『さくらの親子丼2』3話のあらすじ(ネタバレなし)
さくら(真矢ミキ)が通うようになってから、「ハチドリの家」の雰囲気に変化が訪れる。香(塩野瑛久)はチンピラたちを手玉に取って追い返したさくらを見て、すっかり心酔したようだった。女子たちも全員で食卓を囲むことが増えて以来、“女子会”で盛り上がることがあった。茜(柴田杏花)は心配してくれる川端(柄本時生)の優しさを自分への愛情と勘違いしていた。シェルターの子どもたちは、人に優しくされたことが殆どなく、その優しさが仇にならなければいいがと鍋島(相島一之)から聞かされるさくらだった。
ある日、由夏(岡本夏美)は東大の医学部を目指すほど優秀な詩(祷キララ)から「通っている図書館で気になる男子がいるのだが、どうやって打ち解ければいいのかわからない」と相談を受ける。これまで勉強しかしてこなかったため、人とのコミュニケーションの取り方が思いつかない詩に由夏は驚きつつ、ありのままの素直な自分を見せるようアドバイスする。
図書館で彼から話しかけられた詩は由夏に言われた通り、ありのままの自分を話し始めるが、それが徐々にエスカレートし始め……。
青森県の弘前で病院を営む一家に生まれた詩は、ある理由から病院の跡を継ぐよう、父親から強いプレッシャーを受けていた。いくら勉強しても、結果が出ないと父に暴力を振るわれていた詩は生きることに疲れ、家を飛び出して自ら死のうとしたのだ。その際、親切な男に助けられたものの、男は詩にとんでもないことを強要して…。
父親への復讐のために人生を勉強にのみ費やし、感情を表に出すこともない詩をさくらも心配する。そんな折、いつもの夕食の投票が行われ、その中の一票に「鍋焼きうどん」があった。ピンときたさくらは、詩の受験勉強の夜食にと、熱々の鍋焼きうどんを持って行く。うどんを食べる詩の目からは、かすかに一筋の涙が…。そして詩は、さくらにある頼み事をする。
引用:東海テレビ公式
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『さくらの親子丼2』3話のネタバレ
ハチドリの家では、だんだんとみんなの意識が変わり始めていました。
先日の一件以来、香はさくらのことをリスペクトし、女子たちは女子トークをするようになっていました。
すると、恋話になる女子たち。
彼氏がいたことがあるかという話になると、「マジで好きになったから別れた。」と言うマリアに共感する由夏。
本当に好きになったら、本当の自分を知ったら離れていくのではないかと怖いよね、と・・・
すると、あかねは「私は自分のこと全部話したよ。」と言い始め・・・
「誰々?」とみんなに聞かれると、川端の名前をあげるあかね。
あかねは、優しくしてくれる川端の気持ちを、自分への好意だと思っていたのでした。
詩は、由夏のところへ行くと、「好きな人がいる」と相談します。
由夏は、「ありのままの自分でいれば良い。詩は身構えているからとっつきにくそうに見える」とアドバイスをします。
そして翌日、詩はいつもの図書館へ。
すると、詩が気になっている男の子が詩の隣に座り、「この問題の解き方わかる?」と話しかけてきました。
詩は問題を解き、解答用紙を渡すと、「この問題が解けるなんて、もしかして東大目指してる?」と聞かれます。
「どこに住んでるの?」などと聞かれ、詩は自分の身の上を、ありのままに話してしまいます。
家は弘前で、病院の院長をしている父親の過剰なプレッシャーで兄が受験に二度失敗し、自殺してしまったこと。
そして、今度は詩へ過剰なプレッシャーをかけ、模試の結果が出るたびに、タバコを押し付けられたり、殴る蹴るなどの虐待を受けていたこと。
東大に行くために東京の高校に入り、渋谷のマンションで母親と2人暮らししていましたが、家を出たこと。
行く所がなくて、優しくしてくれる人について行ったら、AVに出演させられたこと。
詩はそんなことを洗いざらいありのままに話してしまったのでした。
由夏は「ありのままってそう言うことじゃないでしょ。そりゃ引くわ。」と言いますが、詩は”ありのまま”の意味がわからなかったのでした。
その夜、さくらは晩御飯の投票を行うと、『からあげ』が2票、『親子丼』が1票、『親子丼は絶対に嫌だ』が1票、そして、『鍋焼きうどん』が1票でした。
夕飯は2票の唐揚げになりましたが、さくらは『鍋焼きうどん』を詩のために夜食に作り、持って行くことに。
「どうして?」と詩が聞くと、「漢字で書くのは、詩ちゃんくらいでしょ。」と答えるさくら。
詩は、昔実の母親から夜食に鍋焼きうどんを作ってもらった記憶があったのでした。
詩は、桃子たちとこれからの進路について話し合うことになりますが、1番の問題である大学進学費用や生活費については、父親と話し合って決めたらどうかと言われます。
しかし、詩は「弘前の家に帰ったら父親を殺すと思います。」と言い・・・
桃子は、以前から考えていた扶養調停を起こすことにすると言います。
父親に、詩の扶養義務を訴え、生活費や学費を負担してもらうと言うものです。
しかし後日、扶養調停は詩の父親に却下され、生活費は出すつもりはないと言われてしまいます。
さくらが片づけをしていると、詩が話しかけてきました。
さくらが前に言っていた”幸せ”について、詩は「昔お母さんに絵本を読んでもらったとき、幸せだった」と言います。
そしてさくらに、渋谷の以前住んでいたマンションに、その絵本を取ってきてもらえないかと頼みます。
さくらは川端と一緒に詩のマンションへ行くと、そこはすごい高級なマンションでした。
さくらが詩が書いた見取り図を見ながらマンションの中を歩いていると、そこには詩の母親が。
さくらと川端は素性を名乗り、詩の絵本はどこかと聞きますが、詩が家を出てから、父親が詩の物を全て捨ててしまったのだと言われます。
「もう詩は家の子供じゃないんです。」
さくらが母親に再度話しかけようとすると、そこには見知らぬ若い男が・・・
「もういいでしょ。帰って。詩はもう家の子供じゃないんです。母親なんて、上の子が首吊った時に辞めたの。東大医学部なんて、もう入らなくていい。主人は外に後継作ってたんですよ。」
さくらはその言葉を聞いて、涙が溢れてしまいました。
18年生きてきて、1度しか幸せを感じたことがないなんて、悲しすぎますよ。
さくらはハチドリの家に帰り、詩に買った絵本を渡します。
「ごめんね。鍵が変わっててマンションに入れなかった。」と嘘をつきますが、詩は嘘だと見抜き、「嘘つくの下手だね。」と。
さくらは「詩ちゃん、もうやめよう。復讐のために生きるなんて、辛いだけだよ。人は悲しみの中では生きられるけど、苦しみの中では生きられないの。」
「じゃあもう生きるの辞めればいいじゃん。」
しかしさくらは詩を抱きしめ・・・
(お母さんに抱きしめられるって、こういうことなんだ。)
>>次週へ続く
『さくらの親子丼2』3話の考察
今回は詩のお話でしたね。
う〜ん、院長までやるお医者さんが、自分の子供を愛することはできないのか・・・
跡取りや世間体、そんなに大事なんですかね。
自分の胸に手を当てれば、何が大切なのか、わかるはずなのに。
なんだかすごく悲しい気持ちになるお話でした。
でもきっと、こうやって苦しんでいる子供もいるんだろうな。
今は幼稚園まで受験する時代。
お受験お受験で、親が過剰に子供にプレッシャーを与えることも、少なくないですよね。
”子供のため”が、いつの間にか”自分のため”になっているって、どうして気がつかないんでしょう。
親としての役目を、履き違えているんですね。
これじゃあ、いくら地位が高くても、権力があっても、お金があっても、何も幸せを感じずに人生が終わってしまいますよ。
さくらの親子丼、本当にいろんなことを考えさせられるドラマです。
まとめ
今回は
- 『さくらの親子丼2』3話あらすじ
- 『さくらの親子丼2』3話の見逃しを無料視聴する方法
- 『さくらの親子丼2』3話ネタバレ
- 『さくらの親子丼2』3話考察
- 『さくらの親子丼2』3話感想
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