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過去に火災が起きた世界遺産と歴史的建造物まとめ!その後の復旧修復と再建も

世界遺産 火災 過去

フランスのノートルダム大聖堂で大規模な火災がありましたね。

世界遺産の火災と聞くと、もう復旧できないのではないか?歴史が絶たれてしまうのではないか?と言う懸念がされますが、実は過去にも世界遺産では数々の火災が起きています。

今回は、過去に火災が起きた世界遺産や歴史的建造物と、その後の復旧や修復についてまとめてみました。

過去に火災が起きた世界遺産はどこ?

ノートルダム大聖堂の火災は非常にショッキングなニュースでしたが、実は過去に火災が起きた世界遺産は他にも存在します。

過去に火災が起きた世界遺産について、順不同で紹介していきます。

ケニア山(アフリカ)

 

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  • 2019年2月23日 火災発生
  • 火災原因:不明

アフリカにあるケニア山は、世界遺産に登録されていましたが、今年の2月に火災が発生。

大規模な山火事へと発展し、800平方Kmも焼けてしまいました。

ケニア山は、アフリカ・タンザニアにあるキリマンジャロの次に高い山で、美しい緑が生い茂っていましたが、無残にも焼けてしまい、消火活動は3月まで行われました。

火災の原因は明らかにされていません。

河回村(韓国)

 

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  • 2014年1月14日 火災発生
  • 火災原因:ゴミ・タバコの吸い殻

韓国にある河回村(ハフェマウル)は、韓国の伝統的な村民住居などが立ち並ぶ村で、村全体が世界遺産に認定されています。

しかし、2014年1月に火災が発生。

火元はゴミ箱と言われており、付近にはタバコの吸い殻などが捨てられていることから、タバコの火種が出火原因とされています。

原因となったゴミ箱付近は観光客の出入り口となっていて、観光客が吸ったタバコが火災の原因になったと考えられています。

トゥルナン寺/ジョカン寺(中国・チベット)

 

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  • 2018年2月17日 火災発生
  • 火災原因:不明

中国のチベット自治区ラサの仏教寺院『トゥルナン寺』でも大規模な火災が発生しています。

幸い火はすぐに消し止められました。

火災当時、14日〜16日までは観光客に開放されていましたが、火災発生時の17日には閉鎖されており、火災原因は中国当局により明らかにされていません。

さらに、中国当局により、火災について報道した人たちが脅されているという情報もあり、中国では報道規制をかけているようです。

バルパライソ(チリ)

 

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  • 2017年1月2日 火災発生
  • 火災原因:不明

南米チリのバルパライソでも火災が発生しています。

チリのバルパライソは、風光明媚な光景から、街全体が世界遺産として登録されています。

バルパライソでは山火事が発生し、19人もの負傷者が発生。

森林地帯では50ヘクタールもの面積が焼けてしまいました。

サン・セバスチャン協会(ペルー)

  • 2016年9月16日 火災発生
  • 火災原因:電気回路のショート

南米・ペルーのクスコ市にあるサン・セバスチャン教会でも、過去に火災が発生しています。

クスコ市はインカ帝国時代の古都であり、サン・セバスチャン教会の中には絵画や彫刻などの重要な文化財も保管されていました。

火事は16日中に消し止められましたが、天井部分の80%と廊下部分の60%が火災により損傷。

火災の原因は電気回路のショートと見られています。

金閣寺(日本)

 

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  • 火災発生 1950年7月2日
  • 火災原因:放火

日本・京都にある金閣寺でも火災が発生しています。

金閣寺は言わずと知れた日本の文化財で、世界遺産にも登録されています。

驚きなのが、自然火災ではなく、金閣寺火災に至っては放火が原因だったということ。

当時大学生だった林承賢が放火し、放火後に行方不明となっていましたが、山中で自殺を図ろうとしていたところを発見され、一命を取り留めています。

放火の動機としては、自分自身が病弱であることや、吃音症を患っていたこと、実家の母からの過大な期待や、金閣寺の寺運営に対する矛盾点の不満などが挙げられています。

その後容疑者の母親は自殺し、林容疑者も服役中に病死しています。

ノルウェーフィヨルド群(ノルウェー)

  • 2014年1月18日 火災発生
  • 火災原因:住居から出火

ノルウェーにあるノルウェーフィヨルド群という、世界遺産登録地区内にある村でも火災が発生しています。

地域全体が世界遺産に登録されており、地域内の建物も史跡指定されていましたが、1件の民家から火災が発生し、当時は強風だったため、大規模な火災に発展。

火災発生翌日の19日午後にようやく鎮火しました。

世界遺産以外の歴史的建造物の火災

世界遺産で起きた火災についてまとめてみましたが、世界遺産には登録されていなくても、歴史的建造物で、国の重要文化財に認定されている建物や地域でも火災が起きています。

過去に起きた世界遺産以外の歴史的建造物の火災についてもまとめてみました。

ウィンザー城(イギリス)

 

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  • 1992年11月20日 火災発生
  • 火災原因 スポットライトから発火

イギリスにあるウィンザー城は、イギリス王室所有の城で、住居者がいる城としては世界最大の城と言われています。

さらに、ヨーロッパではもっとも古い王宮とされていて、長い歴史があります。

しかし、1992年に、女王の専用礼拝堂にあったスポットライトがカーテンに押し付けられていたことから発火し、カーテンに引火。

火はみるみる燃え広がり、9時間以上燃えた末に鎮火されましたが、消防士が犠牲になるなど、かなり大規模な火災に発展しました。

ブラジル国立博物館(ブラジル・リオデジャネイロ)

 

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  • 2018年9月2日 火災発生
  • 火災原因:不明

ブラジル・リオデジャネイロにあるブラジル国立博物館でも、2018年9月に火災が発生。

博物館の中には南米最古の人類の化石や、恐竜の化石、隕石などの替えのきかない重要な史跡が残されており、火災により焼失してしまいました。

さらに、建物自体もポルトガルの植民地時代に、ナポレオンから逃れるためにやってきた当時のポルトガルの王家が住んでいた邸宅であり、建物自体も歴史的な財産とされていました。

火災の原因は不明とされていますが、火災発生時、博物館の閉館後だったことは明らかになっています。

フェニーチェ劇場(イタリア・ベネチア)

 

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  • 1836年12月13日 火災発生
  • 火災原因:オーストリアストーブ
  • 1996年1月29日 火災発生(2度目)
  • 火災原因:電気工事業者による放火

イタリア・ベネチアにあるフェニーチェ劇場は、なんとこれまでに2度も火災に見舞われています。

オペラ座として有名なフェニーチェ劇場ですが、1度目の火災は1836年に、ストーブからの出火が原因で火災に発展。

鎮火まで3日を要しました。

さらに1996年には2度目の火災に見舞われますが、この時は修復工事を行なっていた電気工事業者が、違約金を支払うことになり、そのことが理由で放火したと言われています。

崇礼門/南大門(韓国)

 

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  • 2008年2月10日 火災発生
  • 火災原因:放火

韓国にある南大門(正式名称:崇礼門)も、2008年に放火による火災に見舞われています。

朝鮮王朝の太祖李成桂によって城門として1398年に創建された韓国で最も規模が大きな城門で、韓国に残る最も古い木造建築でした。

韓国では国宝1号に指定されており、韓国の象徴とされていただけに、多くの韓国民がショックを受けた放火事件です。

放火犯は、土地の保障をめぐる行政の対応に不満を持ったことを放火の動機として語っています。

火事で焼けた世界遺産の復旧や修復はどうなった?

火災に見舞われた世界遺産・歴史的建造物について解説しましたが、火災で焼けてしまった世界遺産・歴史的建造物の復旧や修復は、その後どのように進められたのでしょうか?

建物・場所別に解説していきます。

金閣寺(日本)の復旧・修復

1950年に放火により焼失してしまった金閣寺。

その後は事件から5年後の1955年に再建されています。

金閣は明治時代に大修理が施されており、その際に詳細な図面が作成されていたことから忠実に再現することができたそうです。

また、1950年の放火以前の金閣寺は、現在のように金箔には覆われておらず、金箔が剥げた状態だったそうです。

ウィンザー城(イギリス)の復旧・修復

1992年に事故による火災に見舞われたウィンザー城。

ウィンザー城は、その後1996年に第一段階の復旧を終えています。

修復にかかった費用は3650万ポンドで、日本円に換算すると50億円くらいでしょうか?(現在のレートで換算)

ウィンザー城修復に補填するために、バッキンガム宮殿を一般公開して復旧代金に補填したんだそうですよ。

ブラジル国立博物館(ブラジル)の復旧・修復

2018年と、最近火災に見舞われたブラジル国立博物館は、復旧・再建の目処は立っていません。

そもそも、ブラジルの不況や情勢の悪化により、ブラジル国立博物館の管理がずさんなものとなっていました。

管理が不十分だったことが原因で火災が発生したため、再建する金銭的余裕がないことは明らかです。

ブラジル国立博物館では、火災により焼失した史跡をオンライン上で復元するという取り組みを行っており、世界中から写真を集め、オンラインで配信するという計画を実行中だそうです。

フェニーチェ劇場(イタリア)の復旧・修復

1836年と1996年に2度も火災に見舞われたフェニーチェ劇場。

1836年の火災後はわずか1年で復旧しましたが、1996年の火災後は予算などの関係で復旧が進まず、2001年にようやく劇場として再開することができました。

再建に要した費用は9000万ユーロと言われていますが、劇場の中に関しては、火災前よりも機能面で劣るとも言われています。

9000万ユーロは、日本円で換算するとなんと100億円以上!!(現在のレートで換算)

放火は絶対にやめていただきたいですね。

まとめ

今回は、

  • 過去に火災が起きた世界遺産と歴史的建造物
  • 火災に見舞われた世界遺産と歴史的建造物の再建や復旧

について解説しました!

怖いものは、『地震雷火事親父』などと言われますが、やはり火災は恐ろしいですね。

火はあらゆるものを燃え尽くしてしまいます。

大切に保管されている文化財・史跡も、あっという間に炎に包まれて消えてしまいます。

放火はもちろんいけないことですし、タバコの吸い殻などの火種になる物には十分気をつけてほしいですね。

また、スプリンクラーの設置や火災報知器、そしてそれらの定期的なメンテナンスなど、火災が起きても対処できる体制を整えることも大切ですね。

歴史的建造物や世界遺産に限らず、皆さんのご自宅でも、火災には十分注意しましょう!

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