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夫の扶養から抜け出したい/ふよぬけがイライラするし妻が甘いし共感できない?うざいし腹立つ声も

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イラストレーターゆむいさんが描くエッセイ漫画『夫の扶養から抜け出したい』、略して『ふよぬけ』ですが、この漫画が物議を醸しているようですね。

イライラする、甘い、共感できないなど、辛辣なコメントが多いですが、皆さんどんな気持ちや考えを抱えているのでしょうか?

私の個人的な意見や、世間の声などもまとめていきたいと思います。

『夫の扶養から抜け出したい/ふよぬけ』の内容

まずは、『夫の扶養から抜け出したい/ふよぬけ』の内容についてざっくりと説明します。

 

専業主婦の妻と、外で働く夫、そして子供の3人暮らしの家庭で、妻が夫の扶養から抜け出して経済的に自立したいということがテーマの漫画です。


夫の数々のモラハラ発言や、専業主婦で家事育児に追われる妻の様子などが描かれています。

 

この記事を読んでいるということは、すでに漫画は読まれていると思うので、詳しい内容は割愛します。

まだ漫画を読んでいないよ〜という方は、こちらに途中まで掲載されているので、ぜひ読んでみてくださいね↓

→『夫の扶養から抜け出したい』を途中まで読む

 

ふよぬけの全話については、Kindleアンリミテッドで1ヶ月無料で読むことができるので、全部読んでいない方はぜひ読んでみてください。

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『夫の扶養から抜け出したい/ふよぬけ』にイライラする理由はなぜ?

そんな『夫の扶養から抜け出したい/ふよぬけ』の漫画ですが、この漫画に対してイライラするという方が多いみたいですね。

 

世間の声をまとめてみると、

  • 妻ももこの考えが甘い
  • 夫つとむのモラハラがひどいしイライラする

主にこの2点が多かったですね。

 

妻目線で描かれている漫画なので、どうしても夫の悪者感が強くなっていますが、そんな中でも妻に対してもイライラするという方も多いみたいです。

では、妻側、夫側両方の目線からイライラする理由を検証していきましょう。

妻の考えが甘くてイライラする

まずは妻側にイライラする人の意見について。

基本的には、妻の考えが甘くてイライラする、被害者意識が強いという声が多かったです。

確かに、妻の甘い部分を挙げて行くと色々と問題点が出てきます。

そもそも転勤族とわかっていて結婚している

まず第一に挙げられるのは、夫のつとむが転勤族であると知っていて結婚した妻のももこにも問題はあるんじゃないの?という点。

漫画の最初の方で出てくるのですが、夫のつとむから「裕福じゃないんだから専業主婦だから働いて」というようなことを言われ、パートに出た妻ももこ。

しかし、折角働いたパート先も夫つとむの転勤により辞めなければならなくなってしまった・・・

というような内容がありますよね。

 

でも、夫が転勤族の場合、夫が単身赴任をしない限りは妻と子供はついていく形になりますよね。

特に夫の収入が家計の大部分を担っている場合は、そのパターンになることがほとんどのはずです。

結婚する時点で転勤族とわかっているならば、転勤=妻もついてくものと認識していたはず。

もし転勤について行きたくないのなら、「転勤したら単身赴任をしてね」という話し合いがまず必要になります。

さらに、妻側が正社員で勤めているとかなら話は別ですが、そうではなくパートやアルバイトの場合は妻が職場を辞める選択をするのはある程度は仕方のないことなのではないでしょうか?

 

もちろん、職を変えるということは大変ですし、変えたら変えたでまた就職活動や、新たに仕事を覚えるのは大変ですが、転勤族の夫を持つ、さらにその夫に経済的に頼りきっている場合は仕方のないこととして割り切るしかないと思います。

夢を諦めたのは夫のせい?

また、妻のももこは元々漫画家になる夢を持っていましたが、結婚・出産を機にアシスタントの仕事を辞めています。

「育児をしながら夢を追いかけるのは無理だと思い・・・」

という描写があるんですが、そこもなんとも被害者意識というか、自分が夢を追いかけられなくなったのは結婚や出産があったからだよという描き方がなんとも「う〜ん」という感情になります。

本当に叶えたい夢だったなら、結婚や出産はまだ先でも良かったのでは?と思うんですよね。

 

確かに、人生のタイミングって色々とありますし、結婚や出産もタイミングを逃せば一生できない可能性もあります。

でも、どうしても叶えたい夢ならば、そこは自分の人生の中で『結婚・出産』と『自分の夢』のどちらを取るか、選択する必要があったと思います。

 

もちろん、これは女性だからではなく、男性にも同じことが言えます。

 

結婚したい、子供が欲しいと思っているのに、いつまでも売れないバンドマンを続けたいと言われたら、ほとんどの女性が結婚をしないorバンドマンを続けることを反対しますよね。

そこでバンドマンを辞めても目の前にいる女性と結婚して子供が欲しいんだと思えば、それは自分が選択して結婚したことになります。

なので、妻ももこの選択も、結局は自分が選択したこと。

 

どうしても漫画家(?)になりたかったのなら、結婚や出産は諦める必要があったかもしれません。

でも、ももこは結婚して出産することを選択した。

 

にも関わらず、「育児で忙しくて夢を諦めた」というのはちょっと違うと思うんですよね。

(自分で決めたこと、とは言っていますが)

 

子育てと夢を両立させるのは明らかに難しいし、もちろんやろうと思えばそうすることもできたかもしれません。

でもそこで諦める選択をしたのは自分。

 

結婚後もどうしても漫画家になる夢を捨てきれないのなら、夫のつとむさんと話し合ってみても良かったと思います。

でも、それもしなかった。

 

さらに、自分が漫画家として成功して夫と子供を養うという選択もしなかった。

夢を諦めたことを、夫や子供のせいにして責任転嫁しているように感じてしまいました。

家事能力が低すぎる

主婦の方の声として多かったのは、妻のももこの家事能力が低すぎるという声ですね。

特に、家事、育児、さらには仕事までこなしているお母さんもいる中、子供1人で専業主婦なのに家の中がぐちゃぐちゃなももこに全く共感できないとの声も。

 

ももこは割と家事が苦手なタイプのようですが、それにしても確かに家事要領は悪そうだな〜と思いました。

 

もちろん子育ては大変ですし、家事に手が回らないという気持ちも理解できます。

が、専業主婦の頃は1日中家にいることには変わりないので、家事が疎かになるほどではありませんでした。

ただ、子供の人数が多かったり、その子の性格、どれくらい完璧に家事をするかなどによってもここはかなり個人差があるかな〜と思います。

 

例えばずっと抱っこしていないと泣きやまない子なんかは、抱っこ紐を使いながらの作業も限界がありますし、おんぶも首が座るまでできないので、それまではかなり辛いかなと。

お昼寝の時間も、夜泣きばかりする子の場合はママも一緒にお昼寝しないと体力的に持たないですしね。

なので、たるとくん(夫婦の子供)の性格がどうだったのか?というところにも寄るとは思いますが、もうちょっと要領良く出来なかったのかな?と思う方が多いのだと思います。

夫と同額稼いでこれる?

『夫の扶養を抜け出したい/ふよぬけ』でかなり賛否両論があったのはココだと思います。

子育てしながらパートをして、保育園の送り迎えや家のことをして、「家事に手が回らない。共働きなんだから手伝ってよ」と言ったももこに対して、夫のつとむは「僕と同等に稼いでみなよ!」との一言。

おそらく世の中の専業主婦or扶養内パート主婦の方は、この発言にかなりイラっとされたと思います。

 

しかし、世の男性や共働きでバリバリ稼いでいる女性的には、夫の意見に賛同する方も多かったのではと思いますね。

「僕と同等に稼いでみなよ」に対しイラっとしたならば、「じゃあ私が働いてあなたと子供を養います」くらい言えても良いと思います。

これで何も言えなくなる、反論できないということは、結局は夫のつとむさんの経済力に頼っているということですよね。

 

もちろん、出産や子育てでキャリアから外れてしまいますから、その分男性よりも稼げる金額が少なくなる、働く場所の選択肢が狭まるということは理解できます。

仮にこれが、バリバリのキャリアウーマンで、出産後も働きたかったのに夫が働かせてくれなかったとかならももこにも同情しますが、ももこの場合はアシスタントのアルバイト。

果たしてそのまま働いていたとして、つとむの給料と同等、もしくはそれより上回ることができたのか?と問われたら、頷くことはできないのではないでしょうか?

 

これは子供のことを抜きにして考えても、夫と同等稼げるのか?夫を養う気になれば養えるのか?というところがポイントになると思います。

 

多分このシーンでももこにイラっとした人が思うのは、

「なぜ男性が養う=当たり前なのか?」

というところだと思います。

 

結局ももこの中では、

「夫のつとむさんに生活費は稼いでもらいたいけど、子育てとパートと家事やるのはしんどい。ちょっとは手伝ってよ。」

という感じですよね。

 

ここで、

「じゃあ私が生活費丸々稼ぐから、つとむさんが子育てとパートと家事やってよ」

と言えていたら、イライラする人はいなかったのかな?と思います。

 

結局ももこの中では、夫のつとむさんが職を離れるというのはあり得ない考えということですよね。

家事を手伝ってと言いつつ、自分は外で稼いでくるという発想はないのか?と思います。

 

もちろんつとむさんの発言も褒められたものではありませんが、男性が稼いでくる、妻子を養うのが当たり前の考えにプラスして「家事もやってよ」だったら、イライラしてしまう気持ちもわかります。

ももこの被害者意識にイライラ

総合的に判断して、妻ももこに対してイライラする根源は、この”被害者意識”にあると思います。

子育てや家事をしてくれないことに対してイライラする気持ち、不満を抱える気持ちもわかりますが、「私ばかり大変なのに」という意識ばかり。

 

夫が外でどれだけ大変な思いで働いているのか?

そこに全然気づいていないというか、自分の大変さだけをアピールして、夫の気持ちに全然気づけていないと思います。

 

結局結婚や出産を選択したのも自分だし、家事をしてくれない夫と結婚したのもももこです。

夫が転勤族だろうと、単身赴任をしてもらって正社員でバリバリ働くという選択もできるはずなのに、それもしようとしない。

 

結局何事も自分で選んできているはずなのに、最終的に「つとむさんのせい」になっているところが、ちょっと違うんじゃないのかな〜と思います。

夫つとむのモラハラが酷くてイライラする

ここまでは妻ももこにイライラする理由について解説しましたが、もちろん夫のつとむさんも例外ではなく、かなりイライラする人物であります。

夫のつとむさんにイライラする理由にはどんなものがあるのでしょうか?

育児を甘く見るな

つとむさんにイライラする理由の1つは『育児』に関してですね。

特に子育てにあまり介入していない男性にわかってほしいのは、育児はほんと〜に大変ということ。

ずっと抱っこしていないと泣きやまなかったり、ハイハイしたり掴まり立ちで危ないところに行こうとしたり、食べ物じゃない物を口に入れ出したり、あっという間に口の周りがよだれまみれになって・・・

などなど、ここには挙げきれないくらいの理由がたくさんあり、とにかく起きている時間は子供から片時も目が離せません。

 

さらに、物理的に離れられないことにプラスして、子供は泣きます。

とにかく泣きます。

この泣き声を聞いているだけでも体力を消耗します。

 

泣きやませるのも大変だし、オムツを替えたりおっぱいをあげたりするのだって労力使ってます。

赤ちゃんのうちだけが大変ではなく、2歳3歳になれば、今度は部屋の中を走り回ったり、危ないことをしようとしたり、テレビ見たいとかお菓子食べたいとか言い始めます。

 

2歳3歳になってもまだ理由もなく泣いたり、一度泣くと手がつけられないこともあります。

特に赤ちゃん〜3歳くらいまでの子育てはかなりハードです。

可愛いだけで子供は育てられないんです。

 

なので、たまに休みに一緒にいるくらいの感覚ではなく、その30倍は大変だと思ってください。

それくらい子育てって大変なんです。

 

だから、ももこの家事要領が悪いと先ほど言いましたが、それはそれとして、夫のつとむさんの「1日家にいるんだから家事くらいできるでしょ」発言は思いやりがなさすぎます。

 

家にいるんだから家事くらい・・・と思いますが、子育てしていると手が回らないこともあるんです。

ももこに「同等に稼いでみなよ」と言うのなら、1ヶ月でもいいから子育てと家事とパートを両立してみなさいなと言いたいですね。

何でも仕事で例えるな!

夫のつとむさんのイライラポイントその2は、何でも仕事に例えることですね。

 

多分ももこがきちんとした社会経験がないから、「社会は大変で」ということをアピールしたいんでしょうけど、「普通会社だったら〜」とか言っても仕方ないし、家事や育児と仕事は一概に比べられないですよね。

 

それを、何でもかんでも家事や育児の方が楽だというような言い方をするのは如何なものかと思います。

働くのも、お金を稼ぐのももちろん大変。

だけど、家で家事や子育てをするのだって大変。

 

どちらも大変なのに、夫のつとむさんにはどうしても根底に

仕事>>>子育て・家事

という考えがある気がします。

 

仕事と子育て・家事は比べられるものではないし、どちらが大変というものでもありません。

それをあたかも「外で働いてるんだから俺の方が大変だ。頑張っている」という言い方は違うんじゃないのかなと思います。

子育ては”手伝う”ではない

夫のつとむさんは、基本家事にはノータッチ。子育てに関してはいわば良いとこどりですよね。

世のお母さんたちはわかると思いますが、旦那さんが帰ってきてからの子供と、お母さんと2人でいる時の子供って全然違うんですよ。

今まで泣き喚いてたのに、なぜか夫が帰ってくるとコロッと変わってニコニコし出すとか、あるあるです。

 

で、多分ももこの場合はどちらかというと家事をやってほしい的な要望なんだと思うので若干趣旨が違うんですが、子育てって旦那さんが”手伝う”ものではなくて、当たり前にやらないといけないことですよね。

ここは勘違いしてはいけないと思います。

 

もちろん、日中家にいるならば、日中は家にいる方が面倒を見るというのは至極当然になりますが(働いていれば物理的に面倒見れないので)

家に帰ってきてから(もしくは飲み会など行っていればその分早く帰ってきてやるのも当然)は、子育ては夫婦2人の問題ですよね。

 

子供をお風呂に入れたりオムツを変えたり、離乳食を食べさせたり寝かしつけたり、母親がやるのが当然と思われていますが、

男性もやって”当たり前”です。

 

2人の子供なんですから、どちらかだけが子育てするというのは違うと思います。

 

よく「俺は働いてるんだから、家でそんなことしたらいつ休むの?」とか言う男性がいますが、専業主婦でも兼業主婦でも、母親であれば休みなんて1日もないんです。

子供がいれば、365日母親業をやらなくてはいけない。

 

でも、男性だって”父親”なはずですから、本来ならば365日父親業に休みはなく、父親業をやり続けなければいけないんです。

 

家事に関しては、専業主婦で夫が生活費を稼いでいるならまた話は別だと思いますが、子育てに関しては男性も全面的にやるべきことです。

なので、”手伝う”ではなく、”当たり前にやる”ようでないとダメですよね。

 

つとむさんが子育てに関してどうだったのかは詳しく書かれていませんが、夜帰ってきてからたるとくんの面倒を見てくれるなら、その間にももこも家事できるのでは?と思うんですが、これは無理なのでしょうか・・・?

今この記事を書いていてめちゃくちゃ疑問に思ってしまいました・・・。

家事やりたくないならその分稼いできて

つとむさんに対するイライラポイントとしては、ももこがパート&主婦業をやっていた時の一言にもあると思います。

先ほどのももこターンでも少し触れましたが、つとむさん曰く自分と同等稼いでいなければ共働きとは言えないとの発言。

 

「完璧に妻だけに家事をさせたいなら、

専業主婦になれるくらい稼いできて」

 

と、つとむさん、そして世の中の男性に言いたいですね。

 

パートでもアルバイトでも、共働きは共働きなんです。

稼いできてる額云々の問題じゃないと思います。

妻だけに家事をしてもらいたいなら、専業主婦できるくらい稼いで来いって話です。

 

自分は専業主婦をさせられるほど稼いでこれないけど「外で稼いできてね」「家のことも育児も全部やってね」では話になりません。

家事だって結構な労力使います。

 

妻が専業主婦ならば家事をやるのはある程度当たり前ですが、

共働きなら夫も家事をやって当然です。

 

物理的に家にいる時間が長い場合は、家事の分担量が違っても仕方ないと思いますが、家事って生きていく上で最低限必要なことなので、”女がやる”という認識の男性には考えを改めていただきたいです。(最近の若い子は当たり前に家事をする男性が増えてるみたいですが)

どっちが正しい・正しくないという問題ではない

ここまで妻ももこと、夫つとむのそれぞれイライラするところについて掘り下げてみましたが、結局この夫婦の問題点は”思いやりがないこと”だと思うんですよね。

そして、結婚生活について結婚前に話し合わなかったことも問題だと思います。

 

ももことつとむさんは、お互いに思いやりの気持ちがあれば、何でも解決できる問題だと思うんです。

 

先ほど家事・育児と仕事は比べられないしどちらも同じように大変と言いましたが、この夫婦はお互いが「私・僕の方が大変」と思っていて、譲ろうとしませんよね。

 

お互いが「毎日家事や育児大変だな」とか、「毎日外で働いてきてくれて大変だな」と思えることができたら、もっと思いやりのある言葉が出てくると思います。

 

また、結婚後の生活に関して2人でよく話し合わなかったことも大きな原因だと思います。

(まあ大半はこういうことが原因で離婚するんですが・・・)

 

先ほど挙げたように、転勤に関してもそうですよね。

また、ももことつとむさんが共働き状態になることも、結婚前にきちんと話し合っていたのかは疑問です。

 

経済的に余裕がないならば、共働きは必須だと思います。

しかし、つとむはそれを、きちんとももこに伝えていたのか?

また、子供が何歳くらいから働いて、働いた場合は家事育児の負担はどうするかなどなど、もっとよく話し合う必要があったのではないでしょうか?

 

結婚って、お互い生活を共にしていくわけですから、気まずいことも話し合わないといけないです。

そうしないとお互いの気持ちにズレが生じて、結局離婚という選択をしてしまうことになりかねません。

妻が家事・育児をするのは当たり前ではない

それから、この漫画を読んで思ったのは、どうしても日本の男性はまだまだ妻が家事・育児をするのが当たり前と思っているということですね。

 

もちろん、子供を産む、出産という行為は女性にしかできません。

 

しかし、子育てや家事に関しては違いますよね。

男性にだってできます。

 

結構疑問に思うのは、保育園で「熱が出たのでお迎えに来てください」という連絡が、まず妻側に行くこと。

もちろん保育園やご夫婦によっても違うとは思いますが、未だに私の周りではこの光景が圧倒的に多いです。

お父さんがお迎えに来るご家庭もありますが、やっぱり送り迎えは母親が中心。

そして、何かあった時も母親が迎えに行く前提。

 

世間的に、子供のことは”母親”と思われていて、仮に父親側に連絡をしたとしても、それを父親側の会社等で良しとしない風潮があるのかもしれません。

(とは言え、母親側も途中で早退したり休んだりすれば、嫌味を言われたり、後の仕事に響くんですが・・・)

 

家に帰ってからも、共働きにも関わらず、料理も洗濯もお掃除も、全部女性が担っているというご家庭も多いと思います。

 

でも、それって当たり前じゃないですよね。

 

なぜ男性は何もしないのか?

 

もちろん、男性、女性によって向き不向きはあります。

でも、先ほども言ったように、男性で家事をしたくない方は奥さんが専業主婦になれるくらい稼いでから言ってください。

それが無理or奥さんが専業主婦ではなく働きたいと言った場合は、男性もきちんと家事をするか、家事代行を雇うとかしてください。

 

そして、子育ても当然のように男性も行うのが通常です。

 

お金ないから共働きで、でも家事や育児も全部やってね。なんて、都合良すぎませんか(笑)

夫が家計を支えるのも当たり前ではない

妻が家事・育児をするのが当たり前ではないと言いましたが、もちろん逆も然りで、夫が家計を支えるのも今や当たり前ではありません。

 

ただし、ここでまず考えて欲しいのは、”子供が欲しい”と思った場合は、どうしても女性に負担がかかるということです。

 

出産で体調不良になったり、ホルモンバランスが崩れたりするのはもちろんですが、例えば育休・産休を使ったとしても、今の日本ではその後のキャリアに響くことがほとんどです。

子供が小さいうちは専業主婦で、その後働きに出たいと思っても、一度失ったキャリアを取り戻すのは相当な努力が必要ですし、いつ休むか早退するかもわからない幼子を抱えた母親を雇ってくれる優良企業はそうそうないです。

 

今勤めてる会社を辞めて、例えば出産3〜5年後に、同じ条件・もしくは今より好条件で転職できるか?って考えたらわかると思います。(しかも、再就職する時期には35歳や40歳になってるかもしれません)

 

キャリアが中断してしまうことプラス、子供の体調不良で急に欠勤したり、早退したりするのが当たり前。(多ければ月に何度も、もしくは熱が下がるまで1週間休むとかもザラです。病児保育も空きがなければ使えませんし、医者にかかって診断書がないとどちらにしろ使えませんので)

さらに、お迎え時間は延長保育を使わない限りは18時まで。(19時まで延長を使えば、「毎日延長はかわいそうなので」と保育園からしょっちゅう言われます。)

そのほか、子供の保育園の面談、保育参観などは平日の日中です。

小学生になれば”楽”と言う方がいますが、『小1の壁』と言われるように、小学生になってからの方がむしろ子育てとの両立が大変になります。(長くなるので割愛しますが、小1の壁で調べれば色々出てきます)

 

仮に産休・育休制度を使ったとしても、子供の体調不良で欠勤や早退が続くこと、お迎えのために基本的に残業できず定時退社になることなどは変わりありません。

 

この状態で再就職しろと言われて、35歳や40歳になって、簡単に就職できますか?出世して給料上げられますか?

世の中のほとんどの母親は、こういう問題を抱えて、『働きたくても働けない』『稼ぎたくても稼げない』という状況に陥っています。

 

出産後に簡単に社会復帰できると思われてる方や、「妻だって同じくらい稼いで当然」「稼ぎが少ない方が家事や育児を負担するのは当然」と思われている方が多いようですが、そんな単純な話じゃないです。

夫が稼ぎ続けられるのは、妻の20代や30代の貴重なキャリア形成の時期を犠牲にして成り立っているということを忘れないでください。

 

まずはこのことを心に留めてこの先は読み進めていただきたいです。

 

 

 

妻だけが家事・育児をするのが当たり前ではないように、夫だけが家計を支えるという考えも当たり前ではありません。

 

専業主夫はまだまだ少ないですが、どうしても専業主夫=ヒモという見方をされますよね。

でも、夫が専業主夫で家事も育児も行っていれば、それはヒモでもなんでもありません。

 

男女逆だったら普通にたくさんそういうご家庭はありますよね。

妻が専業主婦で、夫が外で働く。

 

これの男女逆だと、どうして夫がヒモとか、ダメな夫と言われるのでしょうか?

妻が当たり前に家事育児をするという考えもおかしいですが、男性だから外で稼いで来て当然というのもまた違いますよね。

 

特に、専業主婦で夫が家事をしてくれないと責め立てるももこのような女性は、それが逆の立場だったら同じことが言えるのか?

女性がバリバリ稼いで、男性が専業主夫になるのも当たり前の時代になればいいなと思います。

今回のまとめ

今回は、『夫の扶養を抜け出したい』の漫画について個人的な意見を述べてみました。

世間には色々な考えがあって、色々な夫婦の形があります。

ですが、最終的にはお互いの思いやりが1番大切だと思います。

 

これを否定する人もいますが、結局は思いやりです。

理屈でどうこう、「不公平だ!云々!」

って言い合いしても良い結果にはなりませんし、もはやその時点で夫婦関係は破綻します。

 

どっちが家事をしろ、どっちが稼いでこい、どっちが育児しろ、

ではなく、お互いが思いやりを持って支え合うことが大切だと思います。

 

ふよぬけの全話については、Kindleアンリミテッドで1ヶ月無料で読むことができるので、全部読んでいない方はぜひ読んでみてください。

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