今回は、社会現象を巻き起こしたドラマ『14才の母』のその後はどうなった?『14才の母』のドラマは実話なの?出産後の結末や結婚した?
などについて解説していきたいと思います。
もくじ:好きなところに飛べます
『14才の母』のその後はどうなった?
2006年に放送されたドラマ『14才の母』
志田未来さん主演で、相手の恋人役を三浦春馬さんが演じ、一躍話題になりましたね。
14才の普通の女子中学生が妊娠すると言うショッキングなドラマで、さらに相手の男の子も15才の中学生。
命とは?母になるとは?家族とは?いろいろなことを考えさせられるドラマでした。
そんな『14才の母』ですが、
と気になる方も多いですよね。
ドラマでは出産したところまでしか放送されていませんが、実際に14才で出産した場合、その後はどうなってしまうのでしょうか?
『14才の母』のストーリーとラストの結末
まずは、ドラマのストーリーとラストの結末について簡単に紹介します。
名門私立中学校に通う女子中学生の一ノ瀬未希(志田未来)は、同じ塾に通う桐野智志(三浦春馬)と遊んでいると、不良グループに絡まれます。
未希と智志は不良グループから逃れるために夜の公園へ。
そして、2人はお互いの話をするうちに、男女関係になってしまいます。
2ヶ月が経ち、体調不良で体育の授業を見学していた未希。未希は生理が遅れていることに気が付いていました。
両親に打ち明けると、中絶を余儀なくされます。
未希が生まれた産婦人科へ連れて行く未希の母。
中絶手術を受けることになりますが、未希は手術の前に病院を飛び出します。
赤ちゃんを産むことに決めた未希。
両親は智志と智志の両親にも事実を伝えますが、取り合ってもらえません。
さらに、親友の恵に妊娠を打ち明けたところ、瞬く間に未希の妊娠が学校中に広まります。
近所からも好奇の目で見られ、未希の弟も学校でひどいイジメを受けるようになります。
そんな中、未希はお腹の痛みを訴え病院へ。
急遽出産することになりますが、生まれた赤ちゃんは低体重児。
さらに、14才の未熟な体での出産は未希へも負担になります。
無事に生まれた我が子に『そら』と言う名前をつけた未希。
そして、智志とは18歳になったら結婚すると約束します。
が、未希の両親も智志の母親も、「出産は許したけど交際は認めない」「人の気持ちは変わるもの。そのうち結婚どころではなくなる」と反対。
ラストは14才の母となった未希を追いかけていた週刊誌の記者・波多野(北村一輝)が未希の記事を書くところで終わります。
『14才の母』の出産後はどうなる?
『14才の母』のラストの結末は、未希が赤ちゃんを産んでハッピーエンド(?)で終了しました。
しかし、実際は生まれてきた子はどうなるの?智志と結婚できるの?と疑問に思いますよね。
ここからは完全に私の独断と偏見で語っていきますが、『14才の母』がその後どうなるのか?という予想をしていきたいと思います。
子育ては出産の100倍大変
『14才の母』のドラマでは、赤ちゃんを産んだところで終わってしまうんですね。
でも、ぶっちゃけ赤ちゃんを産むことより、子育ての方が100倍大変です。
確かに、14歳という若さで妊娠をして、出産をするということは、普通の大人以上に命の危険もあります。
でも、産むだけなら14歳だろうが20歳だろうが30歳だろうができるんですよ、女性なら。
大変なのはそこから子供を育てるということです。
赤ちゃん時代、出産して1年間はまともに眠れません。1時間おきに起きておっぱいをあげるお母さんもいます。
もう少し大きくなると、そこら中ハイハイしたり、歩いたり走ったりします。片時も目を離せません。
2歳くらいになるとイヤイヤ期で反抗的になります。癇癪を起こして泣きわめきます。
それでも、お母さんは赤ちゃん・子供の面倒を見ないといけないんです。投げ出したりできません。
それからどんどん成長して、中学生・高校生になります。もっとひどい反抗期を迎えます。
思春期で家出や非行を繰り返すかもしれません。
辛くても、苦しくても、自分の子供と向き合わないといけません。
14才で、そんな大変な子育てが出来るのか?
すごーく疑問です。
大人でも辛いです。
30歳になっても、40歳になっても、子育ては大変です。
14才で産んでいいことと言えば、体力があることくらい。
大人でも鬱になったり投げ出したくなったりすることがあるのに、14才の精神力で赤ちゃんを大人まで成長させることができるのか?
その点は難しいのではないかと思います。
偏見の目からは逃れられない
また、14才で出産することで、絶対に偏見の目が付きまといます。
妊娠中も、未希や弟、そして未希の両親も、かなりの偏見の目に晒されましたよね。
でも、出産すればもっとです。
どこへ行くにも、「あの子って・・・」と後ろ指を指されます。
それに、生まれてきた子供はどうでしょう?
小学生くらいになって、自分の母親が何歳で自分を生んだか、わかる時がきます。
周囲の子に嫌なことを言われるかもしれません。
「偏見はいけないこと」
なんて綺麗事なんです。
特に日本は自分と違うものを排除しよう・脅威だと思う人間が多いですから、少なくとも子供が高校を卒業するまでは偏見の目と付き合っていかないといけません。
私の友人でも、15歳、16歳で出産した子がいました。
それでも、周囲の大人たちからはひどい偏見の目で見られていました。ずっと近所やその子を知る人たちから噂もされます。
保育園・幼稚園・小学校に行っても、周りのお母さんと年齢が離れすぎていて話も合いません。ママ友もできません。
自分の子供に対して「〇〇ちゃん・〇〇くんと遊んじゃダメ」と言われるかもしれません。
大人だって、偏見の目で見られたり、あることないこと言われるのは辛いですよね。
14才の少女が偏見の目に耐えられるのか・・・
その部分をドラマとして描いてほしかったと思いますね。
教育やお金の問題
14才で出産するということは、高校に行けませんよね。
子供を育てながら高校に行くには、両親の協力が不可欠です。
でも、高校に通うということは、自分の子供を育てるためのお金を稼ぐことはできないということです。
赤ちゃんはお母さんを必要としています。朝から学校に行って、バイトをして、夜22時頃に帰ってくるなんていう、普通の高校生のような生活は到底送れません。
仮に高校に行くとしても、定時制の高校に通うか、普通に通学して夕方に帰ってきて赤ちゃんのお世話をする必要があります。
お友達とももちろん遊べません。
男の子とデートもできません。
お母さんにお休みはありません。
子供を育てながら高校を卒業するというのは、かなり難しいと思います。
でも、高校に行かないで中卒で子供を育てようと思っても、働く場所は限られます。
飲食店のホールスタッフとか、コンビニのアルバイトとか、そういったアルバイトしかできません。時給はせいぜい800円くらい。
1日8時間働いても、6400円にしかなりません。
1ヶ月22日くらい働いたとしても、約14万円ほどの給料。
そこから健康保険や年金も差し引かれます(20歳までは年金は引かれませんが)
雇用制度がきちんとしていなければ、国民健康保険を支払わなくてはいけません。
国民健康保険に入るなら、扶養制度が無いので赤ちゃんの分の保険料も支払う必要があります。手元にいくらも残りません。
保育園に預けるなら、無認可保育園なら保育料もかかります。
無認可の保育料であれば、収入に関係なく保育料が課せられるので、4〜8万円という高額なところもあります。
保育園に預けて働くなら、赤ちゃんのミルク代も必要です。ミルク代は月に1万円以上かかります。
オムツも買わなくてはいけません。赤ちゃんのうちは頻繁におしっこやウンチを交換しますから、オムツやお尻ふき代も5000円くらいはかかります。
実家に住まわせてもらえるならですが、1人暮らしをするならその他に家賃や光熱費、自分の食費もかかります。
場所にもよりますが、赤ちゃんと一緒に生活できる広さを考慮するなら6万〜8万くらいかかります。光熱費も最低2万円は見ておいた方が良いでしょう。
食費だって3万円くらいはかかります。栄養のある物を食べないと、赤ちゃんに母乳をあげられません。
シャンプーや洗剤なんかの生活用品を購入するお金も必要になります。
どうですか?
ここまで計算して、14万円の給料から差し引いていくら残りましたか?
もう既にマイナスですよね。
生活するって大変なんです。1人暮らしでも。
それに、プラス赤ちゃんがいたら、到底14才の女の子1人では育てられません。
ドラマでは未希の両親は協力的でしたが、ご両親がいなかったら?協力してくれなかったら?
赤ちゃんと2人で暮らしていきなさいと放り出されたら、暮らしていけますか?
並大抵の努力では暮らしていけません。
努力ではどうにもならないことも、世の中にはたくさんあります。
ドラマでは、両親の協力ありきという感じでしたが、
世の中そんなに甘くありません。
ご両親だって、いつまで元気で働けますか?
自分の子供を育てるだけでも大変なのに、孫にかかるお金まで払うのはとっても大変なことなんです。
しかも、子供が大きくなったらその子供の教育費だってかかります。子供1人を育てるのに3000万円かかると言われている時代、14才の女の子が出産して、1人で金銭的な負担を請負えますか?
ドラマを見た感じでは、むしろ「両親に頼ればいっか」と言う思考が生まれてしまう感じがしてしまいました。
男は無責任
『14才の母』のドラマでは、最後は智志が働いて、18歳になったら結婚しようと言うところで終わりますが、
男の人は無責任ですよ。大抵は。
もちろん全ての男性がそうではないことはわかります。父親として子供を立派に育ってている方も世の中にはたくさんいます。
でも、あえて厳しいことを言うと
男の人は父親になる自覚を持ち辛いです。
私も離婚経験がありますが、子供がいて、一緒に暮らしていた期間があるにも関わらず、離婚したら一切お金も払わない・会いにも来ません。
子供が生まれた瞬間にも立ち会って、一緒に生活していた期間が何年もあるのに、ですよ?
男の人は自分が子供を産むわけではないし、妊娠期間がないので、父親の自覚が芽生えにくいです。
ましてや15歳や16歳の男の子が、生まれて来た赤ちゃんを見て「自分の子供だ」「父親になったんだ」「この子を一生大切に育てなきゃ」という自覚が芽生えると思いますか?
ハッキリ言って、そんなことは稀です。
ほとんどあり得ないと思った方が良いです。
男の人は若ければ若いほど性欲の方が勝ります。
新しい出会いがあれば、若くて子供がいない女の子と遊びたくなるんです。
きっと、『14才の母』では、智志が働いて未希の育児費用の足しにして〜という感じにしたのかもしれませんが、その気持ちはいつまで続くでしょうか?
男性が責任を持って子供を育ててくれる・お金を稼いでくれるという幻想は捨てた方が良いですね。
産めばいいという問題じゃない
最後に、産めば良いという問題ではないんですね。
『14才の母』では、未希は中絶手術を辞めて出産を決意・・・
美談のようになっていますが、美談にしちゃダメなんですよ。
ここまで挙げて来たように、出産後がもっともっと大変なんです。
ここに書ききれないくらい大変なことが山ほどあります。
あのドラマの最大の問題点は、”ご両親の協力”ですね。
『14才の母』のドラマって、結局は”誰かがなんとかしてくれる”んです。
そういう思考なんですよ。未希も智志も。
結局未希の両親が未希と赤ちゃんの面倒を見る事になるんです。結末的には。
中学生や高校生で妊娠・出産することの大変さを語るドラマとしては、そこはちょっとどうなのかな〜と思いました。
あの部分は、未希を突き放して両親が一切協力しない、じゃあお金はどうする?住むところは?という現実的なところをアピールすべきだったんではないかと思います。
結局中学生・高校生くらいの女の子が妊娠しても、おままごとくらいにしか感じてないんですよ。おままごとの人形とは違うんだという主張が甘いドラマだったなと思います。
子供は結局は大人頼りです。大人がなんとかしてくれると思ってます。
未希も物理的には母親になりましたが、精神的にはまだまだ未熟です。お母さんになっても、まだ両親の『娘』気分です。
産めば立派な母親になれる訳ではありません。子供を自分の力で育ててようやく立派な母親になれるんです。
ドラマの中であのように両親の援助ありきで出産をするような描写をするのであれば、なかなか若い子の心には響かない、むしろ「自分も親が元気だし、10代でも産めるかも?」という思考になりかねません。
『14才の母』は実話なの?
『14才の母』のその後の予想や問題点について解説しましたが、どうやら『14才の母』が実話という噂があるようです。
調べてみたところ、実際に14才で子供を出産した母親がいるようです。
ネット上に顔写真などはもう上がっていないようですが、若くして出産した母として、当時テレビなどで取り上げられたそうですね。それも、1人ではなく5人ほど出演された方がいたようです。
14才の母まで言わずとも、15歳や16歳で出産している子は今でも多いですよね。
ドラマの『14才の母』では、未希は私立中学校に通う本当に普通の女子中学生で、智志も私立中学校に通う裕福な家庭の中学生でしたが、実際の『14才の母』は、どちらかというとヤンキーっぽい子かな思います。
まず、一般家庭の親は何が何でも子供が低年齢で出産することを阻止しますからね。どうにかして説得して。
仮に出産した子がいたとしても、養子に出すという選択をすると思います。
『14才の母』が実在するのか?と言う点に関しては、実在はすると思います。
ですが、未希のような真面目な感じの女の子ではない可能性が高いです。
『14才の母』に対する賛否両論
最後に、ドラマ『14才の母』に対する賛否両論の声を紹介していきます。
学校辞めてまで産む必要あるかな?
彼氏すらいないので遠い世界の話のように感じた
大学入ってクラスメイトが知り合いに14、15
才の母けっこういるよ聞いて
現実で普通にあるのか!!と驚いた
親の立場だったら正直産まないでほしい。
14歳が「私この子のために生きたい!」とか母親発言して、それは確かに感動的なんだけどさ、親からしたら14歳の子だってまだまだ幼い子どもじゃん。
これから青春時代を過ごして中学、高校、大学といろんな楽しい思いをして、進みたい道に進んで大人の楽しさも知って、それからやっといい人に巡り会って結婚・出産でしょ。
親なら子どもにそういう明るい未来を生きて欲しいよ。
今産むならそういうの全部諦めるってことだよね。
産むだけ産んで、世話は親に任せて、自分は学費も生活費も親に出して貰って普通に学校通うとか筋が通ってないもん。
産むからにはその子と自分の生活費は自分で稼がなきゃ。
そういう覚悟がないなら産むなって思うわ。
弟っていじめられてなかった?ドラマではそれもおさまって終わりかもしれないけど、実際なら弟が受けるいじめはエスカレートしそう
お母さんにとっての私は、私にとってのこの子、だからこの子に会いたい、というのは産む理由にならない。
また、産んで終わりじゃない。本当に大変なのは、産んでから。そこも続編でもいいから書いて欲しかったな…。
あと、最初に病院で妊娠を確認した時に「14才で産んだら罪になりますか?」って志田未来が聞いて、高畑淳子が「罪にはならないけど、産んで育てられなかったら罪になる」って言ってたのが重いなーと思った。
気持ち悪いとかめんどくさいとかその程度の気持ちしか生まれない気がする。
出典:ガールズちゃんねる
いかがでしたでしょうか?
厳しい声多かったですが、これらの声って、本当にその通りなんですよ。
今この記事を見ている中学生・高校生がいるかはわかりませんが、14才で妊娠・出産すると言うことが、実際にどう言うことなのか?もっとよく考えて欲しいなと思います。
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まとめ
今回は、『14才の母』について感想や考察を語ってみました。
少子化と騒がれる中、反対に性交渉の低年齢化も騒がれている日本。
今一度、命の尊さや避妊の大切さを考えて欲しいと思いました。