ドクターストーンに登場するあさぎりゲンは、人気キャラクターの一人であり、主人公・千空を要所要所でサポートする名脇役でもあります。
しかしゲンに対しては、物語の黒幕ポジションなのでは?という予想を立てる読者もいます。
そこでこの記事では、あさぎりゲンのプロフィールと、黒幕説について詳しく解説します。
もくじ:好きなところに飛べます
ドクターストーンのあさぎりゲンのプロフィール
人気のメンタリスト
Dr.STONEは金狼がけっこう好きだけど、あさぎりゲンも捨てがたい pic.twitter.com/H03OAfOrxO
— うしお (@ushiorx) July 19, 2018
あさぎりゲンの年齢は19歳。 身長は175センチ、体重は61キロ。
黒と灰色が半分ずつ混ざった髪と、抜け目のなさそうな鋭い瞳が印象的です。
誰に対してもなれなれしい喋り方で、「ジーマー」「ゴイスー」「バイヤー」などと一昔前のテレビ業界関係者のような言葉が口癖です。
なお、あさぎりゲンというのはペンネーム(芸名)らしく、本名は「浅霧 幻」という漢字をあてるようです。
物語が開始した2019年時点のゲンは、「メンタリスト」という肩書きでテレビ番組に出演したり、心理関係の本を出版したりしていました。
メンタリストという肩書きの詳細は不明ですが、心理テストやマジックを駆使して人々を楽しませる芸能人のような仕事をしていたようです。
当時、ゲンの出版した心理テストの本を読んだ千空は、内容を酷評していましたが、ゲン自身の人間心理に関する理解力は本物です。
ゲンは手品の技術の他に声帯模写の技術も会得しており、不完全ながら女性の声を真似ることも可能です。
司王国から科学王国への転身
2019年、謎の石化光線が地球を覆い、人類の大半が石化してしまいました。わずかに生き残った人類に文明を維持する力は残っておらず、人類の生活は石器時代レベルまで低下してしまいます。
しかし約3700年が経過した時点で自力で石化を解いた少年・石神千空は、持ち前の科学技術を活かし、石化の復活液を開発して、全人類をよみがえらせると共に文明の復興を目指します。
これに反対したのが、文明社会を憎んでいた格闘家・獅子王司でした。司は千空に瀕死の重傷を与えた後、若者だけを構成員にした司帝国を築きます。当初、ゲンはこの司帝国の一員でした。
しばらく経って、千空が生存しているのではないかと疑った司は、千空が暮らしている生き残り人類たちの村へゲンをスパイとして送り込みます。
千空を発見したゲンでしたが、千空が科学知識を駆使して村を発展させていく光景を目の当たりにして、千空が生きていることを司に隠します。
その後、千空の生存が知れ渡った時点でゲンは司と袂を分かち、千空率いる科学王国へ参加するのでした。
それからのゲンは、科学王国のブレーン的存在として活躍します。
主人公である千空や、後に仲間になる司も知力に恵まれてはいますが、少々浮き世離れしたところがあり、凡人や群衆の気持ちが理解できない側面も見られます。
一般人の心理を理解できるゲンは、そうした弱点を補うために欠かせない人材なのです。
またゲンは一般人寄りのメンタルをしているため、シナリオ上のリアクション担当としても目立っています。
ゲンはいいやつなのか?
すぐれた洞察力と、マジックやパフォーマンスで他人に働きかける才能を持っていたゲンですが、文明が崩壊する2019年以前は、その力を充分に発揮しているとはいえない状態でした。
彼の執筆した心理学テストの本を千空が評価していないところから考えると、自分の知識やノウハウを仕事に注ぎ込むことはせず、いい加減な仕事でお金を稼いでいた様子です。
極端な言い方をすると、ゲンは文明社会ではあまり誠実な生き方をしていなかった人間ということになります。
しかしゲンがひねくれた性格なのかと言うと、以外に素直な側面も持っています。
彼が千空の見方をするターニングポイントになったと思われる出来事は、千空が電灯を作り出して闇に包まれていた3700年後の夜に光を取り戻したことでした。
文明世界に生きていたゲンは、崩壊した世界で一歩一歩科学を復興させて行く千空に惹かれたのです。
また「文明が復活したらコーラが飲みたい」と語っていたゲンの言葉を覚えていた千空は、別の用途のために炭酸を作ったとき、ゲンのためにコーラを用意してあげました。
そのときのゲンは感激してコーラを飲み干しています。
あさぎりゲンのコスしてコーラ一気飲みしたい pic.twitter.com/wrAjuIwdRH
— 檸檬🍋宿命の子 (@lemonjuicedisco) August 25, 2019
駆け引きや策略を得意とするゲンですが、人の思いやりに感じ入る部分もあるのです。
ゲンは味方で仲間なのか?
畑違いで申し訳ないんですが今週の金曜日のアニメDr.STONE、8割のオタクは大好きであろう
あさぎりゲンという男が出てくるので見てくださいね
ペラペラ日和見ポジかと思いきや…?みたいなかわいいヤツなんで… ニコ動で村編のコメント見たらコイツの立場何となくわかる pic.twitter.com/3sUyPb01Ju
— うどん里 (@burningrindo) August 28, 2019
千空の仲間になった後のゲンは、自分の才能を出し惜しみすることなく千空やその仲間たちに貢献しています。仲間たちが絶体絶命の危機に陥った場合など、命を賭けて敵対勢力との交渉役を引き受けたくらいです。
この変化ですが、千空をはじめとする仲間たちがゲンの才能を評価してくれているからだと思われます。
おそらく文明崩壊前の世界で、ゲンは「ちょっと知的で面白いテレビタレント」程度の扱いだったのでしょう。
しかし文明を復興させるために人心を一つにする必要がある状況では、人間の心理を見抜き、誘導することができる才能は、より有用で貴重なものになります。
自分の才能を発揮できる時代になり、仲間も認めてくれるからこそ、ゲンはまじめに働くつもりになったのでしょう。
自分の能力を評価する仲間と、一致する目的がある限り、ゲンが敵に回る可能性は少ないように思われます。
ゲンが黒幕の可能性を考察!
声帯模写が伏線?
初登場の頃からおおむね千空に対して好意的な態度をとっていたゲンですが、彼こそが物語の黒幕ではないかという説を唱える読者もいます。
その理由は、人類石化現象の黒幕であるとされる『ホワイマン』という謎の存在が、他人の声をコピーしているからです。
物語の中で千空たちは石化光線の発生装置を入手するのですが、その直後に無線を通じて謎の存在がコンタクトをとってきました。
それまでは「WHY」とだけメッセージを送ってきていたことからホワイマンと呼ばれていたこの存在は、このとき、音声を使って石化装置を起動させ、千空たちを石に変えようと試みたのです。
無線に乗ったその声は、千空の声と同じものでした。ホワイマンはなんらかの方法で、千空の声をコピーしていたのです。
そして登場人物の中に、ホワイマンと同じように他人の声を模写できる人間がいます。それがゲンです。
以前、ゲンは司帝国に情報戦を仕掛ける際に、自分が声帯模写を使えることを明かしたのですが、この特技はそれほど活かされずに終わりました。
この特技の描写がゲン=ホワイマン説の伏線に違いないと考察している読者もいるのです。
ゲン=ホワイマンではない?
ただし声帯模写を根拠にゲンが黒幕だと断定するのは根拠が薄い、という意見もあります。
ホワイマンが千空の声でコンタクトをとってきたとき、この声を聞いた一人である右京は、すぐれた聴覚を持つ人物でした。
右京はホワイマンの声を「完全に千空と同じ」だと断定しています。つまりホワイマンは声帯模写というレベルではなく、千空の声を解析して完全にコピーしているのです。
一方、ゲンの声帯模写は完璧というレベルではない様子なので、ホワイマンとは声をコピーする方法が違うことになります。
そのため、声帯模写だけを根拠にしたゲン=ホワイマン説は成り立たないように思われるのです。
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まとめ
- あさぎりゲンは文明崩壊前の世界で、テレビ出演や、執筆活動に勤しんでいたメンタリスト
- 元々は主人公・千空と敵対していた司帝国のメンバーだったが、千空に感化されて味方になった
- 人間の心理に通じていることから様々な場面で千空たちをサポートしてくれる重要キャラクター
- 性格はひねくれているようで、自分を評価してくれる相手の気持ちに応える感激屋の側面も持っている
- 物語の黒幕・ホワイマンと同じように他人の声をコピーできることから、黒幕の正体だと推測されることもある
あさぎりゲンは初登場以降、様々な場面でまんべんなく活躍が見られる人気キャラクターです。
2021年1月から放送が開始されたアニメ第2期でも活躍します。これからも、アニメの放送が楽しみですね。