『ハリー・ポッター』シリーズで登場する、ニンファドーラ・トンクス。
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』から登場していますが、謎のプリンスから、ルーピンと交際しているような雰囲気になっています。
今回の記事では、トンクスとルーピンの関係や、トンクスの七変化の能力、その後などについて解説していきます!
もくじ:好きなところに飛べます
トンクスの基本情報
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生年月日 | 1972年か1973年 |
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血統 | 半純血 |
所属 | 魔法省/闇祓い |
出身 | ホグワーツ/ハッフルパフ寮 |
守護霊 | うさぎ→狼 |
ニンファドーラ・トンクスは、半純血の魔女。
父親がエドワード・テッド・トンクスというマグル生まれの魔法使いで、母親はアンドロメダ・トンクスという純血の魔女。
母親のアンドロメダは、旧姓がブラックで、マルフォイの母親であるナルシッサ・マルフォイや、ベラトリックス・レストレンジの姉妹で、シリウス・ブラックのいとこに当たる人物です。
しかし、アンドロメダは、マグル生まれのテッドと結婚するにあたり、ブラック家を破門され、ブラック家にあるファミリー・ツリーから焼き消されてしまいます。
そのため、ブラック家のファミリー・ツリーには、トンクスの名前はありませんでした。
ニンファドーラの名前の由来
ちなみに、トンクスのファーストネームである『ニンファドーラ』は、ギリシア神話に出てくる水の精、ニンフからとったもの。
そのため、トンクスはファーストネームで呼ばれることを嫌っていました。
七変化の能力
また、トンクスには生まれつき七変化の能力があり、赤ちゃんの頃は毎日髪の毛の色が変わっていたのだそう。
七変化の能力について詳しい解説はされていませんが、アニメーガスのように動物に変身するのとは違い、髪色を自在に変えたり、顔立ちを変えて他人に変装することができるような能力だと思われます。
ハリーがトンクスに、七変化を習得する方法はないのかと聞いた時、生まれつきのもので、習得するものではないし、普通の魔法使いが変装や変身をする場合には、杖や薬が必要と答えているので、七変化は生まれつきの能力で、杖なしでも変化することができるのだと思います。
ルーピンとトンクスの関係はいつから?
トンクスは、ルーピンと一緒に騎士団の任務を行ううちに、恋心を抱くようになります。
ルーピンとトンクスが2人で任務に当たっているときに、トンクスがシリウスのことを
「アズカバンに入っていたとは思えないくらいハンサムだ」
と話題に上げると、ルーピンは不機嫌になり、
「女にモテるのはいつもあいつだ」
と言い出します。
それを聞いたトンクスは怒り出し、
「私が誰に惚れてるのか、あんたにはわかるはず。そんなふうに自分を憐んでばかりいなければね」
と返しています。
ルーピンはこの時、初めてトンクスの気持ちに気づいたのです。
素直になれないルーピン
しかし、ルーピンはトンクスの思惑とは全く正反対の行動を取るようになってしまいます。
ルーピンはトンクスに好意を寄せていたものの、トンクスと一緒になり、ましてや子供などできれば、子供に狼人間の性質が遺伝してしまうのではないか、と懸念していたのです。
そのためルーピンは、あえてトンクスと2人の任務を避け、さらには危険な任務ばかりを志願するようになります。
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の時には、狼人間をダンブルドア側の陣営に引き込むべく、説得工作にかかるため、狼人間たちの集団で生活することを選択します。
この時期のトンクスは、これまでのはつらつとした性格ではなく、いつも気が沈み、人との関わりを避けているようでした。
ハーマイオニーいわく、トンクスの七変化の能力は、ストレスやショックによっていつも通り姿形を変えることができなくなるのだそう。
守護霊の変化
さらに、トンクスの守護霊はもともとウサギでしたが、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の時から、大きな四足の生き物に変化しています。
ハリーは初め、トンクスがシリウスのことを愛していて、亡くなったショックでシリウスのアニメーガスだった犬に変化したのだと考えていましたが、トンクスの守護霊は、ルーピンへの愛から、狼に変わっていたのです。
スネイプはトンクスの守護霊を見た時、
「君の新しい守護霊は興味深い」
「昔の方がいいように思う」
「新しいやつは弱々しく見える」
と発言しています。
トンクスがこのように元気がなかったのは、先ほどの通り、ルーピンがトンクスを避け、自滅的な振る舞いをするようになったためです。
トンクスはホグズミードでの警護の仕事を放棄して、狼人間に襲われた少年に関する情報を訪ねようと、ホグワーツにダンブルドアを訪ねに来た場面もありました。
『謎のプリンス』の最後に婚約
トンクスはロンの母親であるモリーに、恋愛相談をする場面もあり、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の時には、ロンの家の長男であるビルが、三校対抗試合でボーバトン代表として出場したフラーとの婚約を発表した時期だったため、モリーはトンクスとビルをくっつけようと躍起になっていました。
しかし、その後ダンブルドアが殺され、ホグワーツ内でデスイーターと騎士団の戦いになった際、ビルは狼人間に噛まれ、顔に大きな怪我を負います。
この時、フラーが堂々と、傷を負ってもビルのことを愛しているのには変わらない、と発言したことから、トンクスもみんなの前で、ルーピンへの気持ちを伝えます。
ルーピンは初め、自分は歳を取りすぎているし、トンクスにはもっと若くてふさわしい人がいると言いますが、トンクスの熱意に折れ、ルーピンも自分の気持ちを認めます。
その後、ハリー移動作戦の直前に、2人はスコットランドの北部でささやかな結婚式を挙げました。
『ハリー・ポッターと死の秘宝』の原作にて、ハリー移動作戦の際には、ハリーに左手を振って指輪を見せる場面があります。
トンクスとルーピンの子供
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結婚から数週間で、トンクスが身ごもっていることがわかります。
本来喜ばしいことですが、ルーピンはこの時、狼人間の性質が遺伝するのではないか、と気が気ではありませんでした。
ルーピンは自責の念に苛まれ、耐えきれずにトンクスを置いて家を飛び出してしまいます。
ちなみに狼人間の性質が遺伝することはないと、のちに作者が語っているため、これはルーピンの思い過ごしでした。
ハリーがルーピンにブチギレ
その後ルーピンは、グリモールド・プレイスに隠れていたハリーたちの元へ向かい、ハリーたちの旅に同行させてほしいと頼みます。
この時ハーマイオニーがトンクスはどうなるのか、と聞くと、トンクスが妊娠していて、実家で安全に過ごしているし、自分が父親になるべきではなかったと言い出します。
しかしハリーは、子供を身ごもったトンクスを置いてくるなんて、あまりにも身勝手で無責任だ父親になる覚悟ができないなんて腰抜けだと叱責します。
ハリーに叱責された直後はカッとなってしまったルーピンでしたが、その後冷静になり、トンクスの元に帰ります。
ホグワーツの戦いの直前に息子が誕生
そして、トンクスが無事に出産するまで騎士団としての活動は控え、子供の誕生を待望していました。
ルーピンとトンクスの間には、息子が生まれ、狼人間の性質が遺伝することはなく、代わりにトンクスの七変化の能力が遺伝していました。
息子には、人攫いに捕まり、殺されてしまったトンクスの父:エドワード・テッド・トンクスの名前をとり、ティディと名付け、ロンの兄のビルとフラーが暮らす『貝殻の家』に隠れていた際に、出産を報告する場面があります。
その時、ルーピンはハリーにティディの後見人になってほしいと頼み、ハリーがティディの後見人となります。
トンクスのその後
トンクスはその後、息子を母親に預け、夫と共にホグワーツの戦いに参加しています。
しかし、途中でルーピンがアントニン・ドロホフと戦ったまま戻ってこないと告げられると、トンクスはルーピンを探しに行きます。
おそらくその途中でベラトリックス・レストレンジに出会い、そこでベラトリックスに殺害されてしまいます。
ハリー移動作戦の時にもベラトリックスに執拗に狙われていましたが、ベラトリックスはトンクスの伯母に当たる存在。
純血主義のベラトリックスにとって、マグル生まれの父親を持ち、人狼と結婚したトンクスは抹消したい存在だったのかもしれません。
その後、モリーがトンクスの遺体をホールに運び、アントニン・ドロホフに殺されたルーピンと隣同士に並べられました。
モリーはこの後、ベラトリックスを殺し、トンクスの仇をとっています。
トンクスとルーピンの息子であるティディは、トンクスの母親であるアンドロメダによって育てられ、後見人であるハリーは、ティディを頻繁に夕食に招いているようです。
また、その後ビルとフラーの娘であるビクトワールと交際していることが明らかにされています。
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まとめ
- トンクスは元々魔法賞の闇祓いとして働いていた
- 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』でヴォルデモートが復活した後に不死鳥の騎士団に加入した
- トンクスがルーピンに恋をしたのは、不死鳥の騎士団の活動を一緒にしていたから
- トンクスとルーピンはその後結婚し、ティディという息子をもうけた
- トンクスとルーピンは、ホグワーツの戦いで死亡してしまう