団は、そんなカローたちから逃れるため、必要の部屋で寝泊まりしており、ハリーたちが訪れた時には、スリザリン以外の多くの生徒が必要の部屋で隠れていました。
しかし、冒頭で解説した通り、必要の部屋は食べ物は提供してくれないため、ネビルたちが食べ物が欲しいと願うと、ダンブルドアの弟である、アバーフォースの自宅に通じる通路が開き、アバーフォースが食べ物を提供してくれるようになりました。
炎に包まれる
『ハリー・ポッターと死の秘宝』にて。
ハリーはヴォルデモートが隠したレイブンクローのティアラを見つけるため、必要の部屋に入ります。
しかし、ハリーを追ってきたマルフォイたちの邪魔が入ります。
映画ではゴイル、原作ではクラッブが悪霊の火を放ったため、必要の部屋にある数々の物たちは燃えてしまいました。
その後必要の部屋がどうなったのかはわかりませんが、用途によって部屋の中身が変わるため、部屋の機能自体は存続したと思います。
みぞの鏡の隠し場所
『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』で、ダンブルドアが魔法省、魔法法執行部部長から、ゲラート・グリンデルバルドと戦うようにと命令された後、必要の部屋にあったみぞの鏡の前で、自分自身とグリンデルバルドの過去の姿を見ています。
他の人が使用している必要の部屋を見つける方法
部屋の使用用途が明確であれば、他の人が使用している必要の部屋を見つけることができます。
反対に、別の用途で使用しようと持った場合は、部屋にいる人が全員部屋から出るまで、使用することができません。
ハリーはマルフォイが使っている部屋を見つけられなかった
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』で、ハリーはマルフォイが必要の部屋を使って何かをしていることは突き止めることができましたが、何をしているか、その用途がわからなかったため、マルフォイがいる部屋に侵入することはできませんでした。
ダンブルドア軍団が見つかった理由
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『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』で、アンブリッジたちにダンブルドア軍団の練習場所が見つかったのは、レイブンクロー生のマリエッタ・エッジコムがハリーたちのことを売ったためです。
アンブリッジにダンブルドア軍団が、どこで何をしているのか、また、会合の正確な日付を伝えたため、ハリーたちが練習している場所が見つかってしまいました。
トレローニーが部屋に入れた理由
マルフォイが必要の部屋を使っているときに、トレローニーが部屋に入ることができた理由ははっきりわかりません。
トレローニーは、マルフォイが必要の部屋を使用する理由を知っていたわけではありませんが、同時に部屋に入ることができています。
もしかしたら、マルフォイは、「何かを隠す場所が必要だ」と、部屋に依頼していたのかもしれません。
その場合、トレローニーの「シェリー酒の瓶を隠す」という使用用途と一致します。
また、この仮説が正しければ、ハリーが上級魔法薬の本を必要の部屋に隠した時に、「何かを隠す場所が必要」と依頼したことから、マルフォイが修理していた姿をくらますキャビネット棚を見つけることができたことも辻褄が合います。
もちろんこの時は、キャビネット棚をマルフォイが使おうとしていることは知らなかったわけですが・・・。
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まとめ
- 必要の部屋は、ホグワーツの8階にある
- 自分の必要なものを頭の中で唱えながら廊下を3回往復すると現れる
- ダンブルドア軍団の活動のために必要の部屋を使用した
- マルフォイが姿をくらますキャビネット棚を修理するために必要の部屋を使用した
- ヴォルデモートがティアラを隠すために必要の部屋を使用した