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ビースターズ完結の理由はなぜ?打ち切りの可能性や続編についても考察

ビースターズ完結の理由はなぜ?打ち切りの可能性や続編についても考察
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2021年1月からアニメ2期の放映が決定しているビースターズ。
動物が人間のような生活を営んでいる世界で、自分のアイデンティティーに悩んでいるハイイロオオカミの少年、レゴシを主人公にした社会派ファンタジーです。

原作は週刊少年チャンピオン連載の人気コミックでしたが、連載はすでに2020年で終了しています。

この連載完結について、「終わり方が唐突」「何かの事情で打ち切りになってしまったのではないか」という推測をしている読者もいるようです。

そこでこの記事では、打ち切りの真偽や、物語終盤の展開、そして続編が執筆される可能性について考察して行きます。

 

ビースターズ完結の理由はなぜ?

ビースターズが完結した理由についてですが、単純に「物語の中で書くべき事柄が無くなったから」という理由だと思われます。

マンガや小説には、物語の中で語りたいテーマがあるものと、そうでないものがあります。
ビースターズの場合は間違いなく前者です。

この物語は、草食獣と肉食獣が人間のような生活を送りながら共存しているという設定です。
しかし共存といってもその裏には緊張感をはらんでいます。

草食獣は、自分たちが『食べられる側』であったことにコンプレックスや恐怖を感じており、肉食獣の方でも、食肉の衝動を抱えながら、自分が友人や知り合いを襲ってしまうのではないかという不安に包まれています。

そんな社会の中で、肉食のハイイロオオカミでありながら草食のウサギ・ハルを好きになってしまったレゴシは、自分の出自や本能に苦しみながら、それでも自分が何をするべきか、どうすることを自分が望んでいるかを思い悩み、答えを出そうとします。

このテーマは、少なくともレゴシや物語の重要人物であるルイ、ハルの周辺を見る限り、どのキャラクターもある程度自分なりの答えを見つけ出しているか、その近くまで来ているように見えます。

そのため、これ以上描くことがなくなったのではないでしょうか。

なくなったというより、正確には「描き切った」と言うべきかもしれません。物語として、きちんと終わりを迎えたということでしょう。

ビースターズの連載終了は打ち切り?

ビースターズの連載終了は思ったよりも早い時期だったように読者から思われたため、
何かの理由があって打ち切りになってしまったのではないか、という推測をしている読者もいるようです。

これはこの作品が人気作品であるためだと思われます。
人気のない作品なら、中途半端に見える時期で終わっても、誰も気に留めないからです。

ただ連載マンガ、とくに週刊誌に連載しているマンガにとって、読者の誰もが納得できるようなタイミングで連載終了するのは非常に難しいことなのです。

連載をやめると連載陣に穴が空きますから、やめると決めて次の週を最終回にできるわけではありません。

人気作品なら、何話先を最終回にするとスケジュールを決めることも可能でしょうが、最終回までの間に追加したいエピソードを思いつくこともあるでしょうし、なかなか計画通りにはいかないものです。

そのため、マンガの最終回というものは、人気作品ほど、「もうちょっとこのキャラクターについて語ってほしかった」「もっとエピローグを長くしてほしかった」等と物足りなさを感じさせる場合も多いのです。

多くのマンガの完結巻で、書下ろしが追加されているのもそういう理由によるものなのでしょう。

ビースターズの続編の可能性は?

ビースターズは主人公、レゴシを中心に進行していた物語です。

しかしレゴシが抱えているコンプレックスや問題は、彼一人だけのものではなく、
草食人類と肉食人類が共存している物語の舞台全般に関わってくる問題です。

食殺事件の犯人やレゴシがそうだったように、草食獣と肉食獣のハーフが感じる苦悩などは、
この世界に住む他のキャラクターも無縁ではないはずです。

そう考えると、この物語の世界観を使って別の作品を書くことは可能でしょうし、書かれるべきだと思われます。

ただ、レゴシたちを中心にした物語はある程度書き切ってしまったようにも思われるので、新作があるなら、別のキャラクターを登場人物にした物語になるかもしれません。

ビースターズ完結内容のネタバレ

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食殺事件

肉食獣と草食獣が共存している世界。肉食獣が草食獣を襲い、食物として摂取する食殺事件が発生したため、種族の間で緊張した空気が流れていました。

肉食獣であるにも関わらず、草食獣のウサギ・ハルを好きになってしまった高校生・レゴシは、彼女が優秀な草食獣であるルイを好きだったことを知ったため、身を引こうとしますが、そんなときハルが食肉を扱っている闇組織に誘拐されてしまいます。

傷だらけになりながらハルを助け出したレゴシは、自分の牙や爪は彼女のためにあるのだと考えるようになります。

しかしレゴシとハルを守るために闇組織のリーダーを殺したルイは、代償として組織に取り込まれてしまい、レゴシたちの前から姿を消すのでした。

その後、成り行きから食殺犯探しに参加することになったレゴシは、犯人が同じ演劇部に所属するヒグマのリズであることを知ります。

相手を捕食する行為こそが真の友情の証明なのだと歪んだ解釈を語るリズと戦うレゴシ。

苦境に陥ったレゴシの前に現れたのは、闇組織を抜け出してきたルイでした。

食肉を行ったため肉体が強化されているリズに対抗するため、ルイはレゴシに自分の足を分け与えます。

本当の信頼の元に成り立っている食肉を目の当りにしたリズは、自分の過ちを認め、負けを宣言するのでした。

レゴシの出自

肉食獣が草食獣を捕食する行為は禁忌とされているため、合意の上とはいえルイの肉を食べたレゴシは、罰則として草食獣との結婚を禁じられてしまいます。

自分の生き方を模索するため高校を退学することを決めたレゴシは、アルバイトに勤しみながら社会の中で、様々な事情を持つ動物たちと関わっていくのでした。

そんなレゴシの存在に、『壮獣ビースター』のヤフヤが興味を抱きます。

ビースターとは獣世界の支配者で、各学園から選出された優秀な『青獣ビースター』の中からさらに選抜される社会の導き手です。実はヤフヤは、レゴシの祖父、ゴーシャと旧知の間柄でした。

コモドオオトカゲのゴーシャもビースター候補になっていたほど有能な人材だったのですが、法的に認められていなかったハイイロオオカミと恋に落ちたため、ビースターの道を断念していたのです。

レゴシの母はコモドオオトカゲとハイイロオオカミの異種族婚の結果生まれた子供であり、身体に鱗が現れ始めたことを嫌悪して、美しいハイイロオオカミと関係を持った後にレゴシを生みましたが、レゴシが12歳のときに自殺していたのでした。

レゴシとメロン

その後レゴシは、ルイが足抜けした後の闇社会で支配者になっていたヒョウとガゼルのハーフ、メロンを知ることになります。

レゴシは自分と同じような出自を持つメロンに積極的に関わろうとしますが、草食獣と肉食獣の間に生まれたことで精神的・身体的に苦しんでいたメロンは、逆にレゴシを嫌悪し、彼に銃弾を浴びせたのでした。

急死に一生を得たレゴシは、死の淵で自殺した母と再開します。回復したレゴシに、メロンを捕まえてくれたなら食肉のペナルティを消してやる、と持ちかけるヤフヤ。ヤフヤの正義、自分とメロンの違いなどに想いを馳せながら、メロンを倒せるくらいの力を付けようと苦闘を重ねるレゴシ。そんな折、彼を心配した訪ねてきたハルと、レゴシは初めてのキスを交わします。

とうとう開始されたレゴシとメロンの最終決戦。壮絶な戦いが繰り広げられている一方で、表世界に復帰したルイは、草食獣と肉食獣の関係についての演説を行います。

草食獣・肉食獣双方の欺瞞を暴く演説の結果、両者の距離はほんの少しだけ近付いたのでした。ルイや彼に感化された人々も、草食獣と肉食獣の隔たりの被害者とも言えるレゴシ・メロンの戦いを固唾を呑んで見守ります。

悪態をついて自殺を図るメロンは最後にヤフヤを道連れにしようとしますが、失敗してしまいます。

少しだけマシになった世界で、レゴシたちは日常に戻りながらも新しい道を歩みはじめていました。

ルイはかってレゴシに恋をしていたハイイロオオカミのジュノに愛情を感じ始めていましたが、自分が思い描く未来のために、政略結婚を優先して、彼女のことを諦めます。

一方のレゴシは、ハルとデートしながら、プロポーズしようとタイミングを測っているうちに、ハルからプロポーズされて面食らってしまいます。

あなたと一生異種族交流したいです、とプロポーズを返すレゴシ。ハルはレゴシに抱きつきます。
肉食衝動が暴走したと勘違いして近付いてきた警官に対して、ハルは、自分たちは付き合っていますから、と笑うのでした。

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ゴマくん
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まとめ

  1. ビースターズ完結の理由は、物語の主要なテーマを描き切ったため
  2. 終了が突然だったので打ち切りの噂が囁かれているが、終了時の描写が物足りなく感じられてしまうのは人気連載の宿命
  3. しっかりとした世界観を作った作品なので、続編が描かれる可能性はある。ただし主人公は変わるかもしれない

ビースターズは全196話という長期連載で終了したため、全エピソードをアニメ化するためには4期・5期まで必要になるかもしれません。

2期の反響が多かった場合、全編を映像化することもあり得ると思われます。とりあえずは1月から始まる2期を楽しみにしていましょう!

Thank you

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