週刊少年ジャンプで好評連載中のマンガ、「チェンソーマン」で重要な役割を果たしているキャラクター、ポチタ。
主人公・デンジに心臓を与えることで変身する力を授けた恩人でしたが、その過去や正体には謎が残っています。このコラムでは、ポチタの正体やデンジとの関わりについて説明します。
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チェンソーマンのポチタの正体は何者?
このポチタ可愛い過ぎる pic.twitter.com/KjxgFJAStK
— おつきち (@BLUEGREEN4812) June 4, 2020
ポチタはチェーンソーと四本足の動物が合体したような姿で、大きさは子犬くらいです。
この状態では言葉を発することはできませんでしたが、デンジに心臓を与えてからは心の中で何度かデンジに語りかけており、人間と同様の知能を持っているようです。
ポチタはチェンソーの悪魔?
ポチタから授かった心臓の力で変身能力を手に入れたデンジ。
彼の変身後の姿は頭や体のあちこちからチェンソーの刃が突き出た形でした。
その後、デンジがチェンソーの悪魔の心臓を求める悪魔たちに狙われることになった流れからも、ポチタ=チェンソーの悪魔であるように思われます。
ポチタ=チェンソーの悪魔はフェイク?
しかしながら、この解釈には疑問もあります。
実は悪魔やその関係者がポチタを見て「チェンソーの悪魔だ」と発言しているシーンは一度もありません。
ポチタはチェンソーの悪魔ではなく、何かの事情で本物のチェンソーの悪魔から心臓を預かっていたという可能性もゼロではないのです。
あるいはポチタはチェンソーの悪魔そのものではなく、悪魔の心臓だけが意志を持った存在なのかもしれません。つるんとしたポチタのフォルムは、内臓に似ているような気もします。
ポチタとデンジの関係は?
ポチタとデンジの出会い
連載第1話で、ポチタは負傷して倒れているところを少年時代のデンジに拾われました。
その後数年間、デビルハンターを生業にしていたデンジと暮らしていましたが、デンジと共にゾンビの悪魔に殺された際、ポチタはデンジに自分の心臓を与えて彼を蘇生させました。
ポチタとデンジの契約
そのときポチタは、自分はデンジが夢を語るのが好きだった、これからもデンジの夢を見せてほしい、と語っています。
これは単なる約束ではなく、契約です。この作品の中では悪魔の力を借りるために契約を結ぶという光景がしばしば観られ、契約は強い力を持っています。
ポチタは夢を見せてもらうことを条件にして、デンジに心臓を与えたと解釈することもできます。
ポチタはどうして負傷していたのか?
ここで気になるのは、ポチタとデンジが出会った経緯です。
デンジが見つけた時点で負傷していたポチタですが、腹部に銃創のような傷がありました。
チェンソーマンの物語では世界中に甚大な被害を及ぼした『銃の悪魔』が最大の敵ということになっています。
後に銃の悪魔も心臓を捜し求めているので、このときポチタに深手を与えたのは銃の悪魔だったかもしれません。
デンジが見るポチタの夢の意味を考察
ポチタの夢
ポチタから心臓をもらって以降、デンジは何度もポチタの夢を見ています。(目覚めると忘れてしまうようですが)
厳重に戸締まりされた扉の奥からポチタの声がするけれど、先に進むことはできず、ポチタからもこの先には来るなと言われて終わる夢です。
ポチタには隠された顔がある?
この夢にはどんな意味があるのでしょうか。
デンジに会おうとしない扉の向こう側のポチタはデンジが知っている姿とは別物になっているのかもしれません。
夢は単なる夢ではなく、デンジの中のストッパーのような意味を持っているのかもしれません。
ポチタの警告を無視してデンジが扉を開いてしまった場合、パワーアップすることができる代わりに、精神状態が変化してしまうようなデメリットがもたらされるのではないでしょうか。
ポチタは過去に何があったのか?
地獄とチェンソー
チェンソーの悪魔の役割について、第53話で天使の悪魔が重要な事実を語っています。
天使の悪魔によると、悪魔は完全に消滅するということがなく、誰かが存在を覚えていれば地獄で復活できるそうです。
地獄で死んだ悪魔は現世で、現世で死んだ悪魔は地獄で蘇るというサイクルを繰り返しているようですが、悪魔は地獄にいた頃の記憶を残していません。
ただ、地獄で死ぬ寸前にエンジンを吹かすような音がしたのをどの悪魔も覚えており、それは変身したデンジのチェンソーがエンジンを吹かす音と似ているそうです。
チェンソーの悪魔の心臓が求められる理由
この話から推測できるのは、チェンソーの悪魔が地獄から悪魔を現世に送り出すような役割を果たしているということ。
しかしそのチェンソーの悪魔の心臓は現世に来ています。
ポチタは何らかの理由で悪魔を現世に来させたくないと考えており、そのために現世へやってきたとも考えられます。
すると現在、地獄にいる悪魔は現世に移動することができず、現世へ出るために(現世にいる悪魔は仲間を地獄から呼ぶために)心臓を求めているのではないでしょうか。
先に推測したようにポチタがチェンソーの悪魔の心臓部分だったとすると、地獄にいるチェンソーの悪魔本体がポチタを探しているのかもしれません。
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まとめ
- ポチタの正体はチェンソーの悪魔説が有力。ただし悪魔本人ではなく、関係者やその一部の可能性アリ
- ポチタはチェンソーの悪魔の心臓を与えることでデンジに力を与えた
- ポチタはデンジも知らない隠れた側面を持っているかもしれない
- チェーンソーの悪魔は悪魔を地獄から現世へ移動させる役割を担っているらしく、そのために大勢の悪魔がデンジを狙っている
71話で世の中には知らなくていいこともあるのだと学習したデンジは、夢の中で扉の先へ進むことを止めてしまいます。それでも、近いうちにポチタの本当の姿を知ることになるのかもしれません。